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果たして幽霊は? 米国で築180年の建物を調査

5月12日10時14分配信 産経新聞

 【ニューヨーク=松尾理也】米ニューメキシコ州のさびれた町に立つ築180年の建物に「幽霊が出る」との評判が立ち、このほどアリゾナ州フェニックスに事務所を置く調査団体「西海岸心霊・超常現象協会」が調査に入った。AP通信が伝えた。

 建物はレンガ造りで、開拓時代に駅馬車の停車場として使用され、内部はバーやホテルになっていたという。2001年に現在の所有者が購入したところ、室内のストーブの扉がひとりでに開いたり、謎めいたため息が聞こえたりするなど不思議な現象が起きることがわかった。

 一方、「心霊・超常現象協会」は「不思議な現象の理由を科学的に解明する」との触れ込みで調査を行う団体で、代表者はこれまで200件以上の調査実績があるとしている。いわば、「科学的ゴーストハンター」だが、これまでの調査のうち5%程度は、どうしても科学的に説明のつかないケースもあったという。

 所有者は調査終了後、建物を地ビール醸造所に改造する計画を立てており、「科学的に現象が説明されることを望む」と話している。

 ただし、地元紙によると、今回の調査はドキュメンタリー専門のテレビ局「ディスカバリーチャンネル」の撮影隊も同行し、番組が放送されるまで調査結果は公表されないという。建物が立つ町は、最盛期の人口2000人から、現在は35人にまで減っている。今回のゴーストハントには、町おこしの側面もありそうだ。

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最終更新:5月12日10時58分

産経新聞

 

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