米GM幹部6人、31.5万ドル相当の保有株を処分

2009年 05月 12日 13:57 JST
 

 [デトロイト 11日 ロイター] 米証券取引委員会(SEC)への報告によると、ゼネラル・モーターズ(GM)(GM.N: 株価, 企業情報, レポート)の幹部6人が、31万5000ドル相当の同社株を処分したことが明らかになった。

 GMの幹部6人は、インサイダー取引に関する規制で認められていなかった同社株の取引が8日と11日に解禁となったことから株式を売却。元副会長で現在は顧問を務めるボブ・ルッツ氏は、保有する8万1360株全てを13万0989ドルで売却した。1株当たりの売却額は8日の終値の1.61ドルだった。

 他の幹部で株式を処分したのは、ルッツ氏の後任のトーマス・スティーブンス氏や北米部門社長のトロイ・クラーク氏など。

 GMは既存株式の価値について、同社が破たんした場合にはゼロになり、財務省を中心とする債権者へ株式を発行した場合は1株当たり0.02ドルを下回る価値になるとしている。

 インサイダー取引に関する規制で、同社幹部は今年に入りほとんどの期間株式を売却できなかったが、同社の広報担当者によると、先週のSECへの四半期決算の提出後、8日と11日に取引が可能になり、12日も可能となる見通し。

 
 

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