日本PTA全国協議会が13日公表したアンケートで、保護者が子どもに見せたくないテレビ番組は「ロンドンハーツ」が6年連続でトップ、見せたい番組の首位は3年連続で「世界一受けたい授業」が選ばれた。
ロンドンハーツは、女性タレント同士が「性格が悪そう」「毎日が楽しくなさそう」などのテーマで言い争う企画が人気のバラエティー番組。見せたくない番組を2つまで挙げてもらったところ、11%が選んだ。「クレヨンしんちゃん」9%、「志村けんのバカ殿様」5%が続いた。
見せたい番組は、世界一受けたい授業が8%、「どうぶつ奇想天外!」が5%で教養系バラエティーが上位だった。
見せたくない理由は「内容がばかばかしい」「言葉が乱暴」などとの意見が多く、見せたい理由は「学習の助けになる」との声が目立った。
ロンドンハーツをめぐっては昨年末、協議会専務理事の加藤秀次さんと番組司会のタレント田村淳がラジオで対談。「子どもへの配慮を」とした加藤さんに、田村が「PTAに攻撃されてもひるみません」と応酬したこともある。
加藤さんは「ヒステリックな批判と思われるのは困るが、こちらの立場はきちんと伝えていきたい」と語った。