東北大、院生自殺は指導に過失 准教授は辞職東北大は13日、大学院理学研究科に在籍していた男子大学院生=当時(29)=が昨年8月、担当の男性准教授(52)から論文を差し戻されるなどした後に自殺していたことを公表した。内部調査で今年4月、「指導に重大な過失があり、自殺につながった」とする報告書をまとめており、准教授は4月下旬に辞表を提出、辞職した。 准教授は大学側に対し「指導上、不適切な点があったかもしれない」と話しているという。 東北大によると、准教授は2007年12月、大学院生が博士号取得のために提出した論文を本人と十分に議論しないまま、差し戻した。准教授は06年にも博士論文の提出を見送るよう指示。このほか、大学院生が雑誌向けに書いた論文の書き直しが必要となった際も具体的な指導をしなかったとしている。 准教授は論文差し戻しの経緯について「まさか提出するとは思わなかった」などと説明したという。 【共同通信】
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