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【芸能・社会】生田斗真 初出演映画で主演決定 太宰治の名作・人間失格2009年5月13日 紙面から ジャニーズ事務所所属の俳優生田斗真(24)が、太宰治生誕100年記念映画「人間失格」に主演することが12日、製作・配給の角川映画から発表された。生田は映画初出演にして初主演。監督は「赤目四十八瀧心中未遂」(2003年)で数々の賞を受賞した荒戸源次郎氏(62)が務める。7月にクランクイン、2010年公開予定。 太宰の青春文学の最高峰ともいわれる作品に、ジャニーズの若手演技派が挑む。 生田は「太宰治生誕100年という記念すべき年に、『人間失格』の映画化にかかわらせていただくことを名誉に感じています。太宰の世界、人間失格の世界に染まりたい」と抱負。その上で、「人とは違う感性を持ち、酒や女におぼれ退廃的な生活を送り、最後には廃人同然となってしまう主人公を、繊細に丁寧に破滅的に演じたい」と熱演を約束するコメント。 井上文雄プロデューサーは、生田の主演起用について「端正な風貌と品格、ナイーブさを持ちえた主人公のイメージを意識して」と説明。荒戸監督には「太宰作品の最高傑作の映画化にあたり、文学ファンも納得してもらえる作品に仕上げるため、また監督独特の高い芸術性を若い世代にも広く伝えたい」と話している。 今、なぜ「人間失格」なのか。角川グループ会長で本作の製作総指揮を務める角川歴彦氏(65)は、日本の若者たちの間にあるという「自分さがしの旅」などを理由に挙げ、「映像の困難さから、これまで誰も手を挙げることなく今日に至っておりました。総力をあげて成功に取り組みます」と意気込みを明かした。
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