自閉症マニア・自閉症アスペルガー症候群研究所本部
自閉症・アスペルガー症候群を取り巻く本当の話
パニック
[No.9] 2009/05/06 (Wed) 09:12
「ニキリンコ」がパニックと一言で言うと、ほとんどの「アスペ」の連中はすぐ納得する。
自称、自閉症児を持つ親たちも簡単にパニックで納得する。
ところが、誰ひとり、「パニックってどうなるの?」と疑問を持たない。
「パニックってどうなるんだ?」「どうなることがパニックって言うの?」
「ニキリンコ」は「パニック」をパニック障害のパニックと誤解して、
ずっと「自閉症のパニック」を「パニック障害のパニック」と同じ様に説明してきている。
そして、その話に同調する人間も全く同じ理解をしている。
ところが、「自閉症のパニック」と「パニック障害のパニック」は言葉は同じでも中身は全く違う。
「自閉症のパニック」は、自閉症がその時点で既に脳内での処理能力をオーバーして、
「ヒステリー状態」になったと考えた方が説明が付く。
この「ヒステリー状態」は「てんかん」とも密接な関係がありそうだ。
私が4/2’09東京都教育庁のシンポジウムに出席した時、アスペルガー当事者夫婦として
NHKに出演し有名な村上真雄氏が、休憩時間に突然私の所に近寄り、話し始めた。
「きいてくださ〜い」「きいてくださ〜い」「私は自閉症の診断を必要としないんです〜」
「きいてくださ〜い」・・
・・・・・「わ・わかりました」「わかりました」「あなたの話は、正式な場所で改めて聞きますから」
「きいてくださ〜い」
あまりの気味の悪さに、私は「わかりました」「わかりました」と言いながら、
手で、向こうに行ってくれと合図した。
しかし、彼は「きいてくださ〜い」と私にまとわりついていた。
結局、休憩時間の15分間これが続いた。
この様子を見た妻は驚いた。「ああ、これがパニックか」
私は、「私はパニックを起こしたことがない」とずっと思っていたが、
私が村上氏を向こうに行ってくれとする姿は、まるでカナー型の子供が手をぱたぱたさせている姿
そのものだったそうである。
確かに、小学6年生の頃までは、家で感情が高ぶりすぐ泣き出してしまった。
泣きたい訳ではなく、言葉に言い表せられない時に、言葉ではなく涙が出てしまうのである。
そうか、あれがパニックだったか。 そして、村上氏が目の前に現れ突然話し出したのを受けて
パニックを起こしていたのか。
妻曰く、村上氏の出現から、私の挙動が不審になり、今までとても見たことのない様子だったそうだ。
パニックと言っても、単純じゃない。奥が深いモンなんだよ。
自称、自閉症児を持つ親たちも簡単にパニックで納得する。
ところが、誰ひとり、「パニックってどうなるの?」と疑問を持たない。
「パニックってどうなるんだ?」「どうなることがパニックって言うの?」
「ニキリンコ」は「パニック」をパニック障害のパニックと誤解して、
ずっと「自閉症のパニック」を「パニック障害のパニック」と同じ様に説明してきている。
そして、その話に同調する人間も全く同じ理解をしている。
ところが、「自閉症のパニック」と「パニック障害のパニック」は言葉は同じでも中身は全く違う。
「自閉症のパニック」は、自閉症がその時点で既に脳内での処理能力をオーバーして、
「ヒステリー状態」になったと考えた方が説明が付く。
この「ヒステリー状態」は「てんかん」とも密接な関係がありそうだ。
私が4/2’09東京都教育庁のシンポジウムに出席した時、アスペルガー当事者夫婦として
NHKに出演し有名な村上真雄氏が、休憩時間に突然私の所に近寄り、話し始めた。
「きいてくださ〜い」「きいてくださ〜い」「私は自閉症の診断を必要としないんです〜」
「きいてくださ〜い」・・
・・・・・「わ・わかりました」「わかりました」「あなたの話は、正式な場所で改めて聞きますから」
「きいてくださ〜い」
あまりの気味の悪さに、私は「わかりました」「わかりました」と言いながら、
手で、向こうに行ってくれと合図した。
しかし、彼は「きいてくださ〜い」と私にまとわりついていた。
結局、休憩時間の15分間これが続いた。
この様子を見た妻は驚いた。「ああ、これがパニックか」
私は、「私はパニックを起こしたことがない」とずっと思っていたが、
私が村上氏を向こうに行ってくれとする姿は、まるでカナー型の子供が手をぱたぱたさせている姿
そのものだったそうである。
確かに、小学6年生の頃までは、家で感情が高ぶりすぐ泣き出してしまった。
泣きたい訳ではなく、言葉に言い表せられない時に、言葉ではなく涙が出てしまうのである。
そうか、あれがパニックだったか。 そして、村上氏が目の前に現れ突然話し出したのを受けて
パニックを起こしていたのか。
妻曰く、村上氏の出現から、私の挙動が不審になり、今までとても見たことのない様子だったそうだ。
パニックと言っても、単純じゃない。奥が深いモンなんだよ。
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COMMENT
●NO TITLE
見たことがありません。
知識上では自閉症のパニックとの違いは、「自分で自覚できる自律神経症状が
あるかどうか」、「予期不安が継続しているかどうか」、「広場恐怖があるかどうか」で、
あるのがパニック障害と理解しています。
発作時に自覚できる息苦しさや不安感、恐怖感があり、発作を恐れる状態がずっと
続いている、というのがパニック障害の特徴ではないかと。
対して、自閉症の場合、見ている側からすれば明らかに普段と違う行動をしているが、
「覚えていない」、「何をしたのかわからない」と本人は訴えることが多く、落ち着いて
後はケロッとしている印象です。(旦那と息子の観察から)
ある日、旦那と議論をしていたら、彼は突然壁を蹴り、自室に去りました。
壁に穴が開いたので、後にそのことを伝えると、「俺だっけ?」と言いました。
さらに説明すると「俺かもしれない。・・・ていうか俺か」と。
「パニックを起こしたんじゃないの?」と言うと、きょとんとしていましたが。
あとは、自閉症のパニックは現れ方が変化しますね。
私も子供の頃はよく泣きました。
しかも1度泣いてしまうと2、3時間は止まりませんでした。
親になって思うのは、私の母親はさぞうんざりしただろうということです。
今はほとんど泣くことがありません。
ニキリンコさんはどうかしれませんが、講演などをされるのであれば、広場恐怖など
なさそう(あっても明確でなさそう)ですし、誤解されているのかもしれません。
私も1年ほど自分を解離性障害だと思い込んでいましたから。
そういった認知のゆがみも含めて、自閉症の症状なのでしょうけど。
専門家のフォローや解説がほしいところですね。
●NO TITLE
今では解離性障害に分類されていて 脳波に異常は認められない
ヒステリー発作時に一時的に解離して記憶がとんだりもするらしい
心因性非てんかん発作というのがあるけど これはヒステリー発作の一種じゃないかな てんかんと名がつくだけあって 状態像はてんかんに似ているのだろう
ただ失神するほどの発作の場合 半日以上続くらしい
てんかんはChipさんもご存知のように 脳波に異常がある脳の器質的疾病(自閉症者は脳波検査をすると脳波異常が認められることが多い)
光刺激や睡眠不足 過度の疲労 環境の変化(一般の人には些細と思われるようなことでも)に誘発されやすい
ほとんどの発作は数分から数十分で回復する つまりケロっとしている
一見同じように見えても脳の中で起こっていることは違う
ヒステリー発作で失神する人は 障害物をうまく避けて倒れるそうだけど てんかん発作でで意識を失う場合には本当に危険なので ヘッドギアをつけている人がいるくらい
何が書きたいかというと…
自閉症者やChipさんのパニックは ヒステリー発作とは根本的に違うでしょう
だからパニックを説明するときに あくまでも似ている状態像としてヒステリー発作を例に出すのはいいのかもしれないが 両者はあまりにも異なる性質のものなので 紛らわしくて混乱を招きやすいのではないか?
…ということでした 老婆心からです 生意気なこと書いてごめんなさい
●Re: NO TITLE
この辺は、医学者に補足して貰いたい所なんだよ。
しかし、気楽に討論できる医学者は居ないから、手探りで探しているところ。 です。
●NO TITLE
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