ミス・カリフォルニア、同性婚反対団体の広告に出演

ワシントン（ＣＮＮ）　ミス・カリフォルニアに選ばれたキャリー・プレジーンさんが、同性結婚に反対するＮＰＯ団体のテレビ広告に出演することになった。

広告は同性婚に反対する団体、ナショナル・オーガニゼーション・フォー・マリッジ（ＮＯＭ）が１５０万ドルをかけて製作した。ＮＯＭは３０日、プレジーンさんを招いて首都ワシントンで記者会見を開き、広告を発表する。

プレジーンさんはミス・カリフォルニアの選考段階でも、同性結婚に反対する立場を表明していた。

ＮＯＭがテレビ広告を出すのはこれで２度目。最初の広告は数州で放映され、同性結婚が引き起こす懸念について訴えていた。

一方、ミス・カリフォルニアの選考団体は２９日、プレジーンさんがＮＯＭの広告に出演することについて声明を発表。全米を二分するような議論に関わったことについて「嘆いている」と述べ、「キャリー・プレジーンさんがカリフォルニア州の人々全員に対して責任があることを忘れ、自分の意見を述べる権利を大きく超えたところに自分の価値を集めてしまったことは、非常に悲しむべきことだ」と、非難している。