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大麻、1割強の学生が「ストレス解消によいと思う」―東京都調査

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 東京都が、大学生など2960人を対象に実施した大麻に関するアンケートで、大麻は「ストレス解消によいと思う」と回答した学生が1割強いた。5月13日、都が開いた「大学職員向け薬物乱用防止講習会」で公表された。冒頭、あいさつした福祉保健局健康安全部の梶原洋部長は、「一度はやってみたいと回答した若者が5%弱、またストレス解消によいと回答した学生が1割以上いた」とした上で、「薬物乱用防止のためには、繰り返し啓発を行っていくことが重要である」と強調した。


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 講習会には、都内の大学80校から113人の職員が集まった。同部薬務課麻薬対策係の一ノ関謙主任が、薬物乱用の実態と対策について講演し、「やめたくてもやめられない依存性こそが、薬物問題の最大の問題。学生の指導の際には『依存』ということを強調してほしい」とした。
 さらに、「残念ながら、一度薬物依存に陥った脳は、完全には元の状態に戻らないと考えられている」として、「薬物は最初の一回に手を出させない、一次予防が非常に重要だ」と、大学での指導・啓発のより一層の充実を呼び掛けた。

 続いて同係の森田貴教氏が、都が都内の大学・短大・専門学校21校の学生2960人を対象に行ったアンケート結果を報告した。アンケートは昨年10月から今年5月にかけて、都の薬務課職員が講師となって薬物乱用防止の講演を行った際、講演前に配布、回収した。
 「大麻についてどう思うか」について、「タバコより害が少ない」など10項目にそれぞれ「思う」「思わない」で回答してもらったところ、「思う」が「タバコより害が少ない」で206人(7.0%)、「身体や精神に害がない」で37人(1.3%)、「ストレス解消によい」で389人(13.1%)、「一度はやってみたい」で127人(4.3%)、「規制がなければ使ってもいい」で250人(8.4%)などとなった。


更新:2009/05/14 15:36   キャリアブレイン

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