プライドには2種類あって、その団体の顔として面目を保たなくてはならないというプライドと、個人の尊厳を守れるかどうか生きるか死ぬかというプライドがあると思う。私は前者のプライドにはさほどこだわりも縁もないけれど、後者のプライドを守るためにいつも闘っている。 だから私は見た目の完璧さにこだらわない。凡庸な完全さよりも、優れた未完成の方を選ぶ。技巧的に塗り固めた絵画よりも、その人の人間性や息遣いを感じられる素描の方が好き。化粧しない女だし、卒業式・成人式などの節目に縁がないのもそのせいかもしれない。でも節目節目に何か形を残さないと評価されないし、人生渡っていけないと思うのですが。 |
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