国会は14日午前、与党が2009年度補正予算案を13日の衆院本会議で民主党などの欠席の中で採決したことに野党が反発、審議がストップした。
自民、民主両党の参院国対委員長は14日午前、国会内で会談し、衆院を通過した09年度補正予算案の参院での審議日程を協議。自民党が早期の審議入りを要請したのに対し、民主党は「与党による衆院での採決強行は認められず、審議できる状況にない」として補正予算案を含めたすべての法案の今週内の国会審議を拒否した。
両党の参院国対委員長は18日に再協議することになり、参院での補正予算案審議入りは19日以降となる見通しだ。
参院国対委員長会談では海賊対処法案の15日の参院本会議での趣旨説明と質疑を取りやめることも確認した。