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ストリートビュー、カメラ低くして撮影し直し グーグル

2009年5月13日15時3分

写真:従来の撮影車。屋根についた支柱の上にカメラ(地上2.45メートル)がある=グーグル提供従来の撮影車。屋根についた支柱の上にカメラ(地上2.45メートル)がある=グーグル提供

写真:これまでより40センチ低い位置にカメラ(屋根の上の赤い部分)がある新仕様の撮影車両=グーグル提供これまでより40センチ低い位置にカメラ(屋根の上の赤い部分)がある新仕様の撮影車両=グーグル提供

 道路沿いの風景をインターネット上で見られるグーグルのストリートビュー(SV)について、同社の日本法人は13日、昨年8月から提供している東京、大阪など国内12都市のすべての画像を40センチ低い位置から撮影し直し、順次映像を切り替えると発表した。プライバシーへの配慮で、日本独自の対策という。

 SVは、地図上で特定の場所を指定すれば、走行する乗用車の上に装着したカメラで撮影した全方向の静止画像を、ネットで見られる。車のナンバーや住宅の表札が判別できたほか、地上約2.45メートルから撮影されたため、住宅のフェンス越しに撮影された民家の庭や干された洗濯物の風景が映っていることがあり、利用者らから「プライバシーを侵害する」と批判が出ていた。

 同社は数カ月以内に再撮影を始めたいとしており、「カメラの高さより下方向を撮影出来ないようにも改善するので、民家をのぞき見ることは相当程度改善されると思う」とした。撮影は1都市に数カ月かかるという。

 このほか、車のナンバーすべてにぼかし処理を行った▽要望に応じて民家の表札にもぼかしを入れる▽ネット以外に専用電話(0570・01・0041、平日午前9時〜正午と午後1時〜午後6時)からも画像の公開停止を申請できる、と発表した。

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