500㍑フレコンバックを40ftコンテナ輸送する場合における、重量と容量より計算しています。 40ftコンテナ寸法:横2.3M 高さ12M 最大重量19.5t 最大容量67立法メートル |
1.重量計算
ヤトロファ クルカスのBDが0.879であることから、500㍑のフレコン重量は439.50Kgとなります。(500㍑×0.879=439.50Kg)
40ftの最大重量が19.5トン(日本国内)でございますので、500㍑のフレコンを最大44袋積載が可能です。
(19.500Kg/コンテナ÷439.50Kg/フレコン=44.37袋)
44袋の重量は439.50Kg×44袋=19,3380Kgとなります。つまり、19.338t/1コンテナとなります。
2.容量計算
横2列(2.3M÷0.9D/1フレコン=2.56列)、2段(2.3M÷0.h/1フレコン=2.88段)
40ftの全長が12Mでございますので、長辺方向は13列となります。(12M÷0.9d/フレコン=13.33列)
断面袋数4袋で側面13列でございますので、最大52袋となります。(4袋×13列=52袋)
最大容量が67リッポウメートルでございますが、実容量計算では52袋×500㍑となり、積載容量は26リッポウメートルとなります。
3.結論
容量計算で52袋が積載可能でありますが、重量計算では44袋となり、52袋を積載いたしますと日本国内で重量違反となりますので40ftコンテナの最大積載袋は44袋としています。
経年収穫量及び販売金額
10万坪を1単位として各年度のヤトロファクルカス成木数・種子収量・油量・販売単価・販売金額を試算しています。
但し、収穫は年に2回、搾油率35%として計算しています。
ヤトロファクルカスの木は年月を重ねるごとに種子の量が増大し、10年で成木となります。
本数 | 種子収量 | 油 量 | 販売単価 | 年間販売額 | |
1年度
100グラム/1本×2回=200グラム/1本 |
52,800本 | 10.56t | 3.696Kl | 40円/㍑ | 147,840円 |
2年度
1.5kg/1本×2回=3.0kg |
52,800本 | 158.4t | 55.44Kl | 40円/㍑ | 2,217,600円 |
3年度
3.5kg/1本×2回=7.0kg |
52,800本 | 369.6t | 129.36Kl | 40円/㍑ | 5,174,400円 |
4年度
5.5kg/1本×2回=11kg |
52,800本 | 580.8t | 203.28Kl | 40円/㍑ | 8,131,200円 |
5年度
7.0kg/1本×2回=14kg |
52,800本 | 739.2t | 258.72Kl | 40円/㍑ | 10,348,800円 |
6年度
10kg/1本×2回=20kg |
52,800本 | 1,056t | 369.6Kl | 40円/㍑ | 14,784,000円 |
Jatropha Curcas油・JIS-1号A重油・JIS-軽油との成分比較
重油JIS規格 | Jatropha Curcas | 軽油-1号規格 | ||
引火点
|
60℃以上 | 0.88℃以上 | 50℃以上 | |
動粘度(50℃)
|
20cst(mm2/s)以下 | 4.2 | 2.7cst(mm2/s)以下 | |
流動点
|
5℃以下 | -2.5℃以下 | ||
残留炭素分
|
質量4%以下 | 0.025以下 | 質量0.1%以下 | |
水分
|
容量0.3%以下 | 容量0.3%以下 | ||
灰分
|
質量0.05%以下 | |||
硫黄分
|
質量0.5%以下 | 0.014%以下 | 質量0.5%以下 | |
比重
|
0.879 | 0.83 | ||
発火点
|
191 | 80 | ||
セタン価
|
55~61 | 52.0 | ||
発熱量
|
32.8 | 44.0 | ||
元税 | ||||
日本国内税
|
非課税 | 非課税 | 軽油取引税32.1円/㍑ | 15円 |
用途
|
農漁業・ボイラー用 | 農漁業・ボイラー用 | ディーゼル専用 | |
その他
|
クマリンを含む事 | |||
国内価格/㍑
|
73円 | 60円(予定) | 112円 |