◇…スポーツ報知の購読申し込みは、フリーダイヤル 0120-16-4341(イロ ヨミヨイ) まで…◇
◇…過去の記事は、ご使用のプロバイダのデータベース・サービスをご利用ください。…◇
◆大相撲夏場所3日目 ○安美錦(押し出し)朝青龍●(12日・両国国技館) 横綱・朝青龍がダブルショックの1敗を喫した。西前頭筆頭の安美錦にわずか2秒3で一方的に押し出され完敗。この日、早朝に師匠の高砂親方(元大関・朝潮)の母・季喜(すえき)さんが急死し打ち出し後に知らされると、思いも寄らない悲報にぼう然と立ちつくした。ゴルフ騒動を封じる連勝スタートから一転、二重のショックに襲われた横綱。4日目の豪風戦で敗れれば一気に進退問題も浮上するピンチに立った。
たった2秒3で朝青龍が俵の外に吹っ飛ばされた。立ち合いでもろ手を突くも威力はない。逆に安美錦につけいるスキを与えた。続けざまに繰り出した苦し紛れの引きが墓穴を掘った。土俵際で左を差そうと抵抗したがすべては後の祭りだった。
座布団が舞う花道を引き揚げた完敗の西支度部屋。風呂場で「ワァッー!」と絶叫した。報道陣の質問に30秒間、沈黙。ようやく気持ちを落ち着けると「見過ぎだね。悔しいね。足が出てたね。完全に失敗や」。つぶやくように言葉を絞り出した。場所前のゴルフ騒動を封じ込めるように連勝スタートを決めた。支度部屋では自らゴルフをジョークに変え有頂天になっていた。天敵の内館牧子委員(60)も体調面を考え本場所の観戦を自粛し、土俵外での話題に振り回される状況はなくなったはずだった。しかし、甘くはなかった。3日目で早くも付いた土。武蔵川理事長(元横綱・三重ノ海)は「一気に出られると弱いところがある」。ゴルフに浮かれ、けいこをサボったつけを指摘した。
完敗で打ちのめされた心にさらなる追い打ちをかける衝撃が待っていた。高砂親方の母・季喜さんがこの日早朝、高知県赤岡町の病院で急死。享年78歳だった。親方は十両の審判長を務めると弟子の朝青龍には土俵を気遣い、知らせずに室戸市の実家へ帰った。師匠の母の悲報を駐車場へ向かう通路で知らされると「えっ! マジで!」と絶句。ぼう然と立ちつくすほどのショックだった。
昨年、途中休場した名古屋場所と秋場所も5日目までの序盤で黒星を喫している。4日目も敗れれば今年初場所のように進退問題も再び浮上する。「明日からやってもらわなければ困る」と武蔵川理事長。正念場の豪風戦だ。
(2009年5月13日06時02分 スポーツ報知)
国内最大規模の携帯ニュースサイト。スポーツニュース速報のほか、旬の社会、芸能ニュースも満載。月額84円(税込)
巨人軍公式サイト。待ち受け画像や注目の選手情報など、シーズンオフも必見。「NEWS読売・報知」の全コンテンツも利用できて月額210円(税込)!
携帯初の競輪予想情報。グランプリやダービーはもちろん、関東・南関東を中心に各レースを徹底予測。月額210円(税込)
翌日朝掲載の釣果情報を当日夜に配信。厳選した指定船宿と協力店からの正確な情報や、船宿の自慢料理・仕掛けなど、実用的なメニューもご用意。月額210円(税込)