2009年4月24日〜5月24日 現在、岡山県立博物館にて展示している主な内容を展示室ごとに御覧いただけます。 |
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主催:岡山県教育委員会 岡山県立博物館 共催:山陽新聞社 後援:岡山日日新聞新社、NHK岡山放送局、RSK山陽放送、OHK岡山放送、RNC西日本放送、KSB瀬戸内海放送、TSCテレビせとうち、oniビジョン、(財)岡山県郷土文化財団 |
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日本三名園の一つとして名高い特別名勝岡山後楽園は、今から約300年前に岡山藩主池田綱政が津田永忠に命じて造営し、その後の藩主によって手が加えられた大名庭園です。明治17(1884)年岡山県に譲渡され、一般公開され、現在多くの観光客を迎えています。 この展覧会では、岡山後楽園の築庭と変遷に注目しながら大名庭園としての岡山後楽園について、実物資料を通じて紹介します。あわせて、近代以降県民に開かれてきた公園としての歴史についても紹介します。 |
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◇◇展示構成とテーマ・主な資料◇◇ | |||||
第一章 近世土木遺産・・・津田永忠と近代土木遺産としての岡山後楽園に注目 |
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第二章 池田綱政の築庭・・・大名庭園としての後楽園の誕生と築庭当初の様子について絵図等の記録から紹介 | |||||
四天王堂四天王像 江戸時代 岡山後楽園蔵 東西南北4方を守護するのが四天王である。古くは茂松庵の南に西二天、千入の森の東に東二天が祀られていたが、宝暦4(1754)年、茂松庵南に四天王堂としてまとめて祀った。「御後園諸事留帳」によると、明和2(1765)年に修復している。平成12(2000)年に修復が行われ、多聞天像の胎内から明和2年修復を裏付ける紙が見つかった。表面の彩色は鮮やかで、衣の文様意匠も凝ったものである。 |
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第三章 歴代藩主と庭園の変遷・・・江戸時代を通じての後楽園の変遷とゆかりの文化財を紹介 | |||||
池田治政(いけだはるまさ)書「望湖閣」(ぼうこかく) 江戸時代 岡山後楽園蔵 延養亭の廊下に掲示していた字額。かすかに読める関防印から、池田治政の書であることがわかる。「望湖閣」とは栄唱の間の別名。栄唱に掲げられていたものが、後に延養亭に移されたと考えられる。 |
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第四章 開かれた公園・・・近代以降県民に開かれてきた公園としての歴史について紹介 | |||||
古写真(絵はがき) 明治時代 (財)岡山県郷土文化財団蔵 観光地としても有名となった後楽園は多くの絵はがきが発行され、明治〜昭和にかけて各時代の後楽園の写真が残されている。これは明治末年と思われる古写真で、沢 の池とそばにたたずむ少女たちが写っている。 |
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備前焼沓茶碗(びぜんやきくつぢゃわん) 銘「只今」(ただいま)桃山時代 岡山後楽園蔵 この作品は、沓形の胴部に檜垣文様がつけられた典型的な織部好みである。桃山時代の備前焼茶碗の伝世品は数が少なく、名品の一つである。東京の所有者が古陶館に寄贈したことから、久しぶりに岡山に帰ってきたというので「只今」の銘が付けられた。 古陶館は後楽園正門前に昭和29(1954)年に移築されてきた建物で、古備前の名品を展示していたことからこの名称がつけられた。 |
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◇◇関連事業◇◇ | |||||
@記念講演会 講 師 :神原 邦男 氏 (川崎医療福祉大学特任教授) 演 題 :「池田綱政の世界−庭と神仏と能舞台−」 日 時 :平成21年5月10日(日) 午後1時30分〜午後3時 場 所 :本館講堂(定員120名) ※事前申込不要、聴講無料 A特別報告・解説 講 師 :岡本 寛久 氏 (岡山県古代吉備文化財センター総括副参事) 演 題 :「樋作りの工匠たちの活動とその技術 −岡山後楽園「花交の池」落樋の発掘調査から−」 日 時 :平成21年5月16日(土) 午後1時30分〜午後3時 場 所 :本館講堂及び2階展示室 ※事前申込不要、聴講無料 B特別解説 講 師 :万城 あき 氏 ((財)岡山県郷土文化財団研究員) 日 時 :平成21年5月9日(土)午後2時〜午後3時 場 所 :本館2階展示室 ※事前申込不要、参加無料(入館料は必要) C江戸時代の後楽園を知ろう−学芸員と絵図を手に歩く− 内 容 :江戸時代の絵図を参考に、江戸時代と現在の後楽園を比較しながら、 博物館学芸員の案内で後楽園を散策します。 日 時 :平成21年4月29日(水・祝)午後1時30分〜午後3時 集 合 :本館講堂(定員30名) ※事前申込不要、参加無料 D学芸員による展示解説 日 時 :平成21年4月25日(土)、5月23日(土) 午後2時〜3時 ※事前申込不要、参加無料(入館料は必要) |
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展示資料約140件 出品目録【PDFファイル/32KB】 |
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三角縁神獣鏡(さんかくぶちしんじゅうきょう) 古墳時代前期 (岡山県立博物館 蔵) |
古代吉備の世界−考古資料− | ||||
かつて“吉備の国”と呼ばれた岡山県には数多くの遺跡が残されています。 ここでは、旧石器時代から古代にいたる岡山県内出土の考古資料のうち、代表的なものを展示します。 |
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主な展示資料
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五月人形(加藤清正の虎退治) (岡山県立博物館 蔵) |
「五月人形」 | ||||
「屋根より高いこいのぼり・・・」(『こいのぼり』)は、この季節になると思い出す童謡ではないでしょうか。 私たちは、5月5日の端午の節供に鯉幟を揚げたり、五月人形を飾ったりして男児の成長を祝い、さらなる飛躍を祈ってきました。
ここでは、様々な五月人形を御紹介します。その題材から当時の人々の好んだ人物像や歴史観をもうかがうことができ興味深いところです。あわせて、昭和時代の鯉幟や掛け軸も御覧ください。 主な展示資料
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出品目録【PDFファイル/24KB】 | |||||
備前・備中・備後の刀剣 |
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岡山県はかつて吉備の国とよばれ、その後、備前・備中・備後(現在の広島県東部)に分割されました。備前国は、全国一の刀剣王国として栄え、数多くの名刀を世に出しました。また、備中国・備後国でもそれぞれ個性的な刀剣がつくられました。 今回の展示では、平安時代末期から室町時代までの、備前・備中・備後の名刀を生み出した、特徴ある刀剣の数々をご覧ください。 |
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主な展示資料
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備前焼緋襷大徳利 安土桃山時代 (岡山県立博物館 蔵) 備前焼大海茶入 安土桃山時代 (岡山県立博物館 蔵) |
備前焼名品選−茶陶の美− | ||||
備前焼は一切、釉をかけず、自然な素朴さと炎の生みだした窯変の美が魅力の焼き物です。室町から安土桃山時代にかけては生産もさかんに行われ、壺・擂鉢・甕という日常雑器に加え、徳利・皿・茶入などがあらわれます。この時代、茶人に好まれ、茶陶としてもてはやされた備前焼の美を紹介いたします。また、室町期頃より葉茶壺として生産された壺の美も紹介いたします。さまざまな窯変がもたらした土と炎の技と美を、館蔵資料や個人所蔵の資料からご堪能ください。 | |||||
主な展示資料
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出品目録【PDFファイル/8KB】 | |||||
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