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スローセックス実践講座(36)脚上面への愛撫(1)

彼女と奥さんを惚れ直させるスローセックス実践講座
スローセックス実践講座 街ゆく女性たちの脚線美を、仕事の疲れを癒やしてくれるひそやかな楽しみとして活用しているサラリーマン諸氏は少なくないでしょう。にもかかわらず、女性の脚が性感帯であることをちゃんと認識している男性は、少数派です。自分はそんなことはない、とおっしゃる男性に愛撫(あいぶ)法を聞いてみると、さも自慢げに「足の指を一本一本しゃぶってる」なんて答えが返ってくる。

 男性が知るべきは、ほとんどの女性は、特にセックスの導入部では、フランス映画のラブシーンのようなスマートで美しいアプローチを望んでいるという女性心理です。ツバで女性のカラダをベトベトにすることに喜びを感じ、それで女性も興奮すると思い込んでいる男性と、いわゆるオヤジテクを「気持ち悪い」としか思えない女性とのギャップに、そろそろ男性は気付かなければいけません。

 オーラルは軽めのキス程度におさえ、最大の武器である“器用な指先”こそが愛撫の主役であるという意識を徹底させましょう。

 脚上面は、性エネルギーを、子宮方向に上げていくイメージで、足の甲→すね→太ももの順に愛撫していきます。

 まず足の甲。一般に、「足の甲=性感帯」という認識はほとんどありませんが、愛撫を体験した女性は、「こんなに感じるなんて知らなかった」と口をそろえていいます。実は、足の甲のように皮膚と骨が近い部位は、特にアダムタッチが効果を発揮する場所なのです。甲をひとつの長方形の面に見立てて、2、3本の指先で楕円(だえん)形を描くように愛撫します。足の性感帯は経絡と非常に因果関係が深く、快感が経絡を通じて女性のカラダ全身に広がっていきます。

 次にすねは、すねの骨を含む“すねの外側”と、骨のサイド面から内側に下る“すねの内側”の2つの長方形で構成されているととらえ、別々に愛撫してください。「骨は感じない」というのは間違った固定観念で、「骨こそ感じる」のです。したがって、くるぶしも素晴らしい性感帯です。楕円を描く時に、指先がくるぶしを通るようにしてください。

 次回、太ももへの愛撫では、いよいよ女性器に大接近します。

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アダム徳永(セックスセラピスト)
 1000人以上の女性とのフィールドワークを経て、アダム性理論を確立。スローセックスの生みの親に。話題作「スローセックス実践入門」は30万部を突破。このほど「妻を愛する技術 スローセックスから日常の会話まで」(講談社)を出版。東京・六本木「セックススクールadam」=http://www.adam-tokunaga.com/


■スローセックス実践講座
(1)テクニックより思いやり、やさしさで
(2)超ソフトタッチをマスターしよう
(3)挿入のみがセックスにあらず
(4)圧迫と振動が性感を開花
(5)本当に正しいGスポット愛撫法
(6)1.5センチ奥の究極の性感帯
(7)“会話”こそが和合秘術
(8)女性が全身性感帯である理由
(9)女性を絶叫させる“Tスポット”
(10)愛撫は舌と指のどちら?
(11)「イク」より大切な「感じる」
(12)“ねちっこさ”と“唾液”の使い方
(13)絶対的な“官能美”
(14)女性への喜びの基本は「超ソフトに」
(15)男も受け身を楽しもう
(16)夫婦仲とスキンシップ
(17)愛は気持ちいいセックスから
(18)「くすぐったい」は「気持ちいい」の登山口
(19)髪の毛への愛撫で女性を敏感に
(20)レインボーキス講座(1)唇を3つのパートに分けて
(21)レインボーキス講座(2)キスを楽しむ
(22)顔は性感帯の宝庫
(23)首から鎖骨の醍醐味
(24)仙骨は“性エネルギー発電所”
(25)下から上へ“とろ火”で
(26)お尻への愛撫-側面、臀部、割れ目に分け丹念に
(27)優れた性感帯は
(28)すぐに乳首に触れず、じらして感度アップ
(29)正しい技で「絶叫するほどの快感」
(30)触れる、たたく、こねる…9つのテク
(31)"ギリギリ3ミリ手前"が絶妙じらし
(32)小陰唇への愛撫
(33)腕と手のひらへの愛撫
(34)脇の下への愛撫
(35)わき腹への愛撫

投稿日: 2008年06月18日

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