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【社会】

犯行の工具は持ち込みか 愛知・蟹江町の一家殺傷

2009年5月12日 21時20分

 愛知県蟹江町で会社員山田喜保子さん(57)の一家3人が殺傷された事件で、現場にあった凶器とみられる鉄製のスパナについて、襲われてけがをした三男勲さん(25)が「見覚えがない」と話していることが12日、分かった。捜査幹部が明らかにした。

 スパナは先端にねじがあるモンキーレンチで、血痕をふき取られた跡があり、喜保子さんを殺害した凶器とみられる。蟹江署捜査本部は犯人が持ち込んだ可能性が高いとみて調べている。

 また捜査本部によると、喜保子さんが用意していた家族分の食事の一部に、家族以外の人が食べたような形跡があることも分かった。

 殺害された次男雅樹さん(26)の胃からはこの食事が検出されていないため、捜査本部は容疑者が食べた可能性もあるとみている。

 雅樹さんは1日午後9時半ごろに勤務先を出たといい、通常なら15分程度で帰宅するが、午後10時に知人が雅樹さんの携帯電話に電話したが出なかった。遺体は上半身裸でズボンは外出時にはいていたもので、帰宅直後に殺害されたとみられる。

(共同)
 

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