<2007年2月15日>
障害をもった子どもたちが犠牲に マンモス養護学校解消を!
往復3時間のバス 給食調理の民間委託計画 トイレ足りず順番待ち
許せません!!
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半田養護学校
校長先生との懇談
バス通学の様子
校内見学
愛高教との懇談
愛知県立養護学校のマンモス校問題で、日本共産党の井上さとし参院議員、八田ひろ子前参院議員、せこゆき子元衆院議員、緑区の林のぶとし前県議、一宮市のきしの知子前県議、港区のかのう美恵子さん、千種区のさいとう愛子さん、天白区の牧田みつおさん、春日井市の柳沢けさみさんは2月15日、港養護学校(名古屋市港区)と半田養護学校(半田市)を視察しました。
愛知県では、県立の知的障害養護学校14校のうち6校がマンモス度全国ワースト10入り。すべての学校が全国平均(約120人)の3〜4倍で、半田養護は全国2番目です。肢体障害養護学校では3校が全国ワースト10。港養護学校は5番目です。
両校で、会議室や特別教室をつぶして普通教室に転用したり、給食室が満杯なため教室に運び込んで給食を食べたりなどの実態を視察しました。
半田養護学校は体育館が狭く、雨の日は体育の授業を廊下や玄関で行うありさま。港養護学校はトイレの数が足りず、授業の合間は順番待ちです。スクールバスも足りず、通学が往復3時間。また希望しても乗れず、毎日学校まで送迎する保護者も少なくありません。
半田養護学校の大和田孝士校長は「180人程の規模でないと行き届いた教育はできないが、現在は416人です。子どもたちに申し訳ない」と語りました。
一行は愛知県高等学校教職員組合の障害児学校部の組合員と懇談しました。「愛知県政は教育や福祉にお金をかけない」「教員一人あたりの生徒数も全国ワースト1」「バスが少なく、学期ごとに席を割り振り親に送迎を強いている」などの実態も報告されました。
港養護学校では、4月から給食調理を民間に委託する予定。「凍結でもいいから、委託をストップさせたい」と切実な声が出されました。