長崎市内の2市立中学校で、男女の生徒が同じ教室内で着替えていたことが12日分かった。大村市内の中学校でも同様事案が発覚したばかり。長崎市教委は「生徒の感情にきちんと配慮し、男女が一緒に着替えることがないよう指導を徹底したい」と話している。
2校は長崎中(森田敏夫校長、167人)と三和中(山田稔校長、282人)。大村市での事案発覚を受け、5月8日に長崎市教委が全市立中41校(分校含む)を聞き取り調査し、発覚した。
両校によると、体育の授業前後に着替える際、女子生徒には空き教室で着替えるよう指導していたが、一部の女子生徒は男子生徒と同じ教室で着替えていたという。各女子生徒の人数は不明。
森田校長は「別々に着替えるよう指導していたが、徹底されていなかった」。山田校長は「指導を徹底し切れていなかった」と弁明。市教委は8日に、決められた場所や時間差を設けて男女別々に着替えるよう各校に文書で指導した。【阿部弘賢】
〔長崎版〕
毎日新聞 2009年5月13日 地方版