岡山放送局

2009年5月13日 19時20分更新

建設業の新分野参入後押しへ


景気の急速な悪化で厳しい経営環境に置かれている建設業を支援する方法について、県と経済団体の代表などが意見を交わす会合が13日、開かれ、新たな分野に進出しようという動きを県や経済団体が積極的に後押ししていくことを申し合わせました。

岡山県庁で13日、開かれた会合には県の担当者のほか、経済団体の代表などあわせて12人が出席しました。

はじめに県の担当者が「建設業をめぐっては公共工事の落ち込みなどから厳しい経営環境にある」と述べ、出席者が支援策について意見を交わしました。

このなかで中小企業団体中央会の代表は、県内の建設会社を対象に行ったアンケートの結果に触れ、全体の4分の1の会社が新しい分野に進出するなどして経営を立て直す必要性を感じていることを紹介しました。

これを受けて県の担当者が、県内の建設会社のなかには運転の代行業や飲食店を開業し成功している事例があることを紹介しました。

会合ではこうした新しい分野に参入する動きを後押しすることが必要だとして、建設業を対象に異業種参入の成功例を紹介するセミナーを開いたり、建設業からの相談に専門に応じる県の職員を各県民局に新たに配置したりして、建設業を積極的に支援していくことを申し合わせました。