ラビヤ・カーディル(レビヤ・カディール)

  • ウイグル人人権活動家ラビヤ・カーディルさん
    rebiya_0512dw

  • この写真の女性はウイグルの元「良心の囚人」で女性企業家のラビヤ・カーディル(中国語ピンイン表記 レビヤ・カディール)さんという人です。ラビヤさんは中国ウイグル族の女性起業家として大成功をおさめ、慈善、社会活動にも大きな業績をあげてきました。ところが1999年に彼女は現地の新聞と政治犯リストをアメリカに送ったという理由で不当に公安部に逮捕され、理不尽な8年の懲役刑を宣告されました。しかし人権団体やアメリカの尽力で2005年3月に釈放されて、現在アメリカにいます。彼女は服役中にエバティ、ホルタ、アウンサンスーチー、金大中らも受賞したノルウェー、ラフト人権賞を受賞しました。現在、アメリカでウイグル人の人権のために勇気ある活動をされていますが、彼女の息子、娘ら7人が中国公安に意趣返しの逮捕、暴行、リンチ、収監、自宅軟禁などされるなど、抑圧は激しさを増すばかりです。ラビヤさんのことはラビヤ・カーディル紹介サイトあるいは左サイドバー下から関連記事を読んでいただければよくわかると思います。どうか知ってあげていただきたいと思います。諸君!2006年5月号のインタビューもあわせてお読みください。
  • ラビヤカーディル紹介サイト
    ↑クリック ラビヤ・カーディルについてはこちらので。

中国を追われたウイグル人


ラビヤ・カーディル(レビヤ・カディール)暗殺未遂

梶ピエールの備忘録。

The Opposite End of China || Xinjiang & Northwest China Blog (中国的另一端 || 新疆 & 中国西北博客)

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2009/05/13

そのとおりです。小谷野敦先生「日本ウイグル協会」の水谷尚子氏への攻撃、中傷行為について。

猫を償うに猫を以ってせよ

水谷尚子さんがんばれ
http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20090512

水谷尚子さんがおかしなことに巻き込まれている。ググると二番目に水谷さんを非難する文章が出てくるのだが、どうやら高田純とかいう学者を中心とした「日本ウイグル協会」というのが、ウイグル独立運動の人を招いて日本でシンポジウムをやろうとして、しかしその協会が「右翼」「反中」であると見た水谷さんが、そういう事情を知らない運動家を呼ぶことに反対した結果らしい。水谷さんが「妨害工作」をしたとか盛んに書いてあるのだが、具体的に何をしたのかほとんど分からなくて、ミクシィの日記に粘着したとか、失笑してしまうようなことしか書いてないのだよね。

 もっとも水谷さんも、ミクシィで活動しているだけじゃなく、自分のサイトを作って立場を鮮明にすればいいのにと思う。私はまあ、中共独裁は倒れたほうがいいとは思うが、「右翼」であるつもりはないので、水谷さんの立場は理解する。しかし政治運動は厄介で、日本では、「左翼」にすると強制的に「護憲」がついてき、「右翼」にすると天皇がついてくる。

そういうことです。猫猫先生。
「日本ウイグル協会」はイリハム・マハムティ氏を中心とした在日本のウイグル人団体であるかのような印象を与えていますが、実際は白石洋二(念舟)という人物を中心とした日本人の団体です。「日本ウイグル協会」がつくられた後に「イリハム応援団」なる支援団体が作られたことが発表されました。
つまりは「日本ウイグル協会」は支援団体である「イリハム応援団」とほぼ一体です。
当然、全世界の在外ウイグル人団体を統括する世界ウイグル会議HP上で傘下団体にその名はない。
水谷尚子先生は「日本ウイグル協会」の活動がさも中国に批判的な日本在住のウイグル人の総意であるかのごとく日本人が運動していることに終始批判的でした。
例の「シンポジウム」に関してですが、札幌医科大学の高田純博士が中国の核実験について学術的に被害を算定されたことは画期的だとは思います、しかしながら氏は学術的な著述を超えて政治的な中国批判に踏み出しています。
「ウイグル独立運動の人」たるアニワル・トフティ医師を最初に日本に紹介したのは水谷氏ですが、アニワル氏の祖国で原爆症に苦しむ人々への思いを汲んで水谷氏は現地救済の手段など(アニワル氏の日本への留学)をコンタクトされてきた高田氏に打診してみましたが、反応は良くありませんでした。
そのあと高田氏は「日本ウイグル協会」の方に急接近されていきました。高田氏の提言でシンポジウムが発起されたらしいですが、それについて水谷氏は「アニワル氏出席反対」の意志を高田氏にメールされて、それを高田氏が「妨害行為」としてのちこの騒ぎです。(「断固阻止」なる言い方は私もどうかとは思うのですがね。)小谷野先生がおっしゃられるように日ウ協側はそれ以外の「妨害行為」が何なのか全く指摘せず水谷氏を中傷しています。反論されたくないからだということが考えられます。

「日本ウイグル協会」がおこなった「シンポジウム」が「政治集会」ではないと日ウ協周辺は言いますが、そもそもその正体であるイリハム応援団の会則には人権問題提議を超えた打倒中共が明確に記されています。
そしてシンポジウムのゲストスピーカーに呼ばれたのが「授業中の反中パンフレットの配布」「シナ人連呼」で物議をかもして麗澤大学講師を辞めさせられた藤井厳喜(昇)。
シンポジウムを銘打っているもののディスカッションタイムなしでした。
結論が決まっていた反中色の強い集会であったことは間違いないでしょう。

水谷さんは自身のサイトはお持ちではないですが、当ブログに自分の立場的なものをコメント欄に投稿してもらっています。

ご参考までによろしくお願いします。
http://kok2.no-blog.jp/tengri/2008/08/post_d1b7.html

http://kok2.no-blog.jp/tengri/2009/02/post_49cf.html

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コメント

サイト運営し始めた者なんですが、相互リンクしていただきたくて、コメントさせていただきました。
http://hikaku-lin.com/link/register.html
こちらより、相互リンクしていただけると嬉しいです。
まだまだ、未熟なサイトですが、少しずつコンテンツを充実させていきたいと思ってます。
突然、失礼しました。
WG5XdXYH

ラビヤ・カーデルさんの自伝が出版されますね。ダライ・ラマが序文を寄せているそうです。英語なので、早く日本語役が出てほしいです。
Dragon Fighter: One Woman's Epic Struggle for Peace with China (Hardcover)

アマゾン
http://www.amazon.com/Dragon-Fighter-Womans-Struggle-Peace/dp/0979845610/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1242184212&sr=8-1

質問です。
ニコニコ動画で見て来ました。

>反中色の強い集会であったことは間違いないでしょう。

中国の核実験を取り上げたり、東トルキスタンの旗をあげてデモをすることに反中色を出さないことは不可能ではないでしょうか?

このブログも、内容もリンクしているサイトも書籍も充分に反中色が強いとおもいますが?

水谷尚子氏もチャンネル桜に出演している動画もあります。書いているのも右よりな雑誌が多いですよね?

自分はとくに右翼というわけではないのですが、こういうブログを運営していて中国政府から抗議などは来ないのですか?

右翼左翼以外の不満の理由があるのではないでしょうか。

イリハムさんの動画も拝見しましたが矛盾もなく非常に納得する内容でした。

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