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スローセックス実践講座(19)―髪の毛への愛撫で女性を敏感に
彼女と奥さんを惚れ直させるスローセックス実践講座
セックスで思うように女性を満足させられない男性に共通しているのは、「強い刺激ほど気持ちいい」という誤解です。“感じるのは皮膚ではなく脳である”という、もしもセックスの教科書があるとしたら1ページ目に書かれるべき基礎知識が抜け落ちているから、間違いだらけの強すぎる愛撫(あいぶ)がはびこっているのです。一般男性に再確認していただきたいのは、いわゆる「感度がいい」女性とは、「脳が感じやすい」女性であるということ。
脳の感受性は、「味覚」を例に出すと説明が簡単です。濃い味付けの料理に慣れてしまうと、舌が鈍感になって、素材そのものの味がわからなくなりますよね。“強すぎる愛撫”イコール“濃い味付け”です。女性をイカそうと思うあまり、どんどん愛撫を強くしていくという行為は、ミシュランガイドの三つ星高級店の懐石料理に、マヨネーズやソースをドバドバとかけて食べているようなもので、感じさせるどころか、女性の性感帯をどんどん「味覚音痴」にさせる愚かな行為なのです。
奥さまや彼女の感度に不満があるという男性は、女性の感度を疑う前に、まずご自分の愛撫が強すぎていないか点検してみてください。基礎知識として学んでいただきたいのは、女性を敏感なカラダに変えるために大切なのは、強いとは正反対の弱い刺激だということ。それも限りなく微弱な刺激が有効です。生身の女性の素材の味を堪能するには、「薄味=淡い官能」の重要性に目を向けることが肝要なのです。
そこでオススメしたいのが、“髪の毛への愛撫”です。試しに、ご自分の髪の毛を柔らかいタッチでなでてみてください。髪の毛自体には神経が通っていませんが、毛根を通じて頭皮に優しい刺激が伝わってくるはずです。この感覚です。実は、これほどに微弱な刺激を、刺激としてキャッチすることの反復が、女性の脳の快感センサーを、微弱な刺激も“心地よい”と受信できる高感度モードにチューニングしていくのです。
セックスの導入部で、手のひらを頭蓋骨(ずがいこつ)の形に合わせて、頭頂部から毛先まで、アダムタッチの要領で、ゆっくりと優しく繰り返しなでてあげましょう。
そもそも愛する異性の髪の毛をなでたいと思うのは、本能です。かわいい犬や猫を見れば思わずなでたいと思います。そしてなでられた犬や猫は、愛情を感じて気持ちよさそうな表情を返してくれます。するとなでた方も幸せな気持ちになる。この自然の摂理と呼ぶべき幸福のメカニズムは、すべての男女の脳にインプットされているのです。
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アダム徳永(セックスセラピスト)
1000人以上の女性とのフィールドワークを経て、アダム性理論を確立。スローセックスの生みの親に。話題作「スローセックス実践入門」は20万部を超えるベストセラーに。最新刊は「スローセックス完全マニュアル」(いずれも講談社)。
六本木「セックススクールadam」=http://www.adam-tokunaga.com/
■スローセックス実践講座
(1)テクニックより思いやり、やさしさで
(2)超ソフトタッチをマスターしよう
(3)挿入のみがセックスにあらず
(4)圧迫と振動が性感を開花
(5)本当に正しいGスポット愛撫法
(6)1.5センチ奥の究極の性感帯
(7)“会話”こそが和合秘術
(8)女性が全身性感帯である理由
(9)女性を絶叫させる“Tスポット”
(10)愛撫は舌と指のどちら?
(11)「イク」より大切な「感じる」
(12)“ねちっこさ”と“唾液”の使い方
(13)絶対的な“官能美”
(14)女性への喜びの基本は「超ソフトに」
(15)男も受け身を楽しもう
(16)夫婦仲とスキンシップ
(17)愛は気持ちいいセックスから
(18)「くすぐったい」は「気持ちいい」の登山口