【新型インフル】９万５０００人出席できず　学校再開のメキシコ

　メキシコ教育省は、１２日に再開された小学校や幼稚園で、新型インフルエンザの症状があったために家に帰されるなどした子供や教諭が９万５０００人余りいたことを明らかにした。ほかに９１万７０００人の子供や教諭が欠席したという。ウニベルサル紙が１２日伝えた。

　再開に向けて政府は、何らかの症状がある場合は子供を登校させないよう家庭に呼び掛け、学校も登校した児童らの症状の有無を調べて問題があれば家に帰すなどの措置を取った。コルドバ保健相は１２日の記者会見で、こうした家庭と学校の二重のチェックがうまく機能したとの認識を示した。

　１１日には１９００万人余りの子供と教諭が学校に戻るはずだったが、子供の０・５％が授業を受けられなかったという。（共同）