クラウスが優勝宣言!!「マサトと闘うのはオレ」
コスプレの奪還はならず!?
――4・21MAX世界FINAL16での長島☆自演乙☆雄一郎戦は圧勝でしたね。
佐藤 とてもうまく行ったね。試合自体は短かったけど、結果には満足している。
――自演乙選手の入場はご覧になりましたか?
佐藤 ほんの少しだけね。別に興味はなかったな。
――試合前、勝ったらコスプレ衣装をオランダに持って帰ると話していましたが?
佐藤 じつは、試合後、コスチュームを取りに彼の控室へ行ったよ。
――そ、それでどうなったのですか?
佐藤 だけど、ナガシマが英語を話せなくてね。コミュニケーションが取れなくて、もらうことができなかった。軽く挨拶して終わったよ(笑)。
――それは残念ですね。7・13MAX世界FINAL8の相手が、ジョルジオ・ペトロシアン選手に決定しました。
佐藤 彼が、素晴らしいファイターだというのは分かっている。でも、ベスト8に残った選手で弱い相手はいないよ。みんな、ハイレベルだから。
――組み合わせ抽選会では、なぜ自らペトロシアン選手を選んだのでしょう。
佐藤 一番の理由としては、準決勝に進出したときのことを考えたからだ。あの位置にいれば、MAX世界FINALでは最初の試合になるだろう? そうすれば試合が終わって、休憩をゆっくりと取ることができる。だから前半の試合を選んだ。
――つまり、ペトロシアン選手は関係なかったということですか?
佐藤 うーん。そういうことでもないかな。彼は、とても賢い選手だ。オールラウンダーであり、頭を使う選手だから要注意だと思っているよ。
――その強豪を相手に、どのように立ち向かうつもりですか。
佐藤 いつもと同じように頑張るだけだ。自分にできることをしっかりとやること、それが勝利に結び付く。
優勝? オレに決まってるだろ
――最近のクラウス選手は、全盛期とされる02、03年の頃のモチベーションが戻ってきたように見えます。
佐藤 モチベーションはずっと高かったけど、今はそのときよりも調子が良い。精神的にも絶好調だし、モチベーションは高いよ。
――やはり王者になれば大晦日、魔裟斗選手と再戦できることがモチベーションを高めているのですか?
佐藤 それはプラスαで面白いと思っているが、ずっと勝ちたいというモチベーションが高いんだ。このままの状態をキープできれば、勝利することは可能だろうね。
――自身では02年以降、王者になれなかった原因をどのように分析していますか?
佐藤 トーナメントで大事なのは運だ。正直なところ、運に恵まれなかった部分はあるね。
――今年、王者になる自信はいかがでしょうか?
佐藤 今の調子は最高だからね。このコンディションを維持することができれば、なんの問題もないだろう。
――魔裟斗選手は今年の優勝候補にペトロシアン選手とキシェンコ選手の名前を挙げていました。
佐藤 残念ながらペトロシアンはないだろう…オレと闘うんだからね。
――な、なるほど。ではキシェンコ選手は?
佐藤 キシェンコもないよ。優勝するのはオレだからね。マサトの優勝予想はハズれるだろうな。
――かなりの自信ですね〜。
佐藤 少しの運が大事だと思ってはいるけど、一生懸命に練習に打ち込めば大丈夫だよ。
MAX最強のイケメンはオレだ
――もしもの話ですが、抽選会で自由に相手を選ぶことができたなら誰と対戦していましたか?
佐藤 もしかしたら違う選手を選んだかもしれないけど、そうはならなかった。抽選会の結果はオレにとって、まったく関係ないよ。
――つまり相手は誰でも良かったと。
佐藤 みんな素晴らしい選手だからベスト8に残ったんだ。もっと選択肢があったとしても、同じだろうね。
――ちなみに対戦相手のペトロシアン選手は“イタリアの伊達男”と呼ばれています。
佐藤 オレは、自分の方が彼よりもいい男だと思っているけどね。違うかっ!?(笑)。
――その判断は女性ファンにお任せするとして、MAX屈指のハンサム対決ですね。
佐藤 そうかもしれない…。だが、大切なのは誰が一番、強いかどうかだ。それもオレだけどね。
――ライバルの魔裟斗選手は引退を決意しましたが、クラウス選手は何歳まで現役を続けようと思っていますか。
佐藤 考えてないけど、あと10年はやりたいね。もしかしたら40歳までかな。
――やはり格闘技に対するモチベーションが高いですね。
佐藤 当然だ。今の調子のままで試合に臨めたら、最高の結果が待っているはずだ。そして大晦日、マサトと拳を合わせるのは、オレに間違いないよ。■