2009年5月12日、雑誌「小康」は、漢民族の伝統的衣装とされる漢服を広めている人々の記事を掲載した。中国独自の文化が再評価されるなか、漢服もブームとなりつつあるが、しかし意外な困難もあるのだとか。写真は漢服を来た女性。

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伝統衣装「漢服」への認識薄い現代中国人=和服と間違え罵倒する人も―中国誌
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2009年5月12日、雑誌「小康」は、漢民族の伝統的衣装とされる漢服を広めている人々の記事を掲載した。中国独自の文化が再評価されるなか、漢服もブームとなりつつあるが、しかし意外な困難もあるのだとか。

同グループは時折漢服を来て出かけることがあるというが、しかしそこで直面するのは人々の奇異な視線。時には日本人か、朝鮮人かと聞かれることもあった。あるメンバーは漢服を来て北京五輪を観戦したところ、会場スタッフから英語で話しかけられたという。

さらに辛い出来事があったのはインターネットでのこと。自身のブログに漢服を来た写真を掲載したところ、「和服か!出て行け!」「小日本を打倒せよ!」などと書き込まれたという。

ある漢服愛好者は「和服はもともと唐代の衣装が伝わったもの。韓国の伝統衣装も中国の唐、宋、明の衣装が伝わったものです。日本人や韓国人が漢服を見て自国の衣装と間違えることはないでしょうが、中国人が漢服だと気づくことはほとんどありません」と嘆いた。

ある漢服を販売している女性が店の窓口に「あなたは漢民族ですか?漢民族の伝統衣装を着たことがありますか?」とのポスターを貼ったところ、多くの反応があったという。大手ポータルサイトのバイドゥの掲示板では、自国文化を知らないことに気がついたネットユーザーが多く、詩経などの古典を読み勉強し始めたものもいるという。(翻訳・編集/KT)
2009-05-13 12:55:58 配信

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