アニメビジネスがわかる本

« アニメビジネスがわかる本132 | メイン

2009年5月14日 (木)

アニメビジネスがわかる本133

『Animecの頃・・・』(小牧雅伸/NTT出版1,800円税別)

これも植草本だった・・・

書籍を買うときに特に出版社を意識することはない。特にアマゾンだとタイトルだけ確認して大概はワンクリックで買ってしまう。この本もそうだがよく見るとNTT出版、あとがきを見ると植草本であった。

小牧さんとは面識もなく、アニメックの存在も知らなかった。いや、ひょっとしたら忘れてしまったのかも知れない。私がアニメックの発行母体であるラポートに初めて行ったのは確か1980年代初頭の頃であろうから忘れてしまっているのかも知れない。

うる星のプロデューサーである落合さんに連れて行かれたラポートの場所は新宿御苑であったことだけは覚えている。どんな用だったかも完璧に忘れているが後にニメイトの社長となった高橋さんと会った。現在ムーヴィック・プロモート・サービスの社長である沢登さんや、フロンティアワークス社長の及川さんともこの頃に会っているはずであるだが、ひょっとしてアニメイトになってからのことであろうか。

ラポートから独立したアニメイトはグループ全体で600億の売上を誇るまでになった。板橋区にある本社は既に手狭になり川越街道に面した駐車場に急遽ビルを建設中であるが、ここも完成した途端満杯になるという。大変な発展振りである。

本書の著者小牧氏によるといわゆるオタクが現れだしたのは1974年であると言う。数は少なかったがどうやらヤマトの放送と時期を同じくしているようである。やはりヤマトは大人のアニメファン層を顕在化させた作品であるようだ。それも含めてオタクが顕在化した当時のことがよくわかって面白い。

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://www.typepad.jp/t/trackback/301865/19738165

このページへのトラックバック一覧 アニメビジネスがわかる本133:

コメント

コメントを投稿