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【社会】

犯人、被害者宅の夕食を食べる? 蟹江強殺

2009年5月10日 11時00分

 愛知県蟹江町で家族3人が自宅で死傷した強盗殺人事件で、殺害された会社員山田喜保子さん(57)が作り置きしていた夕食を犯人が食べたとみられることが、蟹江署特別捜査本部への取材で分かった。さらに、山田さん方1階の和室で見つかった血が付いた小刀は、犯人が持ち込んだ可能性が高いことが判明。小刀は、軽傷を負った三男の会社員勲さん(25)を犯人が襲った際の凶器とみられ、特捜本部は販売ルートなどを調べる。

 捜査関係者によると、1階の食卓には、喜保子さんが家族のために用意したとみられる夕食があった。コロッケやたけのこなどで、喜保子さんの胃の内容物には食材と一致するものがあり、夕食後に殺害されたとみられる。ただ、食卓には、勲さんと、刺殺された次男の洋菓子店員雅樹さん(26)以外が食事した形跡があったという。

 特捜本部の調べで、犯人は室内に10時間以上とどまっていたとみられ、食卓の食器についた指紋や唾液(だえき)などの鑑定を進めている。

 また、特捜本部の現場検証で、1階廊下など室内の複数カ所から土足痕が見つかっていたことも分かった。特捜本部は、犯人が侵入した際か逃走時についたとみている。

(中日新聞)

 

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