東播磨県民局管内(3市2町)で交通死亡事故が相次いでいることから、「東播磨地域“ストップ・ザ・交通事故”県民運動推進協議会」は11日付で「交通死亡事故多発注意報」を発令した。県内では今年初、東播磨管内では年間34人の交通死者が出た06年12月以来の発令。加古川署などは事故防止啓発と主要道路での監視強化を図っている。
県などによると、今月に入り(1)4日=加古川市で男性歩行者(71)が軽乗用車にはねられ死亡(2)6日=同市で男性(60)が自損事故で死亡(3)9日=高砂市で男性歩行者(73)が乗用車にはねられ死亡--が発生し、注意報発令基準の「7日間で死者3人超」となった。
今回の発令期間は20日までの10日間。加古川署は7日から署員を大量動員し、国道2、250号交差点など約50カ所で朝夕の取り締まりや監視を展開している。当面、15日間続けるという。
今年に入っての東播磨管内の交通事故死者は6人(11日現在)で、前年同期の7人を1人下回っている。【成島頼一】
〔播磨・姫路版〕
毎日新聞 2009年5月13日 地方版