県内ニュース
イブニング・シックス
県が新型インフル治療薬前倒しで備蓄(05月13日)
新型インフルエンザの感染者が国内でも確認されたことを受けて、県は治療薬の備蓄を予定より前倒しして進めていくことになりました。これは、佐藤知事がきょうの定例会見で明らかにしたものです。国は、新型インフルエンザの有効な治療薬とされる、タミフルとリレンザについて平成23年度までに人口の45パーセントにあたる分を備蓄することを目標にしています。県ではこれに沿って備蓄を進めていてこれまでにおよそ41万人分を確保する一方、今後3年間をかけて、目標の88万人分を備蓄する計画でした。しかし、新型インフルエンザの感染者が国内でも確認されたことから計画を前倒しすることを決め、今年度中に国の負担分をのぞいた残り23万人分の確保を目指すことになりました。
二本松殺人未遂、息子を起訴猶予(05月13日)
父親の背中を包丁で刺し殺害しようとした疑いで逮捕された男性が、きょう、起訴猶予処分となりました。起訴猶予処分となったのは、二本松市に住む29歳の無職の男性です。この男性は先月9日、自宅で父親の背中や足を包丁で刺し殺害しようとした殺人未遂の疑いで逮捕されました。男性は、当時仕事に就かないことを巡って父親と口論になっていましたが、検察の調べで先に刃物で切りつけたのは父親だったことが、分かりました。このため検察は、男性の行為は「殺人未遂」ではなく「過剰防衛」と判断し、男性を起訴猶予処分としました。この事件で父親は殺人未遂の罪ですでに起訴されています。
前知事裁判控訴審初公判(05月13日)
県の公共工事をめぐる汚職事件で収賄の罪に問われている佐藤栄佐久前知事に対する控訴審の初公判が開かれ、前知事は、あらためて無罪を主張しました。前の知事の佐藤栄佐久被告は、県のダム工事を受注させた謝礼として、弟の祐二被告の会社の土地を業者側に時価より高く買い取らせ、差額を賄賂として受け取った収賄の罪に問われています。一審の東京地裁は去年8月、2人に執行猶予付きの有罪判決を言い渡しましたが、被告側、検察側ともこれを不服として控訴していました。きょうの控訴審で弁護側は、「事件は検察の見込み捜査で作りあげられたものだ」としてあらためて無罪を主張しました。一方の検察側は、事実認定に誤りがあるとして実刑判決を求めました。
桧枝岐歌舞伎上演(05月13日)
南会津郡桧枝岐村に江戸時代から伝わる「桧枝岐歌舞伎」が昨夜、上演されました。桧枝岐歌舞伎は村の人たちでつくる「千葉ノ家(ちばのや)花駒座(はなこまざ)」が代々受け継いでいて、260年以上の歴史を持つと言われています。「花駒座」が演じる歌舞伎の演目はあわせて11あって、昨夜は、「明知光秀」親子の悲劇を描いた「絵本太功記(えほんたいこうき)・尼ヶ崎の段(あまがさきだん)」が上演されました。会場には県内外からおよそ600人が訪れ、きらびやかな衣装を身にまとった役者たちの情感あふれる芝居に見入っていました。花駒座では、ことし、若い役者が2人加わったものの、出演者の負担が大きいことから、毎回2つ行っていた演目を今回から1つだけにしました。この桧枝岐歌舞伎は8月と9月にも上演されることになっています。
福島市で小学生の鼓笛パレード(05月13日)
福島市では、きょう小学生たちの鼓笛パレードが行われ児童たちが街なかを元気に行進し息のあった演奏を披露しました。この鼓笛パレードは交通安全を呼びかける目的などで毎年開かれていて今年で33回目となります。きょうは福島市内の52の小学校からおよそ4100人が参加し、1キロのコースを元気良くパレードしました。子どもたちは、この日のために何ヶ月も前から練習を重ねてきたとあって、気持ちよい青空のもとクラシックやアニメのテーマ曲などそれぞれの学校が息のあった演奏を披露しました。沿道にはカメラを手にした保護者や家族などが大勢がつめかけ子どもたちの晴れ舞台に声援を送っていました。
風力発電建設反対で地元住民要望(05月12日)
大型風力発電所が建設されている付近の住民や自然保護団体が健康被害が懸念されるとして建設中止を求める要望を県に行いました。大型風力発電所の建設に反対しているのは発電所が建設中の川内村などの住民と自然保護団体です。現在、県内には建設が決まった大型風力発電所が3か所あるほか建設の手続きが進んでいる発電所が3か所あります。住民たちによりますと研究が始まったばかりで科学的な根拠は少ないものの風車から出る低周波音により頭痛や耳鳴りなどの健康被害が全国各地で問題になっているということです。このため「健康被害が起きないことが証明されない限り建設を中止すること」を事業者に対して指導するよう県に求めました。県は、発電所建設の認可は国がするため県が指導するのは難しいとしています。
県職員夏のボーナス0.2カ月引き下げ勧告(05月12日)
県の人事委員会は県職員の夏のボーナスについて、「0.2か月分引き下げる」という勧告を行いました。県人事委員会はきょう佐藤知事に対し、県職員の夏のボーナスに当たる「期末手当」と「勤勉手当」をあわせて0.2ヶ月分暫定的に引き下げる勧告を行いました。これは今月1日、人事院が行った国家公務員のボーナスに対する勧告と同じ内容になっています。県の人事委員会が通常より早くこの時期に夏のボーナスの引き下げを勧告するのは異例のことです。この引き下げにより県職員およそ3万人の夏のボーナスおよそ22億6千万円が減額になるということです。勧告を受けた県は他の都道府県の動向や社会情勢を見ながらすみやかに対応を検討していくとしています。
各種功労者知事表彰(05月12日)
県政の発展に功績のあった人をたたえる各種功労者の知事表彰が県庁で行われました。今回はWBCで活躍したいわき市出身のオリックス小松聖投手、福島大学陸上部の川本和久監督などが表彰されました県の「各種功労者知事表彰」は県政の発展や住民福祉の向上、地域の活性化などに功績のあった個人と団体に贈られます。今年度は体育功労者として選ばれた福島大学陸上部監督の川本和久(かわもとかずひさ)さんやWBC日本代表としてチームの2連覇に貢献したオリックス・バッファローズの小松聖(こまつさとし)投手など、59人と3つの団体にそれぞれ表彰状が手渡されました。
郡山市で「看護フェア」(05月12日)
きょうは「看護の日」です。郡山市では心の健康の大切さについて理解を深めるイベントが開かれました。きょう、5月12日はナイチンゲールの誕生日にちなみ「看護の日」となっています。このイベントは県の看護協会が毎年「看護の日」にあわせて開いているもので、今年のテーマは「心の健康」です。会場では、東京医科大学で精神医学を教えている市来(いちき)真彦(まさひこ)准教授が「笑い」は脳の活性化や心の癒しにつながることをユーモアを交えて説明しました。また、アロママッサージやリンパマッサージを体験できるコーナーもあり、参加者はそのリラックス効果を体験していました。会場には高校生や看護学生など700人あまりが訪れ心のケアの大切さを学んでいました。
郡山の女性が新型インフル感染者と同乗(05月12日)
新型インフルエンザに感染した中国人男性が乗っていた飛行機に郡山市の女性が乗り合わせていたことが分かりました。郡山市保健所でこの女性の健康の確認をしていますが今のところ感染の疑いはないということです。厚生労働省によりますと新型インフルエンザに感染した中国人男性が乗っていた飛行機は今月8日にアメリカのミネアポリスから成田空港に到着したノースウエスト航空19便で日本人89人を含む111人が入国しました。この中国人男性はその後成田経由で北京入りし新型インフルエンザに感染したことが確認されました。このため厚生労働省では、きのう、中国人男性が乗っていた飛行機に同乗していた人の健康状態を確認をするよう各保健所に連絡したと言うことです。同乗していた乗客の中には郡山市に住む女性1人が含まれていて郡山市保健所ではきのうからこの女性と電話で連絡を取り体調の確認を行っていますが現在のところ異常はないということです。郡山市保健所では今後1週間程度女性の健康観察を続けることにしています。
耕作放棄地再生に助成金(05月12日)
使われなくなった水田や畑、いわゆる「耕作放棄地」の有効活用について話し合う会議が開かれました。県内の耕作放棄地は平成17年で県全体の耕作地の15%にあたる2万1708ヘクタールと全国で最も多くなっています。国は今年度から放棄地の再生に向けた交付金を支給することになり、再生に取り組む場合、10アールあたり荒れた程度により年間3万円もしくは5万円が助成されます。きょうの会議は耕作放棄地の有効活用を市町村単位で考えてもらおうと県などが開いたもので、檜枝岐村を除く58市町村の農業委員会などの職員150人が出席しました。会議では、そばや菜の花を栽培するなど耕作放棄地を地域おこしに役立てる取り組みが紹介されました。県では農業生産力を上げるためにも使わなくなった土地を有効に活用して欲しいと話しています。
宅建法違反で会社社長逮捕(05月12日)
県知事の許可を得ず、不正に不動産の取引を行ったとして、いわき市の不動産会社社長が逮捕されました。逮捕されたのは東京都に本店を置く不動産会社、「アンクル21」の代表取締役及川英樹(おいかわえいじ)容疑者50歳です。及川容疑者は県知事が認可する宅地建物取引の免許を受けずに平成18年から平成20年までの間、いわき市の営業所で不正に不動産業を営み仲介料200万円余りを得た疑いがもたれています。及川容疑者は平成19年まで東京都の宅地建物取引免許を持っていましたが、失効した後は免許を持っていなかったということです。警察の調べに対して及川容疑者は「別の免許を持っているから大丈夫だと思った」などと供述しているということです。
大型連休の行楽地人出結果(05月12日)
高速料金の一律1000円がスタートして初めてのゴールデンウィークだったにもかかわらず意外な結果です。大型連休期間中に県内の観光スポットなどを訪れた人の数はおよそ127万人で前の年よりも2万人以上減少しました。県警察本部のまとめによりますと、先月25日から今月6日までに県内の観光スポットの中で最も人出が多かったのは磐梯山・裏磐梯周辺でおよそ28万人でした。しかし、去年に比べておよそ7万5000人減少しました。また会津若松市の鶴ヶ城周辺は24万人いわき市のアクアマリンふくしま周辺は18万人とこちらは去年より2万人ほど増加しました。全体ではおよそ127万1千人で去年より2万6千人ほど少なくなりました。県警本部ではETC割引の効果で県内の高速道路の利用者は増えたものの、県外の観光地へ向かう人が多かったことが行楽客減少の要因と見ています。
福島市でもプレミアム商品券(05月12日)
定額給付金の支給が福島市でも始まっていますが中元商戦に合わせて福島商工会議所がプレミアム付き商品券を発売することになりました。これは定額給付金を地元商店街の活性化につなげる為福島商工会議所などが企画したもので、購入金額に10%上乗せした共通商品券福得10=iふくとくてん)を4億円分発売します。販売される商品券の額は県内では最大規模のものとなります。今回は1枚1000円の商品券を11枚セットにして1万円で販売し、購入は一人あたり3セットまでとなります。この商品券は市内の1000以上のお店で使え飲食店や旅館などでも利用できます。このほか福得<Lャンペーンとしてスタンプラリーや現金つかみどりなどのイベントも行われる予定です。この共通商品券は6月下旬に発売されることになっています。