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スローセックス実践講座(13)絶対的な“官能美”
彼女と奥さんを惚れ直させるスローセックス実践講座
“美人”の基準は、時代やお国柄によっても多種多様です。太っていればいるほど美しいとされる国もあれば、首が長いほど美しいという人々もいる。さしずめ今の日本で美人とされるのは、小顔で胸が大きくウエストがくびれている女性ということになるのでしょうか? しかしこのような基準は、あくまでも、“表面的な美”に過ぎません。
多くの人々が気付いていませんが、実は、国や時代の流れにも左右されることのない、絶対的な美の基準というものが存在しているのです。それが、女性の“官能美”です。
なぜ知る人が少ないのか? 理由は簡単。男性が、女性を官能させるための知識と技術を持ち合わせていないからです。女性の裸体が美しいということは、多くの芸術家が裸婦をモチーフにして美を追い求めてきたように、誰もが認めるところです。女性の裸体は男性を魅了してやみません。けれども、官能美は、外見的な美醜とは全く別の所にあると言っていい。
ファッションモデルのような素晴らしいボディーの持ち主とセックスをしたとしても、その女性がベッドの上でマグロ状態なら、いとおしいとは思えなくなってくるはずです。
官能とは、いわゆる“イク”という現象ともニュアンスが異なります。「ウッ」という程度の絶頂を女性に与えることは、ある程度の経験を積めばそれほど難しいことではありません。官能とは、瞬間的なものではないのです。感じている状態が継続される中で、男性の愛のエネルギーと女性の愛のエネルギーが複雑に絡み合い、女性の美が内面的な部分まで含めて発酵熟成されて変質していく様子が、刻一刻と出現する状態のことです。
目は潤み、ほおの紅潮が紅葉するように全身に広がり、あえぎ声を漏らし、下腹部は絶えず硬直と弛緩(しかん)を繰り返し、全身をけいれんさせて、身をくねらせる…。想像するだけでも美しいとは思いませんか?
多くの男性が女性の官能美に触れることができないのは、己の性欲を満たすことがセックスの第一目的になっているからです。女性を官能させる唯一のメソッドは、女性を愛して愛して愛し抜くことです。そのためには、射精欲から一歩距離を取って、自分のためではなく、女性を喜ばせるためにセックスをするという意識が重要なのです。一度でも女性の官能美に触れることができれば、セックスの価値観そのものが、ガラリとかわってくるはずです。
(2007.12.07紙面掲載)
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アダム徳永(セックスセラピスト)
1000人以上の女性とのフィールドワークを経て、アダム性理論を確立。スローセックスの生みの親に。話題作「スローセックス実践入門」は20万部を超えるベストセラーに。最新刊は「スローセックス完全マニュアル」(いずれも講談社)。
六本木「セックススクールadam」=http://www.adam-tokunaga.com/
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