鴻池官房副長官が辞任　女性問題報じられ

兵庫県選出の自民党参議院議員、鴻池官房副長官が１３日発売の週刊誌に報じられた女性問題の責任をとって辞任した。鴻池氏は麻生総理の側近として知られ、政権へのダメージは必至と見られる。鴻池氏はきょう発売の週刊誌で、既婚女性と温泉旅行に行ったことなどが報じられた。記事によると新幹線の移動に公務用のＪＲ無料パスを使い、鴻池氏本人が不適切な関係を認めているという。鴻池氏はことし１月、同じ女性との交際が報じられた際、事実を否定していた。河村官房長官によると鴻池氏は昨夜、辞表を提出し、体調不良を理由として現在、入院しているという。鴻池氏が温泉旅行に行った日は、新型インフルエンザ問題でＷＨＯが警戒レベルを「フェーズ５」に引き上げ、政府は対策に追われていた。鴻池氏は麻生総理が国会議員になる前からの盟友で内閣発足以来、官房副長官として支えてきたが、政権のイメージダウンは避けられず、与党内からも批判の声が相次いでいる。(05/13 17:35)