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GM大宇への資金援助、生産台数維持が条件

米国本社に対するロイヤルティー免除の要請も

 韓国政府と債権団はGM大宇に対して新たに資金を援助する条件で、一定期間、同社工場の稼動を今の水準に維持することを求めることを検討している。

 また、同社の財務構造の改善のため、同社が米国のGM本社に支払うロイヤルティー(知的財産権の使用料)の免除を求めることとした。

 韓国政府の関係者は12日、「GM大宇に資金を援助する見返りとして、工場稼働率の維持とロイヤルティーの免除を確約してもらう方法について議論している」と語った。

 政府と債権団はGM大宇に対し、一定の生産台数の維持を求めている。GM本社が資金援助を受けた後、一方的に韓国の現地法人を閉鎖することができないようにするとの意味だ。また、資金援助後の数年間は、本社に支払うロイヤルティーを免除してもらうことで、GM大宇の財務状況の改善を図る。

 同関係者は「GM本社がGM大宇を切り捨てるならば、GM大宇が自力で開発したラセッティ・プレミアなどの車種の技術所有権を引き受ける方針だ。GM大宇が本社との関係が切れた後も生産を続けるならば、自動車関連の技術所有権を本社と共同保有する必要がある」と語った。

 GM大宇は主要債権銀行で2大株主の一つでもある産業銀行に対し、1兆ウォン(約777億円)規模の新たな資金の援助を求めている。

金栄慎(キム・ヨンジン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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