2009年05月13日

2008年度国内出荷実績

 08年度の国内出荷実績が各工業会から発表になった。07年度比で前年を上回って伸長したカテゴリーをランキング形式で書き出してみれば、(1)次世代ディスクレコーダ/プレーヤ 492.4%、(2)電気ストーブ 153.0%、(3)電気カーペット 135.2%、(4)スピーカーシステム 130.5%、(5)ETC機器 126.6%、(6)ヘアドライヤー 118.1%、(7)液晶テレビ 115.3%、(8)加湿器 113.1%、(9)プラズマ 110.7%、(10)BS/CSアンテナ 108.1%の順となる。08年度もっとも伸びた商品である次世代ディスクレコーダ/プレーヤとDVDレコーダについて年間の出荷台数&チラシ平均価格をグラフにまとめてみた。
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 JEITAでは次世代ディスクレコーダとプレーヤの合算での出荷台数を発表しており、DVDレコーダーとの公正な台数比較はできないのだが、現在次世代プレーヤはあまり普及しておらず、ほぼ無視してもよい値であるため、工業会の数値そのままを使用している。グラフをみると平均価格が下降線をとりはじめた11月あたりから、次世代とDVDレコーダの出荷台数が逆転、エントリーモデルの平均価格が7万円台まで落ちた12月の年末商戦から差がつきはじめ、3月の時点では次世代ディスクがDVDレコーダのほぼ2倍の出荷台数にまで伸びている。09年3月時点でのDVDレコーダの世帯普及率は51.2%であり、DVDから次世代ディスクへの置き換えを含めると次世代ディスクの需要はまだまだ伸びる余地がありそうだが、その際にネックになりそうなのが価格だ。1月〜3月の次世代ディスクのチラシ平均価格は、新製品投入効果もあり若干上昇しており、DVDレコーダーとの平均価格は差が開いた格好だ。次世代ディスクがより普及するためには、より安価なモデルが出現する事が必須なのだが、昨年後半のような急激な価格低下は部材コストなどを考るとそう何度も起きるとは考えにくい。目覚しい技術革新でもない限り今年はグラフのDVDレコーダーのようななだらかな下降線をたどるのではないかと予想される。

【2008年度(08/4〜09/3) 国内出荷実績】
JEITA08年度実績
(単位:千台)
07年度実績
(単位:千台)
前年比%
カラーテレビ13544330.6
PDP1,106998110.7
 (内)43型以下877863101.7
 (内)44型以上229135168.5
液晶(10型以上)8,9947,802115.3
 (内)16:98,8987,363120.9
 (内)29型以下3,1872,711117.5
 (内)30〜36型3,1052,633117.9
 (内)37型以上2,6072,017129.2
VTR13624749.3
DVD-ビデオ3,7805,60067.5
 (内)録再機1,8893,05062.0
 (内)再生機1,8912,55274.1
次世代ディスク
レコーダ/プレーヤ
1,927-492.4
ビデオ一体型カメラ1,3351,35598.6
ビデオプロジェクション131866.3
BS/CSアンテナ1,011935108.1
CSデジタルチューナ11018559.8
ラジオ受信機1,7952,02088.6
ラジカセCD付1,2401,46484.7
CDプレーヤ686647106.0
MD10027336.7
ステレオセット7581,02673.8
デジタルオーディオ
プレーヤ
6,6226,190107.0
 (内)フラッシュメモリ6,1245,215117.4
アンプ17721283.6
スピーカーシステム501384130.5
カーナビゲーションシステム4,1544,51891.9
 (内)CD/DVD-ROM8921,49359.6
 (内)HDDタイプ3,2623,023107.9
カーカラーテレビ9271,12482.5
カーDVD27032682.8
カーステレオ本体
(カセット)
29846364.4
カーCDプレーヤ5,2226,46880.7
ETC車載ユニット4,9363,901126.6
JEITA(PC)08年度実績(単位:千台)07年度実績(単位:千台)前年比%
パーソナルコンピュータ8,7929,30094.5
 (内) デスクトップ2,8283,26586.6
   (内)オールインワン1,3981,59087.9
   (内)単体1,4311,67685.4
 (内) ノート型5,9636,03698.8
   (内)モバイルノート1,2691,27499.6
   (内)A4ノート・その他4,6944,75998.6
CIPA(国内出荷)08年度実績(単位:千台)07年度実績(単位:千台)前年比%
デジタルカメラ10,76311,09597.0
レンズ一体型9,6289,95496.7
一眼レフタイプ1,1341,14199.4
JEMA08年度実績(単位:千台)07年度実績(単位:千台)前年比%
電気冷蔵庫計4,0594,11798.6
 (内)401L以上1,6671,596104.5
電気洗濯機計4,4254,62895.6
 (内)全自動洗濯機4,1934,37395.9
 (内)洗濯乾燥機1,2531,32394.7
電気掃除機5,2655,56494.6
換気扇6,5317,06592.4
空気清浄機1,4591,47598.9
電子レンジ3,2543,49698.6
 (内)オーブンレンジ2,6652,70299.9
ジャー炊飯器5,9526,32994.1
 (内)IH式3,9084,01897.3
トースター2,4862,60495.4
ホットプレート計1,3771,348102.1
ジャーポット3,3683,97284.8
食器洗い乾燥機68275889.9
 (内)卓上型17222078.1
 (内)ビルトイン51053894.8
クッキングヒーター887857103.6
 (内)IH式885854103.7
電気アイロン1,7851,78799.9
電気かみそり7,2077,25799.3
ヘアドライヤー4,5743,874118.1
電動歯ブラシ2,2022,21899.3
電気ストーブ計1,455951153.0
電気カーペット1,172866135.2
加湿器1,4221,257113.1
除湿機66679786.7
JRAIA08年度実績(単位:千台)07年度実績(単位:千台)前年比%
ルームエアコン7,5797,392102.5
※次世代ディスクレコーダー/プレーヤは前年度実績が未発表の為、「-」とした。
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2009年05月11日

2009年3月の国内出荷動向

 09年3月の国内家電出荷は、2月と同様に各工業会の発表した出荷金額はいずれも前年比マイナスとなった。前年を上回った商品は薄型テレビ、次世代レコーダー、、ECT機器、冷蔵庫などだったが、他の商品の落ち込みをカバーする事ができず、全体的に低調な流れとなっている。

 JEITA(電子情報技術産業協会)が発表した2009年3月の民生用電子機器出荷金額は2,418億円、前年比85.2%で、6カ月連続のマイナスとなった。
 映像機器は1,777億円で前年比95.3%と2カ月連続のマイナス。音声機器は146億円、同82.7%で8カ月連続のマイナスとなった。カーAVCは494億円で同62.2%の6カ月連続のマイナスだった。
 出荷台数推移をみると、液晶テレビ(10型以上)は931千台、前年比114.2%と好調を維持。特に30〜36型が298千台、同131.9%ともっとも高い伸び率だった。前月好調だった大型37型以上は231千台、前年比101.8%と若干勢いが落ちている。PDPは93千台で同127.1%と新製品の投入効果もあって約3割弱の伸びとなった。DVDビデオは252千台、同58.8%とこれで前年割れがまる1年続いている格好だ。次世代光ディスクレコーダ/プレーヤは217千台、同282.4%と好調をキープ。これはDVDビデオと次世代光ディスクを合わせた光ディスク市場の、数量で約46%を占める格好だ。
 音響機器は、HiFiスピーカシステムが37千台、前年比113.9%と29カ月連続のプラスで推移したが、デジタルオーディオプレーヤは455千台、同84.2%と4カ月ぶりでマイナスへ転落。ステレオセットは46千台、同56.7%と前年割れがまる2年続いている。
 カーAVCは、ETC車載ユニットが844千台、前年比208.6%と特需を受けて好調だったが、それ以外のカーAVC機器だが、カーステレオ本体(カセット)の8千台、同22.5%を筆頭に大幅なマイナスが続いており、苦戦している。

 同じくJEITAが発表した3月のパーソナルコンピュータの国内出荷金額は、1,003億円で前年比72.3%、9カ月連続の前年割れとなった。
 出荷台数で7割弱を占めるノートPCは736千台、金額で734億円と前月比で見ると盛り返してはいるが、前年実績を上回ることができていない。特にモバイルノートは、出荷台数は1月の103千台、前年比129.1%を筆頭に好調なのだが、出荷金額で見ると同65.1〜80.1%と低調で5カ月連続の前年割れを起こしている。前年割れを起こし始めた昨年10月は「ネットブック」が注目を集めた時期が重なっており、売り場の活性化にはなったが金額では貢献できていない、「ネットブック」の功罪をここから読み取る事もできそうだ。

 CIPA(カメラ映像機器工業会)が発表した3月のデジタルスチルカメラの国内出荷金額は208億円で、前年比67.3%と6カ月連続のマイナス。出荷台数も961千台、同79.4%とマイナスに転落した。
 タイプ別出荷台数は、レンズ一体型が869千台で前年比80.2%、一眼レフタイプが92千台で同72.4%。一眼レフタイプは台数で見ると前月比230%と盛り返した格好だが、1月からの累計出荷金額を見ると、いまだ昨年の半分以下という厳しい実績となっている。
 
 JEMA(日本電機工業会)が発表した民生用電気機器の3月の国内出荷金額は1,266億円、前年比94.5%で、2カ月連続のマイナスとなった。
 商品別に見ると、冷蔵庫は出荷金額324億円、前年比101.2%と4カ月連続でプラス。プラスの要因は「401L以上」の大型モデルが出荷金額が195億円、同106.1%とプラスをキープできたことが大きい。08年度(2007年4月〜2008年3月まで)の出荷台数構成比においても、「401L以上」が冷蔵庫市場全体に占める割合が41.1%(07年度は38.8%)までに拡大しており、冷蔵庫の大型化が進んでいる様が読み取れる。洗濯機は490千台、同83.3%で2カ月連続のマイナス。クリーナーは493千台、同90.8%でマイナスに転落。電子レンジは411千台、同90.8%で2カ月連続のマイナス。クッキングヒーターは79千台となり、前年比103.1%と3カ月ぶりでプラスに転じている。クッキングヒーターは年度計で見ても調査のはじまった1998年から10年連続でプラスを続けており、景気の影響をさほど受けずに堅調に伸びてきている。

 JRAIA(日本冷凍空調工業会)が発表した3月のエアコン国内出荷台数は、家庭用エアコン(ルームエアコン)が600千台、前年比86.4%と4カ月続けてマイナス。前月比150%の高い伸びながら、暖冬でエアコンの動き出しの早かった昨年の実績には及ばなかった。業務用エアコン(パッケージエアコン)は63千台、同88.9%で、こちらは5カ月続けて前年割れとなっている。

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2009年04月13日

2009年2月の国内出荷動向

 09年2月の国内家電出荷に関し、各工業会の発表した出荷金額はいずれも前年比マイナスであった。前月から継続して薄型テレビ、大型冷蔵庫、空気清浄機などは好調だったが、デジタル家電、特にパソコンの落ち込みが大きく、厳しい状況が続いている。

 JEITA(電子情報技術産業協会)が発表した2009年2月の民生用電子機器出荷金額は1,920億円、前年比85.4%で、これで5カ月連続の前年実績割れ。
 映像機器は1,405億円で前年比99.4%とマイナスに転落。音声機器は128億円、同94.7%でマイナスは7カ月連続となった。カーAVCは387億円で同55.3%の5カ月連続のマイナスだった。
 カテゴリー別の出荷台数推移をみると、液晶テレビ(10型以上)は726千台、前年比117.4%で2ケタ伸長をキープ。大型37型以上は179千台、前年比117.4%ともっとも伸び率が高かった。PDPは80千台で同115.6%とこちらも好調をキープ。DVDビデオは209千台、同58%で前年割れはこれで11カ月連続となる。次世代光ディスクレコーダ/プレーヤは150千台、同257.1%で出荷台数がDVDビデオに迫る勢いだ。ビデオ一体型カメラは142千台で、新製品投入などの効果で1月の約2倍の出荷台数となったが、前年比は88.3%といま一つだった模様だ。
 音響機器は、HiFiスピーカシステムが37千台、前年比152.4%と28カ月連続でプラス。デジタルオーディオプレーヤは388千台、同106.2%と3カ月連続のプラス。ステレオセットは38千台、同74.8%とこれで前年割れは23カ月連続となる。
 カーAVC機器では、カーオーディオ、カーカラーテレビ、カーナビゲーションシステム共に前年比38.7%〜27.9%と、大幅なマイナス。新車の販売不振と並ぶように商品の動きが鈍く、長いトンネルに入ったままだ。特需の起きたETC車載ユニットは447千台、前年比142%。これは予想していたよりも動きが悪いが、一部商品によっては品切れした店舗などもあり、需要に供給がおいつかなかった事なども原因として考えられそうだ。
 
 同じくJEITAが発表した2月のパーソナルコンピュータの国内出荷金額は、666億円で前年比67.6%、8カ月連続の前年割れだ。
 特にノート型が台数で431千台、前年比77.6%、金額で437億円、前年比63.5%となっており、その落ち込みぶりが目立つ。1月中旬から後半にかけて、ソニー・NEC・東芝あたりが一斉に春モデルの新製品投入を行ったが、数字をみる限り、市場を刺激するカンフル剤とはならなかった模様だ。
 
 CIPA(カメラ映像機器工業会)が発表した2月のデジタルスチルカメラの国内出荷金額は169億円で、前年比80.6%と5カ月連続のマイナス。しかし出荷台数は870千台、同101.9%とプラスに転じている。
 タイプ別出荷台数は、レンズ一体型が新製品投入などの効果で830千台で前年比109.8%、新製品の発表がなかった一眼レフタイプは40千台で同41.0%と対照的な結果となった。ここのところ低迷の続くデジタル一眼だが、キヤノンの人気機種EOS Kissシリーズの後継機の発売が4月に控えており、今後の動きにも注目したいところだ。
 
 JEMA(日本電機工業会)が発表した民生用電気機器の2月の国内出荷金額は1,091億円、前年比99.7%で、2カ月ぶりにマイナスとなった。
 商品別に見ると、冷蔵庫は出荷金額234億円、前年比105.7%と3カ月連続でプラス。特に「501L以上」が好調で、出荷台数27千台、同134.0%と好調をキープ。さらにシングル向け「140L以下」の小型タイプも台数104千台、同104.3%と3カ月連続でプラスを維持している。洗濯機は380千台、同95.7%で2カ月ぶりでマイナスに転落。クリーナーは430千台、同101.7%で、7カ月ぶりにプラスに復帰した。出荷金額も、同108.7%の85億円で前月についでプラスを維持。電子レンジは327千台、同91.1%で6カ月連続のマイナス。クッキングヒーターは71千台となり、前年比98.2%とこれでマイナスは2カ月連続となった。1月好調だった、加湿機・空気清浄機は好調をキープ。特に加湿機能付きの空気清浄機が、風邪予防の需要増などもあり、94千台、同171.8%と大幅なプラスとなった。
 
 JRAIA(日本冷凍空調工業会)が発表した2月のエアコン国内出荷台数は、家庭用エアコン(ルームエアコン)が418千台、前年比89.9%と3カ月続けてマイナス。業務用エアコン(パッケージエアコン)は48千台、同91.0%で、こちらは4カ月続けて前年割れ。1月から変わらず停滞した動きとなっている。
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2009年03月16日

2009年1月の国内出荷動向

 09年1月の国内家電出荷はテレビやレコーダーなどの映像機器と白物家電全般は比較的好調に推移したが、パソコンやデジタルカメラなどは昨年末より続いて不調だった。

 JEITA(電子情報技術産業協会)が発表した2009年1月の民生用電子機器出荷金額は1,668億円、前年比91.1%で、4カ月連続の前年実績割れとなる。
 映像機器は1,147億円で前年比107.3%と昨年の実績を上回り、4カ月ぶりにプラス転じた。音声機器は175億円、同88.6%で6カ月連続の前年マイナス。カーAVCは346億円で同61.4%。08年12月の前年比70%台からさらに悪化、前年比60%台の大幅減少で、これで4カ月連続のマイナスとなる。
 カテゴリー別の台数推移をみると、プラスに転じた映像機器の主力はやはり薄型テレビで、液晶テレビ(10型以上)は584千台、前年比130.7%で前年3割増しと好調だ。特に大型の37型以上は164千台、前年比141.2%と高い伸びだ。PDPは49千台で同110.7%とこちらも1割増で伸長。PDPをインチ別で見ると43型以下が全体の8割以上を占めている。DVDビデオは284千台、同55.5%と10カ月連続の前年割れ。対して次世代光ディスクレコーダ/プレーヤは142千台、同403.2%と好調をキープ。ビデオ一体型カメラは74千台で、前年比99.9%とほぼ前年並みで推移している。
 音響機器は、HiFiスピーカシステムが35千台、前年比116.7%と27カ月連続でプラス。デジタルオーディオプレーヤも703千台、同104.1%と2カ月連続のプラスとなった。ステレオセットは53千台、同96.7%とこれで前年割れは22カ月連続となる。
 カーAVC機器では、カーオーディオ、カーカラーテレビ、カーナビゲーションシステム共に前年比68.8%〜50.2%と、依然として大幅なマイナスが続いている。唯一のプラス推移となっているETC車載ユニットは330千台、前年比120.8%とこちらは好調だ。"一部高速道路、休日一律1000円"などの国の政策との絡みもあり、ETC機器については今後も高い伸びが期待できそうだ。
 
 同じくJEITA(電子情報技術産業協会)が発表した1月のパーソナルコンピュータの国内出荷金額は、652億円で前年比70.4%。これで7カ月連続の前年割れとなる。
 台数に関してはノート型は400千台、前年比83.9%でマイナスに転落。モバイルノートはSONYのポケットPC「VAIO typeP」などが貢献し102千台、同127.6%と好調だったが、A4型・その他が失速、299千台で同75.1%と大幅な落ち込みとなった。デスクトップは200千台で前年比76.7%と大きな減少で推移している。モバイルノートが好調であったとはいえ、金額での貢献はA4型ほどはなく、依然として厳しい状況だ。
 
 CIPA(カメラ映像機器工業会)が発表した1月のデジタルスチルカメラの国内出荷金額は97億円で、前年比66.8%と4カ月連続のマイナス。
 出荷台数は、488千台で同81.1%。タイプ別出荷台数では、レンズ一体型が450千台で前年比83.2%、一眼レフタイプも38千台で同62.4%と、12月から引き続いて低調だ。3月にはカメラと映像用品の展示会「PMA 2009」が控えており、各社の新製品発表が2月に集中する為であろうか、新製品の投入など各社の積極的な動きは1月はなかった模様だ。
 
 JEMA(日本電機工業会)が発表した民生用電気機器の1月の国内出荷金額は1,005億円、前年比103.4%で、3カ月ぶりにプラスに転じた。
 主力商品の出荷台数を見ると、冷蔵庫は210千台、前年比102.2%と6カ月ぶりにプラスへ。501L以上の大容量タイプは同141.3%と12月から引き続いて好調だ。洗濯機は326千台、同100.0%で前年なみを維持。クリーナーは334千台、同98.4%で、6カ月連続のマイナスではあったが、国内出荷金額は、同100.2%の67億円でこちらはプラスとなった。電子レンジは261千台、同97.2%で5カ月連続のマイナス。前月まで好調を維持してきたクッキングヒーターも62千台となり、前年比96.5%と7カ月ぶりにマイナスに転じた。1月特に好調だったのはインフルエンザ対策としての需要増から、加湿機が出荷台数で227千台、同268.3%、出荷金額28億円、同284.9%と高い伸びを示した。また空気清浄機も出荷台数202千台、同129.4%、出荷金額51億円、同152.8%と好調だ。
 
 JRAIA(日本冷凍空調工業会)が発表した1月のエアコン国内出荷台数は、家庭用エアコン(ルームエアコン)が354千台、前年比96.2%と2カ月続けてマイナス。業務用エアコン(パッケージエアコン)は45千台、同93.5%で、こちらは3カ月続けて前年割れとなっている。例年どおりならこの時期は各社がエアコンの下位モデルの発表を行って、商品ラインナップの整備を行っている時期であり、出荷が活発に動き出すのはもうしばらく先になりそうだ。
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2009年02月09日

2008年12月の国内出荷動向

12月の国内家電出荷は、10月以降の景気悪化の影響が年末商戦にも色濃く反映され、引き続きマイナス傾向のまま推移した。

JEITA(電子情報技術産業協会)が発表した2008年12月の民生用電子機器出荷金額は3,488億円、前年比92.5%で、3カ月連続の前年実績割れであった。
分野別に見ても、映像機器は2,751億円で前年比96.7%。10-11月よりは上向いてきたが、前年割れを脱することはできず、3カ月連続の前年マイナスであった。音声機器は262億円、同92.3%で5カ月連続の前年マイナス。カーAVCは475億円で同74.1%。11月に続いて前年比70%台の大幅減少となり、これで3分野揃っての前年マイナスが3カ月続いたことになる。
分野別の台数推移では、映像機器のけん引役である薄型テレビは、伸びは鈍化しつつあるが、液晶テレビ(10型以上)は1,261千台、前年比106.2%と前月よりは若干回復し、単月では過去最高の出荷台数となった。PDPも154千台で同101.9%と2カ月ぶりにプラスに転じ、こちらも単月過去最高出荷台数となった。DVDビデオは483千台、同60.5%と9カ月連続の前年割れ。対して次世代光ディスクレコーダ/プレーヤは390千台、同392.0%と好調であった。
音響機器では、好調なのは26カ月連続の前年プラスとなるHiFiスピーカシステムで、69千台、前年比119.9%と2桁伸長。デジタルオーディオプレーヤも935千台、同115.1%と2カ月ぶりにプラスとなった。ステレオセットは121千台、同65.2%と大幅縮小が続いている。
カーAVC機器では、カーナビゲーションシステムが3カ月連続の前年マイナスとなる314千台、同84.3%である。カーカラーテレビ、カーオーディオも大きく前年割れしている。
 
同じくJEITA(電子情報技術産業協会)が発表した12月のパーソナルコンピュータの国内出荷金額は、956億円で前年比88.8%、6カ月連続の前年割れとなった。
台数に関してはノート型が前年比109.9%の650千台と健闘しているが、11月に好調だったモバイルノートは98千台、同90.0%とマイナスに転じ、A4型・その他が552千台で同114.3%と2桁伸長している。デスクトップが263千台で前年比86.8%と大きく減少しているため、12月に関してはA4型・その他の貢献度が極めて高かったと言えよう。また、ノート構成比は11月より0.1ポイントアップの71.2%であった。
 
CIPA(カメラ映像機器工業会)が発表した12月のデジタルスチルカメラの国内出荷金額は200億円で、前年比は72.8%と3カ月連続のマイナスになった。出荷台数も、11月に前年比120.5%との大量出荷があった反動と見られるが、12月は896千台で同79.3%にとどまった。
タイプ別出荷台数では、レンズ一体型が820千台で前年比80.3%、一眼レフタイプも76千台で同69.9%と、いずれも大きく前年マイナスであった。
 
JEMA(日本電機工業会)が発表した民生用電気機器の12月の国内出荷金額は1,459億円、前年比97.5%とわずかに前年マイナスで、2カ月連続の前年割れであった。
主力商品の出荷台数を見ると、冷蔵庫は287千台、前年比99.7%とほぼ前年並み。ただし501L以上の大容量タイプは同141.6%と非常に大きく伸びている。洗濯機は409千台、同93.5%で4カ月連続のマイナス。クリーナーは666千台、同98.0%で、5カ月連続のマイナスではあったが、12月はやや前年を割り込んだレベルに戻している。電子レンジは361千台、同90.9%で4カ月連続のマイナス。ジャー炊飯器も651千台、同95.1%で、4カ月連続のマイナスである。ほとんどのカテゴリーの出荷が前年割れとなる中、クッキングヒーターは77千台となり、前年比101.9%と前年プラスを維持。他の商品がのきなみ苦戦している中では健闘ぶりが光っている。
 
JRAIA(日本冷凍空調工業会)が発表した12月のエアコン国内出荷台数は、家庭用エアコン(ルームエアコン)が419千台、前年比89.9%とマイナスであった。業務用エアコン(パッケージエアコン)も47千台、同91.0%となり、いずれも前年割れとなっている。 販売が伸びず、9-10月出荷分の店頭消化が鈍いのが尾を引いているようだ。

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2009年01月14日

2008年11月の国内出荷動向

11月の国内家電出荷は、年末商戦を控えていたにも関わらず、景気悪化の影響が重くのしかかり、全体的にマイナス傾向で推移している。

JEITA(電子情報技術産業協会)が発表した2008年11月の民生用電子機器出荷金額は2,573億円、前年比87.4%で、2カ月連続の前年実績割れであった。
分野別に見ても、映像機器は1,834億円で前年比92.3%、音声機器は172億円で同82.1%、カーAVCは567億円で同875.7%となっており、3分野揃って前年マイナスが続いている。
分野別の台数推移では、映像機器のけん引役である薄型テレビの伸びが鈍化。液晶テレビ(10型以上)は870千台、前年比105.5%にとどまった上に、PDPは112千台で同98.7%で前年割れとなっている。DVDビデオは324千台、同62.5%と8カ月連続の前年割れ。代わりに伸びている次世代光ディスクレコーダ/プレーヤは189千台、同279.0%と引き続き好調であるが、前月(10月)の前年比は523.1%であったから、勢いはやや衰えてきたと言える。
音響機器では、好調なのはHiFiスピーカシステムだけである。43千台、前年比123.2%となっている。これ以外の機器では、デジタルオーディオプレーヤも590千台、前年比98.5%とマイナスに転じているし、ステレオセットは54千台、同59.5%の大幅マイナスとなり、これで前年割れは21カ月連続である。
カーAVC機器では、カーナビゲーションシステムが349千台、前年比80.1%とマイナスであった。カーカラーテレビも78千台で同74.7%、カーDVDも22千台、同69.6%となり、全体にマイナス基調に推移している。
 
同じくJEITA(電子情報技術産業協会)が発表した11月のパーソナルコンピュータの国内出荷金額は、722億円で前年比83.0%と落ち込んだ。これで5カ月連続の前年割れである。
台数に関してはノート型の健闘が光っており、モバイルノートは103千台、前年比114.9%と2桁増が続いているし、A4型・その他も354千台で同100.0%をキープ。デスクトップが185千台で前年比75.7%と大きく減少しているため、ノート構成比は71.1%まで高まっている。ただし、台数では好調なモバイルノートも、ほとんどが低価格UMPCであるため、金額面では前年比77.7%であり、手放しで喜べる状況ではない。
 
CIPA(カメラ映像機器工業会)が発表した11月のデジタルスチルカメラの国内出荷金額は235億円、前年比89.3%で2カ月連続のマイナスである。出荷台数では1,190千台で同120.5%と大きく伸長していることから分かるように、単価ダウンが一段と進んでいる。
タイプ別出荷台数では、レンズ一体型が1,101千台、同125.3%と大幅に伸びている。高機能モデルが単価ダウンで買いやすくなったこともあり10月までは販売が好調だった。それを受けて、11月も計画通り、あるいはそれよりやや強気の出荷を実施したということであろう。一方、これまでけん引役を務めてきた一眼レフタイプは89千台で同81.6%とマイナスに転じた。トータルの出荷金額が大きくマイナスとなったのには、このデジイチの失速がダイレクトに響いている。
 
JEMA(日本電機工業会)が発表した民生用電気機器の11月の国内出荷金額は1,269億円、前年比93.8%と前年実績を下回っている。
主力商品の出荷台数を見ると、冷蔵庫は232千台で、前年比86.9%となっており、4カ月連続のマイナス。金額でも、前年比94.5%でマイナスになっている。洗濯機は322千台、同86.9%で3カ月連続のマイナス。クリーナーは394千台、同80.5%の大幅減で、4カ月連続のマイナス。電子レンジも258千台、同86.5%、ジャー炊飯器も502千台、同90.9%と、ほとんどのカテゴリーが前年割れであった。クッキングヒーターは、83千台となり、前年比103.3と伸長基調をキープ。これで5カ月連続の前年プラスである。
 
JRAIA(日本冷凍空調工業会)が発表した11月のエアコン国内出荷台数は、家庭用エアコン(ルームエアコン)が377千台、前年比100.6%であった。
しかし業務用エアコン(パッケージエアコン)は51千台、同86.9%で、再び前年割れとなっている。
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2008年12月05日

2008年10月の国内出荷動向

JEITA(電子情報技術産業協会)が発表した2008年10月の民生用電子機器出荷金額は2,259億円、前年比90.8%で、17カ月ぶりに前年実績割れとなってしまった。
分野別の出荷金額では、映像機器は1,425億円で前年比91.3%、音声機器は223億円で同94.1%、カーAVCは611億円、同88.7%と、3分野揃っての前年マイナスである。
分野別の台数推移では、映像機器のけん引役である薄型テレビの伸びが鈍化し、612千台、同100.3%となった。DVDビデオは302千台、同63.5%と大幅ダウンし、これで7カ月連続の前年マイナスである。次世代光ディスクレコーダ/プレーヤは167千台で、同523.1%と引き続き好調で、DVDビデオと次世代光ディスク合計に占める台数構成比は前月の31%から一気に5ポイントアップの36%まで高まった。
音響機器ではデジタルオーディオプレーヤが802千台、前年比107.5%、HiFiスピーカシステムは40千台、同136.8%と好調だが、その他の機器が奮わない。ステレオセットは63千台、同83.4%で、20カ月前年割れが続いている。
カーAVC機器では、カーナビゲーションシステムが377千台、前年比98.5%とマイナスになった。カーDVDも28千台、同93.1%と28カ月ぶりにマイナスに転じた。カーオーディオも、カーステレオ+カーCDプレーやの合計が562千台、同87.3%と苦戦が続いている。
 
同じくJEITA(電子情報技術産業協会)が発表した10月のパーソナルコンピュータの国内出荷金額は、684億円で前年比93.6%。前月より若干回復傾向とはいえ、7月以降4カ月連続で前年割れが続いている。
台数に関しては、モバイルノートの2桁増が効いて、589千台、前年比100.3%と前年実績をクリア。デスクトップが前年比88.3%とマイナス基調で推移している中、台数構成比で65.8%まで伸びたノートが堅調に推移している。
引き続き企業需要は景気停滞や先行きの不透明感により低迷しているが、コンシューマ向けではノート型の上位機種において値ごろ感が増したことがプラスに働いている。 
CIPA(カメラ映像機器工業会)が発表した10月のデジタルスチルカメラの国内出荷金額は181億円、前年比80.1%とマイナスに転じた。8月後半から9月にかけて各社が一斉に新製品を投入した反動が現れたようだ。
タイプ別出荷台数では、一眼レフタイプは130千台で同126.0%と2桁伸長であるのに対し、レンズ一体型が597千台で前年比75.2%と低調で、それがトータルの数値を引き下げている格好だ
 
JEMA(日本電機工業会)が発表した民生用電気機器の10月の国内出荷金額は1,253億円、前年比102.7%と2カ月ぶりにプラスとなった
主力商品の出荷台数を見ると、冷蔵庫は前年比96.3%の274千台で、3カ月連続のマイナスとなったが、金額では271億円で同111.1%と伸びている。451L以上の大容量タイプが24カ月連続で2桁伸長しているのが全体をけん引している。洗濯機、クリーナー、電子レンジも国内出荷台数はマイナスだ。洗濯機は316千台、同96.5%、クリーナーは413千台、同93.2%、電子レンジは256千台で同90.9%である。
クッキングヒーターは84千台、同112.7%で4カ月連続のプラスであった。
 
JRAIA(日本冷凍空調工業会)が発表した10月のエアコン国内出荷台数は、家庭用エアコン(ルームエアコン)が295千台、前年比107.1%と再び拡大基調に戻したようだ。
業務用エアコン(パッケージエアコン)は53台、同104.0%で、2カ月連続のプラスとなっている。
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2008年11月06日

2008年09月の国内出荷動向

JEITA(電子情報技術産業協会)が発表した2008年9月の民生用電子機器出荷金額は2,647億円、前年比104.5%で、前年実績プラス記録を連続16カ月まで伸ばした。
分野別の出荷金額では、映像機器は1,821億円、前年比108.2%、カーAVCは659億円、同100.4%と前年プラスであったが、音響機器は167億円、同85.8%で2カ月連続のマイナスである。
分野別の台数推移では、映像機器は相変わらず薄型テレビが好調で、767千台、前年比121.8%と映像分野のけん引役を務めている。DVDビデオは前年比65.9%の147千台で、6カ月連続の前年割れだったが、次世代光ディスクレコーダ/プレーヤは138千台、同10,710.7%と引き続き好調で、DVDビデオと次世代光ディスク合計に占める台数構成比は31%になっている。
音響機器ではデジタルオーディオプレーヤが557千台、同96.2%で9カ月ぶりにマイナスになったが、HiFiスピーカシステムは43千台、同165.2%と好調で、23カ月連続の前年プラスであった。
カーAVC機器では、カーナビゲーションシステムが398千台、同106.9%、カーCDプレーヤが554千台、同103.1%と前年プラスで、他の商品のマイナス分をカバーしている。
 
同じくJEITA(電子情報技術産業協会)が発表した9月のパーソナルコンピュータ国内出荷金額は938億円で前年比83.7%と苦戦したようだ。
台数に関しても812千台、同85.7%であり、上半期の中では最も前年比が低い月となってしまった。ちなみに台数内訳は、デスクトップが308千台、ノートが504千台で、ノート比率は62.1%である。
コンシューマ向けでは各社から新商品が投入されたことや、特にノート型のけん引により好調であったが、企業需要が景気停滞や先行きの不透明感により、低迷しているのが市場縮小の要因と言えそうだ。
 
CIPA(カメラ映像機器工業会)が発表した9月のデジタルスチルカメラの国内出荷金額は315億円、前年比117.2%と2桁伸長であった。台数でも1,332千台、同128.5%と前年実績を大きく上回った。
タイプ別出荷台数では、レンズ一体型が1,183千台で前年比127.1%、一眼レフタイプも149千台で同140.8%である。
上半期はこれまで、台数・金額ともに前年実績をギリギリでクリアするかしないかという月が続いていたが、8月後半から9月にかけて各社が一斉に新製品を投入したのが、一気に数字が伸びた主な要因である。
 
JEMA(日本電機工業会)が発表した民生用電気機器の9月の国内出荷金額は1,258億円、前年比98.5%となり、3カ月ぶりに前年比マイナスとなった。
主力商品の出荷台数を見ると、冷蔵庫が355千台、前年比96.7%、クリーナーが457千台、同92.3%、洗濯機は368千台、同97.8%、電子レンジが224千台、同88.3%、ジャー釜が476千台、同89.5%と軒並み前年比マイナスとなったが、クッキングヒーターは83千台、同105.8%となり3カ月連続のプラスであった。
 
JRAIA(日本冷凍空調工業会)が発表した9月のエアコン国内出荷台数は、家庭用エアコン(ルームエアコン)が385千台、前年比98.7%の微減であった。8月は前年実績が大きかったために大きく前年比マイナスであったが、9月になってほぼ前年並みのペースに戻した格好と言えるだろう。
業務用エアコン(パッケージエアコン)も家庭用と同じような状況で、67千台、同100.3%と微かながら前年比プラスに転じている。
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2008年10月03日

2008年08月の国内出荷動向

JEITA(電子情報技術産業協会)が発表した2008年8月の民生用電子機器出荷金額は1,974 億円、前年比100.6%で、ギリギリではあったが15カ月連続で前年実績を上回った。
分野別では、映像機器はプラスであったが、音響機器、カーAVC機器がそれぞれ前年を割り込んだ。7月が3分野ともに2桁伸長を果たしていたが、その反動が8月にきたという見方もできよう。
映像機器の国内出荷金額は1,401億円、前年比106.3%であった。
カラーテレビ全体の88.9%を占める液晶テレビ(10型以上)が605千台、前年比123.8%と堅調で、映像分野をけん引している。DVDビデオは前年比69.3%の293千台で、5カ月連続の前年割れだったが、次世代光ディスクレコーダ/プレーヤは109千台、同7,696.5%と引き続き好調である。
音響機器は103億円、前年比94.2%であった。
デジタルオーディオプレーヤが263千台、同114.7%で8カ月連続のプラス。HiFiスピーカシステムも32千台、同117.4%と好調を維持している。
カーAVC機器は470億円、前年比88.0%で13カ月ぶりにマイナスとなった。
主要商品はほとんどマイナスで、カーナビゲーションシステムも279千台、同95.0%であった。

同じくJEITA(電子情報技術産業協会)が発表した8月のパーソナルコンピュータ国内出荷金額は751億円で前年比98.9%と微減。ただし台数ではプラスとなっており、691千台、同106.9%と伸びた。特に好調なのはコンシューマ向けノート型で、478千台、同117.6%と2桁伸長している。

CIPA(カメラ映像機器工業会)が発表した8月のデジタルスチルカメラの国内出荷金額は208億円、前比93.9%と2カ月連続で前年マイナスであった。台数では879千台、同101.7%で、かろうじて前年実績を上回った。
タイプ別出荷台数では、レンズ一体型が787千台で前年比101.8%、一眼レフタイプは92千台で同101.1%である。これまで全体の単価アップをけん引してきた一眼レフタイプが8月は単価ダウンしているため、全体に与えた影響が大きかった。
画素数別では800万画素以上が839千台、前年比163.8%なのに対し、800万画素未満は40千台、同11.2%で、800万画素以上の構成比が95.5%超に達している。

JEMA(日本電機工業会)が発表した民生用電気機器の8月の国内出荷金額は1,153億円、前年比101.7%となり、2カ月連続の前年比プラスとなった。
主力商品の出荷台数を見ると、冷蔵庫が419千台、同94.4%、クリーナーが433千台、同97.0%といずれも2カ月ぶりのマイナスとなったが、洗濯機は371千台、同106.1%、電子レンジが209千台、同101.2%、ジャー釜が407千台、同100.4%、クッキングヒーターが68千台、同103.4%となり、それぞれ前年実績を上回っっている。

JRAIA(日本冷凍空調工業会)が発表した8月のエアコン国内出荷台数は、家庭用エアコン(ルームエアコン)が589千台、前年比81.9%と大幅に前年実績を下回った。前年は夏のピークが後ろにずれ込んだため8月に非常に大きな実績を残した。それが前年比マイナスの主な理由であり、前々年と比べると今年の出荷台数の方が上回っている。
業務用エアコン(パッケージエアコン)も家庭用と同じような状況で、66千台、同87.8%と前年割れしている。

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2008年09月11日

2008年07月の国内出荷動向

JEITA(電子情報技術産業協会)が発表した2008年7月の民生用電子機器出荷金額は2,616 億円、前年比115.7%と14 ヶ月連続のプラスとなった。。
分野別では、映像機器、音響機器、カーAVC機器がそれぞれ前年比プラスであった。3分野ともにプラスになったのは、08年2月以来のことである。
映像機器の国内出荷金額は1,739億円。北京五輪の駆け込み需要に備えたためであろう、今年に入って最大の前年比119.4%をマークした。
液晶テレビ(10型以上)は745千台、前年比3割増(131.3%)と好調。中でも37型以上は同165.8%の227千台となり、2カ月連続6割増という高伸長だ。PDPも95千台、同128.1%と好調を維持している。DVDビデオは同66.3%の327千台で、前年割れが4カ月続いてしまった。次世代光ディスクレコーダ/プレーヤは139 千台、同1,805.6%と引き続き好調だが、DVDビデオと次世代光ディスクレコーダ/プレーヤを足しても、前年出荷実績には及ばない。ステレオセットは64千台、同82.7%で、17カ月連続の前年割れ。いまだに着地点が見つからない。デジタルオーディオプレーヤは536千台、同146.0%と7カ月連続のプラスとなった。HiFiスピーカシステムも引き続き好調で、47千台、同147.9%と、21ヶ月連続で前年プラス、かつ17ヶ月連続の2桁成長である。
カーAVC機器は704億円、前年比107.6%で12カ月連続のプラスと安定成長している。カーカラーテレビは110千台、同132.3%、カーナビゲーションシステムも433千台、同110.5%と好調を維持。カーCDプレーヤが561千台、同112.4%の2桁成長で、33 千台・同81.2%と縮小傾向が続くカーステレオ(カセット)をカバーしている。

同じくJEITA(電子情報技術産業協会)が発表した7月のパーソナルコンピュータ国内出荷金額は723億円で前年比84.2%と縮小した。「オリンピックは映像機器に需要が集中し、PCにはマイナス要因」と言われていたが、それが如実に表れた格好だ。台数でも645千台、同92.7%と前年割れである。
台数内訳は、デスクトップが208千台、前年比82.7%で、全体の足を引っ張った格好である。ノート型も437千台、同98.5%と前年割れだが、デスクトップほどではなかった。

CIPA(カメラ映像機器工業会)が発表した7月のデジタルスチルカメラの国内出荷金額は198億円、前比98.8%と前年割れに転じた。台数でも811千台、同98.0%である。
タイプ別出荷台数では、レンズ一体型が713千台で前年比97.7%、一眼レフタイプは97千台で同100.5%である。全体が前年マイナスの中で一眼レフタイプはかろうじて100%を上回った。
画素数別では800万画素以上が750千台、前年比216.5%なのに対し、800万画素未満は60千台、同12.6%で、800万画素以上が92.5%を占めている。

JEMA(日本電機工業会)が発表した民生用電気機器の7月の国内出荷金額は、3カ月ぶりに前年比プラスとなる1,372億円(前年比105.4%)であった。
主力商品の出荷台数を見ると、冷蔵庫が540千台、前年比113.0%と2桁伸長。洗濯機も400千台、同103.1%と2カ月連続の前年プラスになった。クリーナーも前年プラスに転じ、457千台、同100.9%である。さらにクッキングヒーターも、75千台、同103.8%と3カ月ぶりのプラスとなっている。半面、電子レンジは218千台、同88.6%、ジャー炊飯器が409千台、同93.5%と前年割れが続いており、秋口の新製品発売まで好転は難しそうな状況だ。

JRAIA(日本冷凍空調工業会)が発表した7月のエアコン国内出荷台数は、家庭用エアコン(ルームエアコン)が1,572千台、前年比160.3%と大幅に前年実績を上回った。6月は前年割れし、その時点では「五輪を控えた映像機器に需要が集中しそうで、エアコンは天候に頼るしかない」と見られていたが、連日の猛暑のおかげで、エアコンにっては予想以上に出荷を伸ばすことができたと言えそうだ。家庭用ほどの伸びではなかったものの、業務用エアコン(パッケージエアコン)にも好影響が出ており、89千台、同115.8%と3カ月ぶりに前年プラスとなっている。
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2008年08月05日

2008年06月の国内出荷動向

JEITA(電子情報技術産業協会)が発表した2008年6月の民生用電子機器出荷金額は2,641億円、前年比109.8%となり、13カ月連続で前年実績を上回った。
分野別では、映像機器、カーAVC機器の2分野はそれぞれ前年比プラスを続けているが、音声機器は4カ月連続の前年マイナスとなった。
映像機器の国内出荷金額は1,745億円で前年比112.2%。北京五輪を目前に控えていたせいか、映像機器は7カ月ぶりに前年比2桁増となった。
液晶テレビ(10型以上)は744千台、前年比129.1%と一段と伸長率を拡大した。中でも37型以上は同165.8%の236千台となり、好調ぶりを顕著に示している。PDPも102千台、同121.3%と好調を維持している。DVDビデオは前年比77.1%の341千台で、3カ月連続の前年割れ。ただ、次世代光ディスクレコーダ/プレーヤが前年比3550.4%の122千台と急激に出荷数を伸ばしており、今後さらに普及速度を早めそうな勢いだ。ビデオカメラは82千台、同91.0%で、再び前年割れとなった。ただし、ハイビジョン対応機種は前年比2桁伸長を維持している。
音声機器の国内出荷は139億円、前年比99.3%と4カ月連続のマイナスとなった。ステレオセットは57千台、同74.2%で、16カ月連続で大幅前年割れが続く。対照的にデジタルオーディオプレーヤは好調で、388千台、同125.4と6カ月連続の前年プラスであった。HiFiスピーカシステムも引き続き好調で、40千台、同135.8%と19カ月連続のプラス伸長。しかも2桁伸長が16カ月続いている。
カーAVC機器は757億円、前年比106.6%と11カ月連続のプラスとなった。カーカラーテレビ(109千台、前年比121.3%)やカーナビゲーションシステム(467千台、同110.7%)が好調なのとは対照的にカーステレオ(カセット)は33千台、前年比77.4%と縮小傾向が続いている。

同じくJEITAが発表した6月のパーソナルコンピュータ国内出荷金額は955億円で前年比101.69%とかろうじて前年比プラスを維持した状況。ところが台数では831千台、同111.1%と2桁伸長しており、単価ダウンが一段と進んでいる。
台数内訳は、デスクトップが316千台、前年比117.3%であるのに対し、ノート型は515千台、同107.5%である。相変わらずノート型が出荷台数計の3分の2を占めている。

CIPA(カメラ映像機器工業会)が発表した6月のデジタルスチルカメラの国内出荷金額は192億円、前比104.5%と前年プラス。
タイプ別出荷台数では、レンズ一体型が668千台で前年比84.2%であったのに対し、一眼レフタイプは113千台で同135.7%と引き続き好調。一眼レフタイプが全体に占める構成比は、台数では14.5%だが、金額では29.8%とほぼ3割に達している。
画素数別の台数構成比では、800万画素以上が91.1%を占めており、区分基準の見直しが必要な状況だ。

JEMA(日本電機工業会)が発表した民生用電気機器の6月の国内出荷金額は1,267億円、前年比99.7%となり、5月に引き続き前年比微減で推移した。
主力商品の出荷台数を見ると、洗濯機は365千台、前年比102.0%と4カ月ぶりに前年プラスとなった。内数である洗濯乾燥機が125千台、同106.4%と3カ月ぶりにプラスとなったのが大きい。冷蔵庫は403千台、前年比95.7%で2カ月連続の前年割れ。ただし引き続き単価アップ傾向にあり、金額では前年比101.0%となっている。クリーナーは409千台、同90.0%で同じく2カ月連続の前年割れ、さらにクッキングヒーターも73千台、同97.5%で、これも2カ月連続の前年割れとなった。これら主力商品の不振が全体の出荷実績に大きく影響している。

JRAIA(日本冷凍空調工業会)が発表した6月のエアコン国内出荷台数は、家庭用エアコン(ルームエアコン)が1,323千台、前年比92.4%と前年マイナスであった。4-5月と前年を上回る出荷実績であったのに対し、天候が思わしくなかったのが前年割れとなった主な要因であろう。業務用エアコン(パッケージエアコン)は75千台、同92.1%となっており、2カ月連続で前年実績を下回った。
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2008年07月04日

2008年05月の国内出荷動向

JEITA(電子情報技術産業協会)が発表した2008年5月の民生用電子機器出荷金額は2,145億円、前年比104.8%となり、12カ月連続で前年実績を上回る好調が続いている。
分野別では、映像機器、カーAVC機器の2分野はそれぞれ前年比プラスを続けているが、音声機器は3カ月連続の前年マイナスとなった。
映像機器の国内出荷金額は1,385億円で前年比107.0%。前月は同101.3%と伸長率が縮小したが、5月はやや戻した感じだ。
液晶テレビ(10型以上)は573千台、前年比116.9%と2けた伸長を推移している。特に37型以上は同153.0%の169千台と大きく伸び、けん引役を果たしている。PDPも78千台、同116.4%と好調。DVDビデオは前年比84.1%の336千台で、前月に続き前年割れ。ただ、次世代光ディスクレコーダ/プレーヤが2カ月連続で80千台を上回る82千台、前年比2223.3%と急拡大。レコーダーに占めるシェアも着実に上昇している。ビデオカメラは81千台、同117.7と2カ月連続の2けた伸長であった。
音声機器の国内出荷は131億円、前年比89.3%と3カ月連続のマイナスとなった。前年比が90%を割り込んだのは2007年9月以来である。ステレオセットは61千台、同70.3%で、15カ月連続の前年マイナスとなってしまった。デジタルオーディオプレーヤは383千台、同109.0%で5カ月連続の前年プラス。HiFiスピーカシステムは36千台、同123.8%。19カ月連続でプラス伸長し、しかも15カ月連続の2桁伸長になっている。
カーAVC機器は629億円、前年比113.8%と10カ月連続のプラスとなった。カーステレオ(カセット)が32千台、前年比81.5%と縮小傾向が続く。カーCDプレーヤは490千台、同103.5%と2カ月連続の前年プラスとなった。カーカラーテレビは95千台、同118.3%)と2けた伸長を続けている。カーDVDは29千台、同124.8%で、23カ月連続の前年比プラスを継続している。カーナビゲーションシステムは361千台、同103.0%で、前月の前年比マイナスを1カ月でプラスにもどした。

同じくJEITA(電子情報技術産業協会)が発表した5月のパーソナルコンピュータ国内出荷金額は912億円で前年比115.9%と前年比プラスに転じた。台数では733千台、同119.0%と金額以上に伸びており、単価ダウン傾向も進展している。
台数内訳は、デスクトップが237千台、前年比102.1%であるのに対し、ノート型は496千台、同129.1%と大きく伸びており、相変わらずノート型が全体の3分の2を占めている。

CIPA(カメラ映像機器工業会)が発表した5月のデジタルスチルカメラの国内出荷金額は183億円、前年比100.6%で、かろうじて前年プラスであった。
タイプ別出荷台数では、レンズ一体型が684千台で前年比100.6%であったのに対し、一眼レフタイプは95千台で同135.5%と引き続き好調。一眼レフタイプが全体に占める構成比は、台数で12.3%まで伸び、金額では28.5%と3割近くなってきた。
画素数別の台数構成比では、800万画素未満が10%に満たない状況が続いており、もはやコンパクトデジカメでも1,000万画素以上が当たり前という様相だ。

JEMA(日本電機工業会)が発表した民生用電気機器の5月の国内出荷金額は1,061億円、前年比99.0%となり、わずか1%だが前年実績を下回った。
主力商品の出荷台数を見ると、冷蔵庫は318千台、前年比99.2%、洗濯機が325千台、同99.3%、クリーナーが352千台、同93.6%、ジャー炊飯器が407千台、同96.0%といずれも前年割れしたほか、クッキングヒーターも63千台、同98.0%と前年マイナスとなり、かろうじて電子レンジが225千台、108.9%と2カ月連続プラスである。

JRAIA(日本冷凍空調工業会)が発表した5月のエアコン国内出荷台数は、家庭用エアコン(ルームエアコン)が806千台、前年比104.3%で、2カ月連続で前年プラスであった。業務用エアコン(パッケージエアコン)は65千台、同99.8%となっており、わずかに前年実績を下回っている。 >
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2008年06月04日

2008年04月の国内出荷動向

JEITA(電子情報技術産業協会)が発表した2008年4月の民生用電子機器出荷金額は2,307億円、前年比110.1%と11カ月連続の前年実績プラスとなった。
分野別では、映像機器、カーAVC機器の2分野はそれぞれ前年比プラスを続けているが、音声機器は2カ月連続の前年マイナスである。
映像機器の国内出荷金額は1,509億円で前年比101.3%であった。
液晶テレビ(10型以上)は575千台、前年比105.3%と好調を維持している。中でも37型以上は同152.1%の164千台と伸び、台数構成比が28.5%まで上昇している。PDPも95千台、同106.9%と順調。DVDビデオは前年比88.9%の372千台で、再度前年割れに陥った。ただ、光ディスクプレーヤが81千台、前年比2050.4%と出荷量が急拡大しているのは注目に値する。ビデオカメラは102千台、同120.7と再び前年プラスに転じた。
音声機器の国内出荷は189億円、前年比93.5%と2カ月連続のマイナスとなった。ステレオセットは89千台、同81.0%で、14カ月連続の前年マイナスとなってしまった。デジタルオーディオプレーヤは622千台、同101.1%で、ぎりぎりではあったが前年プラスをキープした。HiFiスピーカシステムは40千台、同131.7%と、18カ月連続でプラス伸長が続いている。
カーAVC機器は609億円、前年比103.5%と9カ月連続のプラスとなった。カーステレオ(カセット)が前年比79.0%と大幅縮小の一途にあり、また、出荷規模の大きいカーCDプレーヤも519千台、同103.8%と前年プラスに転じた。カーカラーテレビは94千台、同111.8%)と2けた伸長を続けている。カーDVDは29千台、同141.2%で、10カ月連続で前年比プラスを継続している。カーナビゲーションシステムは343千台、同99.2%と前年割れし、連続プラスは17カ月でとぎれた。

同じくJEITA(電子情報技術産業協会)が発表した4月のパーソナルコンピュータ国内出荷金額は865億円で前年比95.8%であった。台数では736千台、同104.0%と伸びており、単価ダウン傾向は一向にとどまる様子が見えない。
台数内訳は、デスクトップが235千台、前年比94.0%と減少したのに対し、ノート型は501千台、同109.4%と大きく伸びている。ノート型比率は68.1%である。

CIPA(カメラ映像機器工業会)が発表した4月のデジタルスチルカメラの国内出荷金額は251億円で、前年比98.1%と前年割れであった。
出荷台数では、レンズ一体型が922千台で前年比95.3%であったのに対し、一眼レフタイプは120千台で同121.4%と好調を維持している。一眼レフタイプが全体に占める構成比は、台数で11.5%、金額では26.4%となっている。
画素数別の台数構成比では、800万画素未満が7.2%にまで減少しており、もはやコンパクトデジカメでも1,000万画素以上が当たり前という様相を示している。

JEMA(日本電機工業会)が発表した民生用電気機器の4月の国内出荷金額は1,093億円、前年比103.4%となり、2カ月ぶりの前年プラスであった。
主力商品の出荷台数を見ると、冷蔵庫は307千台、前年比107.5%、クリーナーは428千台、同100.9%、電子レンジが278千台、同102.1%、クッキングヒーターは68千台、同112.9%と前年プラスとなったものが多く、冷蔵庫は5カ月ぶり、クリーナーは6カ月ぶり、電子レンジは5カ月ぶり、クッキングヒーターは2カ月ぶりというように、久しぶりに多くの商品が前年出荷実績を上回っていた。しかしこの状況の中で、洗濯機だけは、353千台、同93.2%と2カ月連続の前年割れになっており、そのうち洗濯乾燥機も101千台(同98.1%)と前年マイナスに転じている。

JRAIA(日本冷凍空調工業会)が発表した4月のエアコン国内出荷台数は、家庭用エアコン(ルームエアコン)が454千台、前年比102.7%で、再度前年プラスに転じている。業務用エアコン(パッケージエアコン)は52千台、同101.7%となっており、こちらも前年比プラスに戻している。
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2008年05月08日

2008年03月の国内出荷動向および2007年度実績

JEITA(電子情報技術産業協会)が発表した2008年3月の民生用電子機器出荷金額は2,837億円、前年比106.0%で、10カ月連続の前年実績プラスとなった。
分野別では、映像機器、カーAVC機器の2分野はそれぞれ前年比プラスを続けているが、音声機器は3カ月ぶりの前年割れとなった。
映像機器の国内出荷金額は1,865億円で前年比108.9%であった。
液晶テレビ(10型以上)は前年比122.4%の815千台と引き続き好調を維持している。特に37型以上は伸長率が高く、同166.4%の227千台と大幅伸長を果たしている。PDPも74千台、同123.1%と順調である。DVDビデオは429千台で、同104.7%と2カ月ぶりにプラスに転じた。逆にビデオカメラは160千台、同92.6%と減少した。
音声機器の国内出荷は177億円、前年比96.4%であった。ステレオセットは80千台、同70.9%で13カ月連続の前年割れ。デジタルオーディオプレーヤは541千台、同123.0%で2カ月連続の2桁伸長である。HiFiスピーカシステムは33千台、同117.0%と、17カ月連続のプラス伸長、13カ月連続の2桁伸長となった。
カーAVC機器は795億円、前年比101.7%と8カ月連続のプラスとなった。カーステレオ(カセット)が前年比79.0%と縮小の一途で、また、出荷規模の大きいカーCDプレーヤも594千台、同97.8%とマイナスに転じたが、カーカラーテレビ(115千台、同104.7%)とカーDVD(33千台、同120.8%)が前年比プラスを継続しており、さらにカーナビゲーションシステムも467千台、同102.7%と17カ月連続のプラスであった。

同じくJEITA(電子情報技術産業協会)が発表した3月のパーソナルコンピュータ国内出荷台数は1,213千台、金額では1,388億円であった。
台数の内訳はデスクトップが375千台、ノート型は838千台で、ノート型比率は過去最高の69.1%となった。金額でもデスクトップが401億円、ノート型が987億円で、ノート型が71.1%を占めている。

CIPA(カメラ映像機器工業会)が発表した3月のデジタルスチルカメラの国内出荷金額は310億4,346万円で、前年比108.5%であった。
出荷台数ではレンズ一体型が1,084千台で前年比101.6%と微増であったが、一眼レフタイプは127.5千台で同124.5%と好調を維持。出荷金額でも一体型が234億3,551万円で同102.6%であったのに対し、一眼レフタイプは76億795万円で同131.9%と大幅伸長が続いている。
また、画素数別の台数構成比では、800万画素以上が、ついに90.0%に達した。

JEMA(日本電機工業会)が発表した民生用電気機器の3月の国内出荷金額は1,340億円、前年比97.8%とマイナスであった。
主力商品の出荷台数は、ことごとく前年マイナスであった。冷蔵庫は、出荷台数では478千台、同93.3%と4カ月連続のマイナスとなり、また、電子レンジも475千台(同94.6%)と前年割れ。洗濯機も、伸長を支えている洗濯乾燥機が141千台(同100.5%)と前年トントンに終わったため、洗濯機トータルでは588千台(同92.5%)と大きく減少、掃除機も542千台、同91.1%という状況だ。空気清浄機は、花粉対策で好調だった前月の反動か、1865千台(同92.2%)と大幅マイナスに転じた。

JRAIA(日本冷凍空調工業会)が発表した3月のエアコン国内出荷台数は、家庭用エアコン(ルームエアコン)が696千台、前年比92.0%で、前月まで7カ月間続いた前年プラスが途絶えてしまった。業務用エアコン(パッケージエアコン)は71千台、同99.6%となっており、こちらも前年比マイナスに転じている。
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2008年04月03日

2008年02月の国内出荷動向

JEITA(電子情報技術産業協会)が発表した2008年2月の民生用電子機器出荷金額は2,248億円、前年比109.0%で、9カ月連続の前年実績プラスとなった。
分野別でも、1月に続き映像機器、音声機器、カーAVC機器の3分野が揃って前年比プラスを果たした。
映像機器の国内出荷金額は1,413億円で前年比108.8%であった。
液晶テレビ(10型以上)は前年比137.8%の619千台と引き続き大幅に伸長している。37型以上も142千台(同134.8%)と好調を維持している。PDPも70千台(同132.5%)と3カ月ぶりに2けた伸長であった。だがDVDビデオは360千台で、同97.6%とマイナスに転じた。ビデオカメラは160千台、同100.3%とかろうじて前年プラスをキープした。
音声機器は135億円、同103.1%と2カ月連続で前年比プラスである。ステレオセットは前年比55.5%で減少の一途をたどっているが、デジタルオーディオプレーヤは365千台、同112.7%と2けた伸長。HiFiスピーカシステムも24千台、同122.2%と2けた伸長を継続しており、これらがステレオセットのマイナス分をカバーしている格好だ。
カーAVC機器は700億円、同110.5%と7カ月連続のプラスとなった。国内出荷台数ではカーステレオ(カセット)が前年比 90.0%とマイナス成長を続けているが、出荷規模の大きいカーCDプレーヤが594千台、同107.0%と2カ月連続のプラス、カーカラーテレビも106千台、同111.1%と8カ月連続のプラス、さらにカーナビゲーションシステムも、386千台、同109.8%で16カ月連続のプラスであった。

同じくJEITA(電子情報技術産業協会)が発表した2月のパーソナルコンピュータ国内出荷台数は818千台、金額では985億円であった。
台数の内訳はデスクトップが262千台、ノート型は556千台で、ノート型比率は67.9%まで高まり、単月実績としては過去最高となった。金額でもデスクトップが297億円、ノート型が688億円で、ノート型が69.8%を占めている。

CIPA(カメラ映像機器工業会)が発表した2月のデジタルスチルカメラの国内出荷金額は210億4,296万円で、前年比111.7%と2けた伸長であった。
出荷台数ではレンズ一体型が756千台で前年比97.2%と減少したが、一眼レフタイプは97.8千台で同189.9%と大幅に伸びている。出荷金額でも一体型が152億9,364万円で同96.3であったのに対し、一眼レフタイプは57億4,932万円で同193.9%とほぼ倍増した。
また、画素数別の台数構成比では、800万画素以上が85.9%を占め、800万画素未満の縮小傾向が加速したようだ。

JEMA(日本電機工業会)が発表した民生用電気機器の2月の国内出荷金額は1,094億円、前年比106.0%であった。
冷蔵庫は、出荷台数では279千台、同93.5%と3カ月連続のマイナスとなったが、大型化伸展の恩恵で出荷金額では221億円(同106.7%)と伸びている。電子レンジも台数は前年割れ(同99.1%)の359千台であったが、金額では70.5億円、同102.5%と前年プラスである。洗濯機は、洗濯乾燥機が同105.5%の103千台となり、金額でも226億円(同105.0%)と前年比プラスであった。掃除機は台数(423千台、同95.5%)、金額(78.5億円、同97.7%)ともに前年割れである。空気清浄機は、スギ花粉飛散の影響で215千台(同110.7%)、44億円(同112.2%)と台数・金額ともに2けた伸長を果たした。

JRAIA(日本冷凍空調工業会)が発表した2月のエアコン国内出荷台数は、家庭用エアコン(ルームエアコン)が462千台、前年比109.4%で、7カ月連続で前年プラスとなった。業務用エアコン(パッケージエアコン)は56千台、同104.8%となっており、2カ月連続で前年比プラスであった。
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2008年03月03日

2008年01月の国内出荷動向

JEITA(電子情報技術産業協会)が発表した2008年1月の民生用電子機器出荷金額は1,830億円で、前年比111.0%と2けた伸長であった。これで8カ月連続の前年実績クリアである。
分野別でも、映像機器、音声機器、カーAVC機器のいずれも前年比プラスであった。
映像機器の国内出荷金額は1,069億円で前年比109.8%。2けたに迫る伸長は、前年比130.7%の液晶テレビによるところが大きい。また、DVDビデオが422千台、同118.5%と5カ月ぶりのプラスで、しかも今年度初めての2けた成長を記録している。
音声機器は198億円、同112.2%と、これも2けた伸長であった。デジタルオーディオプレーヤは675千台、同107.1%と3カ月ぶりに前年実績を上回った。HiFiスピーカシステムも2けた伸長を継続しており、特にアンプ内蔵タイプの伸びが引き続き音声機器全体をけん引している。
カーAVC機器は563億円、同112.8%と6カ月連続のプラスとなった。国内出荷台数ではカーステレオ(カセット)が前年比 90.0%と25カ月連続のマイナスであったが、それ以外が軒並み2けた伸長を遂げ、出荷規模の大きいカーCDプレーヤも528千台、同105.3%と3カ月振りにプラスに転じている。カーナビゲーションシステムは302千台、同113.0%と好調を維持している。

同じくJEITA(電子情報技術産業協会)が発表した1月のパーソナルコンピュータ国内出荷台数は738千台、金額では926億円であった。
台数の内訳はデスクトップが261千台、ノート型は477千台で、ノート型比率は64.6%である。金額ではデスクトップが325億円、ノート型が601億円で、ノート型が64.9%を占めている。

CIPA(カメラ映像機器工業会)が発表した1月のデジタルスチルカメラの国内出荷金額は145億5,162万円、前年比101.1%であった。
出荷台数ではレンズ一体型が540千台で前年比107.2%、一眼レフタイプは62千台で同107.3%とほぼ同じ伸び率だが、出荷金額では一体型が100億3,971万円で同92.7%と前年割れしたのに対し、一眼レフタイプは45億1,191万円で同126.5%の2けた伸長である。

JEMA(日本電機工業会)が発表した民生用電気機器の1月の国内出荷金額は972億円、前年比103.6%となった。先月12月は、今年度初の前年割れであったが、1カ月で前年比プラスに戻った。
出荷台数では、冷蔵庫が206千台、同92.4%と2カ月連続のマイナスとなったほか、掃除機(339千台、同96.1%)、電子レンジ(268千台、同91.5%)、ジャー炊飯器(518千台、同97.4%)など前年割れが品目が多かったが、出荷金額では冷蔵庫が同103.4%、掃除機が同102.5%、洗濯機が同106.5%、ジャー炊飯器が同100.9%というように、高額商品、高付加価値商品の好調による単価アップが見られている。

JRAIA(日本冷凍空調工業会)が発表した1月のエアコン国内出荷台数は、家庭用エアコン(ルームエアコン)が368千台、前年比103.5%で、6カ月連続で前年プラスとなった。業務用エアコン(パッケージエアコン)は48千台、同104.0%となっており、15カ月ぶりに前年比プラスに転じた。
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2008年01月31日

2007年12月の国内出荷

JEITA(電子情報技術産業協会)が発表した民生用電子機器の12月出荷金額は3,771億円で、前年比103.2%と7カ月連続で前年実績を上回った。12月は1年のうちで最もAV機器需要が高まる月であるから、前年実績を上回ったことは大いに評価されるべきである。ただし12月の前年比数値は、07年で唯一前年割れとなった5月(前年比99.7%)に次ぐ低さである。もしこれが市場環境の悪化に影響されたものだとすると、翌月以降の動向も不安になる。
分野別に見ると、10月、11月と前年比2けた伸長を続けた音声機器が、284億円、前年比94.8%とマイナスになったが、映像、カーAVCはいずれも前年比プラスを維持した。映像機器の国内出荷金額は2,846億円で同103.6%。7カ月連続のプラスである。カーAVC機器は5カ月連続のプラスで、641億円、同105.6%であった。
主要品目の国内出荷台数を見ると、液晶カラーテレビは1,200千台、同130.5%と好調を維持している。液晶テレビが単月で100万台を超えたのはこれが初めてである。PDPは151千台、同109.7%である。DVDビデオは、978千台、同88.1%と落ち込んだ。特にDVD録再機が不調で、462千台、同81.2%という状況だ。
音声機器では、ステレオセットは92千台、同88.7%で9カ月連続の前年割れとなった。デジタルオーディオプレーヤは813千台、同91.3%で、2カ月連続の前年割れである。低迷する音響機器の中でもHiFiスピーカシステムだけは好調を維持している。12月も前年比148.7%の58千台で、10カ月連続の2桁成長となった。
カーAVCでは、カーナビゲーションシステムが372千台、同108.8%と14カ月連続のプラスとなった。カーカラーテレビは89千台(同100.0%)、カーDVDは28千台(同111.2%)と前年実績をクリアしている。

同じくJEITA(電子情報技術産業協会)が発表した12月のパーソナルコンピュータ国内出荷台数は894千台、金額では1,076億円であった。コンシューマ市場は、年末に向けた新製品の発表・出荷もあり好調で、業務用市場も堅調に推移したようだ。
台数の内訳はデスクトップが303千台、ノート型は592千台で、ノート型比率は66.2%まで高まった。

CIPA(カメラ映像機器工業会)が発表した12月のデジタルスチルカメラの国内出荷金額は、前年比105.8%の275億185万円であった。
タイプ別の出荷台数は、レンズ一体型が1,022千台で前年比103.6%と前年プラス、一眼レフタイプは108千台、同156.7%とさらに好調。また一眼レフタイプは出荷金額でも70億7,600万円で同178.1%となり、単価アップもしている。

JEMA(日本電機工業会)が発表した民生用電気機器の12月の国内出荷金額は1,496億円で、前年比96.6%と9カ月ぶりに前年割れであった。
出荷台数では、冷蔵庫が288千台で、同91.3%と3カ月ぶりにマイナスとなったほか、洗濯機(437千台、同96.1%)、電子レンジ(397千台、同97.2%)、ジャー炊飯器(685千台、同96.5%)、クッキングヒーター(75千台、同95.7%)など主要品目がいずれも前年実績を割り込んだ。

JRAIA(日本冷凍空調工業会)が発表した12月のエアコン国内出荷台数は、家庭用エアコン(ルームエアコン)が466千台、前年比111.3%で、5カ月連続で前年プラスとなった。業務用エアコン(パッケージエアコン)は52.3千台、同89.4%となっており、14カ月連続で前年割れが続いている。
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2008年01月07日

2007年11月の国内出荷

JEITA(電子情報技術産業協会)が発表した民生用電子機器の11月出荷金額は2,945億円で、前年比112.9%と2けた伸長。これで連続6カ月、前年実績を上回っている。
分野別に見ても、映像、音声、カーAVCの3分野ともに前年実績をクリア。映像機器の国内出荷金額は1,986億円で前年比114.7%。6カ月連続のプラスである。音声機器は209億円で前年比113.9%となり、2カ月連続のプラスである。カーAVC機器も749億円、前年比108.1%で、4カ月連続で前年比プラスを続けている。
主要品目の国内出荷台数を見ると、液晶カラーテレビの99%以上を占める10型以上が824千台で前年比140.0%と好調を維持している。中でも37型以上が相変わらず絶好調で、230千台、同174.5%の高い伸びを示している。DVDビデオは、518千台、前年比97.4%と3カ月連続のマイナス。再生機は前年比103.6%で8カ月連続の前年プラスだが、録再機のマイナスが大きく、再生機の伸びを打ち消している格好だ。
音声機器では、ステレオセットは92千台、前年比88.7%で9カ月連続の前年割れとなった。デジタルオーディオプレーヤは599千台、前年比94.3%で、10月に前年プラスに転じたのもつかの間、再び前年割れに戻ってしまった。音響機器で好調なのはHiFiスピーカシステムで、特にアンプ内蔵タイプの伸びが全体をけん引し、35千台、前年比126.7%と、13カ月連続のプラス、9カ月連続の2桁成長となった。
カーAVCでは、カーナビゲーションシステムが433千台、同116.4%と13カ月連続のプラスとなった。カーカラーテレビも104千台、前年比105.5%と5カ月連続のプラス、カーDVDは32千台、同129.6%と前年比プラスを17カ月続けている。足を引っ張っているのはカーステレオ(カセット)で、前年比84.8%と23カ月連続のマイナスであった。

同じくJEITA(電子情報技術産業協会)が発表した11月のパーソナルコンピュータ国内出荷は68万8千台、うちデスクトップが24万5千台、ノート型は44万3千台であった。ノート型比率は64.4%である。JEITAでは「コンシューマ市場が引き続き好調な上、ビジネス市場でこれまで停滞気味だった大企業での需要も活発になってきている」と分析している。

CIPA(カメラ映像機器工業会)が発表した11月のデジタルスチルカメラの国内出荷金額は、前年比122.5%の263億2,037万円であった。
タイプ別の出荷台数は、レンズ一体型が879千台で前年比117.8%と2けた伸長を続けている上に、一眼レフタイプも109千台、前年比145.7%と好調を維持している。また一眼レフタイプは出荷金額への貢献度も大きく、金額前年比は210.3%と倍増している。

JEMA(日本電機工業会)が発表した民生用電気機器の11月の国内出荷金額は、前年比105.3%の1,352億円となり、8カ月連続で前年実績を上回った。
主要品目の出荷台数では、構成比の大きい電気冷蔵庫が、前年比113.9%の247億円と2けた増となったほか、掃除機(同107.0%)や洗濯機(同102.6%)も前年実績を上回っている。
ただし台数では、冷蔵庫は前年比103.0%の265千台となり、2カ月連続のプラスであったほか、洗濯機も同102.0%の370千台で2カ月ぶりのプラス、電子レンジも同102.5%の299千台で、こちらも2カ月連続のプラスとなったが、その一方で掃除機が同98.8%の489千台とマイナスに転じ、またジャー炊飯器も前年比98.8%の552千台で4カ月連続のマイナスである。クッキングヒーターも同99.3%の80千台となり、前年割れが3カ月連続している。

JRAIA(日本冷凍空調工業会)が発表した11月のエアコン国内出荷台数は、家庭用エアコン(ルームエアコン)が382千台、前年比111.6%と2けた伸長し、4カ月連続で前年実績を上回った。しかし業務用エアコン(パッケージエアコン)は58.6千台、同96.1%となっており、13カ月連続の前年割れであった。
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2007年12月03日

2007年10月の国内出荷

JEITA(電子情報技術産業協会)が発表した民生用電子機器の10月出荷金額は2,486億円で、前年比110.5%と2けた伸長し、5カ月連続のプラスとなった。
分野別に見ても、映像、音声、カーAVCの3分野ともに前年実績を上回った。これは07年3月以来7カ月ぶりである。映像機器の国内出荷金額は1,561億円で前年比108.1%、音声機器はiPod2機種の発売が大きく影響し、237億円で前年比118.6%となり、5カ月ぶりのプラスであった。カーAVC機器も688億円で、前年比113.6%と好調。3カ月連続の前年比プラスを続けている。
主要品目の国内出荷台数を見ると、好調な映像機器の中でも特に伸びているのが液晶テレビで、前年比138.5%の588千台であった。特に37型以上は同184.1%の高い伸び率を示している。DVDビデオは、再生機は前年比109.1%と好調が続いているが、録再機が262千台(前年比88.5%)と不調のため、トータルでは476千台(同96.7%)で前月に引き続きマイナスとなっている。ビデオ一体型カメラは100千台(同105.3%)で2カ月連続の前年比
プラスであった。
音声機器では、ステレオセットは76千台(同79.4%)と低迷が続いている。デジタルオーディオプレーヤは746千台(同122.2%)で5カ月ぶりにプラスとなった。HiFiスピーカシステムも相変わらず好調で、30千台、同139.6%で7カ月連続の2けた伸長となった。
カーAVCではカーナビゲーションシステムが383千台、同124.4%と12カ月連続の伸長である。またカーDVDも30千台、同123.7%と2けた伸長だ。カーAVCでは、唯一カーステレオが88.7%と振るわなかったが、それ以外は各アイテムが前年実績をクリアしている。

同じくJEITA(電子情報技術産業協会)が発表した10月のパーソナルコンピュータ国内出荷は、台数が587千台、金額は731億円であった。
デスクトップとノートの構成比は、ノートが台数で61.1%、金額でも61.0%となっており、上期(4-9月)の平均よりはデスクトップの構成比が若干増加している。

CIPA(カメラ映像機器工業会)が発表した10月のデジタルスチルカメラの国内出荷金額は、前年比116.6%の226億円であった。
タイプ別の出荷台数は、レンズ一体型が795千台で前年比117.0%と2けた伸長したが、一眼レフタイプは103千台で、一体型を大きく上回る172.7%の高伸長である。一眼レフタイプは台数構成比では11.5%だが、金額構成比では24.6%を占めている。

JEMA(日本電機工業会)が発表した民生用電気機器の10月の国内出荷金額は、前年比105.3%の1,220億円となり、7カ月連続で前年実績を上回った。
主要品目の出荷台数では、冷蔵庫は285千台で前年比105.8%。2カ月ぶりにプラスとなった。同様に掃除機も2カ月ぶりのプラスとなっており、443千台(同102.8%)であった。電子レンジも281千台(同109.5%)と3カ月ぶりのプラスであったが、その一方で洗濯機は331千台(同95.8%)、ジャー炊飯器は527千台(同96.6%)、クッキングヒーターも同74千台(同97.4%)で前年割れであった。

JRAIA(日本冷凍空調工業会)が発表した10月のエアコン国内出荷台数は、家庭用エアコン(ルームエアコン)は前年比118.5%の276千台で、3カ月連続で前年実績を上回ったが、業務用エアコン(パッケージエアコン)は51千台、同93.2%で、12カ月連続で前年割れが続いている。
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2007年10月25日

2007年9月の国内出荷

JEITA(電子情報技術産業協会)が発表した民生用電子機器の9月出荷金額は2,536億円で、前年比108.0%と4カ月連続のプラスとなった。
分野別では、映像機器の国内出荷金額は1,685億円で前年比113.0%と2けた伸長、カーAVC機器も658億円(前年比106.7%)と前年実績を上回ったが、音声機器は縮小傾向から抜け出せず、194億円、前年比80.5%にとどまった。
主要品目の国内出荷台数を見ると、好調な映像機器の中でも特に伸びているのが液晶テレビとPDP。液晶テレビは630千台で前年比138.9%、PDPは83千台で前年比122.0%といずれも2けた伸長である。DVDビデオは、再生機は前年比107.2%と好調が続いているが、録再機が不調で、223千台(前年比88.4%)となり、トータルでは420千台(同96.3%)でマイナスとなった。ビデオ一体型カメラは206千台(同102.7%)で3カ月ぶりにプラスに転じた。
音声機器では、ステレオセットは80千台(同72.6%)と低迷が続いている。デジタルオーディオプレーヤも580千台(同69.6%)と4カ月連続の前年割れ。唯一伸びたHiFiスピーカシステムは26千台、同117.6%で7カ月連続の2けた伸長となった。
カーAVCではカーナビゲーションシステムが372千台、同110.6%と11カ月連続のプラスとなった。またカーカラーテレビ(98千台、同110.1%)、カーDVD(28千台、同113.9%)も2けた伸長となり、これらがカーステレオ、カーCDプレーヤーの縮小分をカバーしている。ETC車載ユニットは343千台、前年比101.7%で6カ月ぶりにプラスに転じた。

JEMA(日本電機工業会)が発表した民生用電気機器の9月の国内出荷金額は、前年比100.6%の1,278億円となり、6カ月連続で前年実績を上回る堅調ぶりを示した。ただし、この出荷金額拡大は大型・高付加価値型商品の伸びによるところが大きく、台数では前年実績を下回る品目も多いのが実情だ。
主要品目の出荷台数では、冷蔵庫は367千台で前年比99.7%となり、掃除機は495千台(同95.7%)、電子レンジは253千台(同95.0%)、ジャー炊飯器は532千台(同96.6%)、クッキングヒーターも同99.4%の78千台で、いずれも前年割れである。
前年比プラスの品目としては、洗濯機(377千台、同100.5%)がギリギリで前年実績をクリアしたほか、コーヒーメーカー(63千台、102.2%)、ふとん乾燥機(18千台、同112.1%)、除湿器(12千台、130.7%)、扇風機(142千台、同121.0%)などがある。

JRAIA(日本冷凍空調工業会)が発表したエアコンの9月の国内出荷台数は、家庭用エアコン(ルームエアコン)は前年比102.4%の390千台で、8月に続き2カ月連続で前年実績を上回ったが、業務用エアコン(パッケージエアコン)は67千台、同98.6%と前年割れが続いている。
posted by skudoh at 15:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内出荷動向