【社会】三男両手首にコード 愛知・蟹江殺傷2009年5月12日 09時21分 愛知県蟹江町の会社員山田喜保子さん(57)ら親子3人が自宅で殺傷された事件で、軽傷を負った三男の会社員勲さん(25)が発見時、手首に細い電気コードを10回ほど巻かれた状態だったことが蟹江署特別捜査本部への取材で分かった。 特捜本部によると、2日午後零時20分ごろ殺害された次男の洋菓子店員雅樹さん(26)の上司と蟹江署員が山田さん宅を訪れると、両手首を電気コードで縛られた勲さんが玄関ドアを解錠して出てきた。コードは黒い色でパソコンの電気コードに似ているという。 犯人は喜保子さんの頭や顔をモンキーレンチで激しく殴り、雅樹さんも背中を繰り返し包丁で刺して殺害したとみられるが、勲さんは首などを小刀で刺して負傷させ、その後で約10時間、室内に一緒にいて、時々会話するなどしていた。 犯人は、勲さんのパーカをたくし上げて顔を覆った上で粘着テープを頭部から肩にかけて何重にも巻きつけており、特捜本部はこうした犯人の行動を詳しく分析している。 (中日新聞)
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