拉致被害者の家族会と支援団体「救う会」は、4月25日の「朝まで生テレビ」の中での「横田めぐみさんは生きていない」という主旨の根拠のない田原総一朗発言に対し、田原総一朗とテレビ朝日社長に抗議文を送付。抗議は当然の行為。田原は「情報源は言えないが、情報を得ている」と反論。田原は、北朝鮮を訪問して政府関係者にインタビュー経験有り。これまでの北朝鮮訪問者(古い話では作家の小田実、最近では元NHKの吉田康彦や田原)は、なぜ、北朝鮮で聞いた話を一方的に信じてしまうのか。なぜ、北朝鮮政府の代弁をするのか。過去に北朝鮮政府が真実な情報を一度でももたらしたことがあるのか。田原は根拠のない発言を軽々しくすべきでない。軽薄にもほどがある。抗議した二つの組織に謝罪せよ、そして、筆を折れ。
重村智計早大教授は、著書やインタビューで、すでに、金正日は、死亡しており、ニュースの映像は、影武者と主張。しかし、米国を初め、世界の主要報道機関は、公表されている映像から、そのように認定していない。社会科学の世界では、もっともらしい論理構成によって、独自の哲学を主張することも出来るが、今回のことは、週刊誌的問題提起の世界。その根拠が不明確。責任問題だ。重村智計早大教授は辞任せよ。
大学生には基本的なことしか教えていない。レポートにwikipediaを引用するななどなど。なぜかと言えば、引用に値するほどの信頼性がないからだ。間違いだらけだ。ある有名女優名を検索すると、「誰々と不倫していた」とか、はたして真実か否か、たとえ真実だとしても、不特定多数が閲覧するものに、そのようなことを記して良いのか、書き込み者の倫理を問う。長嶋茂雄を検索すると、エピソードとして、長嶋は、「試験官からI live in Tokyo.の過去形を答えよと言われてI live in Edo.と答えた 」とか、「赤い鉛筆を示され、これは何色ですかと問われ、ブルーと答えた」とか、「後楽園から自宅まで帰る方法が分からず、奥さんに電話して車で迎えに来てもらった」とか、いくらなんでも、ありえない創作であり、そのようなことは、冗談でも記載すべきでない。記載者の頭の程度が知れる。wikipediaの記載内容は「アサヒ芸能」並みの下品で面白おかしな世界。大学はそのように軽薄な情報を真に受けるほど単純な世界ではないのだ。
学問の世界は厳しい。日本でその分野のトップになるには他人の10倍の努力が必要。しかし、それなりの業績でそれなりの職位に甘んずれば、大学のメカニズムとは、不思議なもの。授業の組み方によっては、毎日出勤する必要はなく、出勤日でも午後から出勤すればよく、何らかの理由を付けて会議出席などの申請をすれば、自由自在に休めるのが大学の管理実態。競争原理によって、皆、一生懸命であるが、制度を悪用すれば、1年の勤務日の三分の一の出勤でも暮らせる世界。しかし、職場での信頼関係は得られず。
東京湾は、地形、海流、流れ込む河川、沿岸の工場群からの排水、などなど、もっと汚く、よどんでも良いように思えるが、意外ときれい。その詳細なメカニズムはまだ良く分かっていない。これ以上、何かを追加したら、バランスが崩れ、異変が生じるのではないか。