歌手舟木一夫(64)の後援会運営会社「藤谷(旧舟木一夫友音事務所)」(東京都新宿区)がファンからのカンパなど約1億6000万円を申告せず、約5000万円を脱税したとして、東京国税局が法人税法違反容疑で、東京地検に告発していたことが12日、分かった。
08年6月期までの3年間に、ファンからカンパなどとして渡された計1億6000万円を所得として申告せず、法人税を免れた疑い。カンパだけ別帳簿で管理していた。藤谷和子社長(73)は取材に対し「記念コンサート開催などに備え、プールしていた。私的な流用はない」と説明。修正申告を済ませたという。
同社は1986年設立。会員数は約3000人。4月中旬、社名変更した。舟木の所属事務所「アイエス」は「脱税は舟木とは無関係。コメントできない」としている。