福田沙紀／西島隆弘／片瀬那奈／入山法子／入江甚儀／モト冬樹／岡田義徳／友近／鰐淵晴子ほか

キュートでコミカル、そしてちょっぴりホラーな恋と感動の物語

ゴーストが見えはじめたのは交通事故がきっかけだったが、明日香はゴーストの心残りや願いを叶えてやるために日々奮闘することに。毎回、幽霊事件が起こり、やがてゴーストたちが集団で暴走し始め、混乱が広がるなかで明日香の恋も岐路に立つ。ゴーストとの交流を通じて、恋する心、友情、親子の愛情などを知って成長していく少女の姿を描くファンタジック・コメディー。ヒロイン明日香役は、ドラマ初主演の福田沙紀。

半年前のバス事故以来、明日香(福田沙紀)はゴーストが見えて会話もできるようになっていた。ある日、バイト先の店長・あやか（片瀬那奈）と行ったファッションショーで、カイト（西島隆弘）とい青年と出会う。謎めいたカイトの雰囲気が明日香に強い印象を残す。そんな折、明日香は親友・ミク(水崎綾女)のゴーストに頼まれて、彼女の生前の恋人・拓海（川久保拓司）とのデートをセッティングするが、結果は…。

●神谷明日香
(福田沙紀)
高校3年生。同級生のミクとユイ（愛衣）たちが巻き込まれたバス事故に遭ってからゴーストが見えるようになる。やがてカイトへ恋心をつのらせる。

●カイト
(西島隆弘)
謎めいた雰囲気の青年だが実はゴースト。人間界に逃げてきたゴーストである生前の恋人・美空（入山法子）をひそかに追っている。

●小野あやか
(片瀬那奈)
明日香のバイト先のアクセサリー店兼カフェの店長。以前は、明日香と同じようにゴーストが見えていた。明日香のよき相談相手。

●本郷美空　
（入山法子）
ゴーストであり、カイトの恋人。カイトとの心のすれ違いに悩み、人生に悔いを残していた。カイトを残して人間界へと逃亡し、人に憑依して騒ぎを起こす。

●神谷武志　
（入江甚儀）
明日香の弟で、中学3年生。ゴーストの存在などまったく知らず、クラスメートの女子たちにモテまくっている。

●新庄辰巳　
（岡田義徳）
明日香が所属する美術部の顧問。気弱だが、明日香の将来の進路を気にかけている。ゴーストの騒ぎに自分も巻き込まれていることを自覚していない。

●神谷聖子
（友近）
6年前に亡くなった明日香の母親のゴースト。残した家族たちのことが心配で、いまだに昇天していない。フラダンスが趣味。

ゴーストが見えるヒロインを福田沙紀が熱演!!

NHK総合で木曜8時の“ドラマ8”がスタートして2年目。今年度の第1弾『ゴーストフレンズ』は、ゴーストが見えるようになったヒロインとゴーストたちの交流を通じて、恋する心や友情、親子の情など、一人の少女の成長を描くファンタジック・コメディーだ。その『ゴーストフレンズ』のスタジオ収録にあわせて、取材会が行われた。

谷口卓敬プロデューサーは「ゴーストが見えるようになってしまった主人公・明日香のさまざまなゴーストとの出会い、ハラハラドキドキの展開と感動、そして実はゴーストである謎の青年・カイトとの恋の芽生えとその後…をファンタジックにかつコミカルに描いていく、とても楽しいドラマになっています。ゴーストのカイトがこの世にやってきた謎も毎回少しずつ解き明かされていくというミステリアスな展開があり、目の離せないドラマだと思います。どんなドラマにも似ていない非常に個性のある、見応えのあるものになっていると思います」と語った。

神谷明日香を演じる福田沙紀は「今回初めて連ドラの主演をやらせていただいていますが、そんなに気負わず自分らしく楽しくやっています。スタッフさんもキャストさんも皆本当に温かくて、いい感じでいま撮影が進んでいると思います。よかったら見ていただけたらなと思います」と挨拶。「ゴーストの皆さんとお芝居することが多いのですが、（後で合成するシーンの場合には）誰もいない中、1人で芝居することもたまにあり、結構楽しみです。後で演技をする人と話し合ったりもしなければいけませんが、明日香の表情なども違う方向から感じることができるので、そういうところに気をつけながら演じています」

NHKドラマ初出演でカイト役の西島隆弘は「今回、非常に楽しみだなと思いながらやらせていただいています。今回のキャストの方々は女性が多くて僕はちょっとウハウハな感じでやらせていただいています。これからも楽しくやっていきたいなと思っています」と語る。「カイトは死んでから非常に後悔したことが多いので、ぜひ見てくれる方々も明日香やカイトを通して、今を大事にすること、やらずに損するよりも、やって損をした方がいいと思ってもらえたらと思います」

小野あやか役の片瀬那奈は「私は唯一明日香がゴーストが見えることを知っているという意味で唯一の理解者になると思います。そういう意味でちょっとお姉ちゃんぽくというか、安心できるような役作りをしていきたいなと思っています。沙紀ちゃんとは去年も舞台で半年間くらい一緒で、いいところも嫌なところも全部わかっているつもりなので、楽しい芝居をやっていけたらいいなと思っています」と語っていた。

明日香の母親役の友近 は「死人やお化け役は事前にお祓いをするんじゃないのかなと思ってたんですけど、全くそれがなく…。今後とり憑いてくるんじゃないかとちょっと心配なんですけど、すごく楽しくやらせていただいております。おそらくお化けのことを怖いって思っている方がほとんどだと思うんですけど、このドラマを見ていただいたらお化けなんて怖くないなと思っていただけると思うので、ぜひお化け嫌いな方にも見ていただきたいなと思います」と。

明日香の父親役のモト冬樹は「聖子（友近）とは夫婦でいつもそばにいるんですけど、芝居の中では1回も口をきいたことがありません。毎回料理が出てくるんですけど本当に美味しくて…。僕は本当は料理できないんですけど、一生懸命料理を作っておりますので、ぜひ見ていただきたいと思います」と話していた。

名取裕子／寺島進／益岡徹／森翼／大島蓉子／山口美也子／みやなおこ／小林千晴／脇沢佳奈／福本清三／渡辺いっけい／蟹江敬三　ほか

京都地検の女が文字通り“帰ってくる”！　寺島進を新たに迎えて送る、人気シリーズ第5弾！

“主婦の勘”で難事件を解決に導く京都地検の名物検事、鶴丸あや（名取裕子）が帰ってくる！　前シリーズで島根県に異動になったが、再び京都地検へ。テレビが大好きで主婦ならではの発想で事件にアプローチしていく姿は今回も健在。さらに、前シリーズで海外に旅立った北村警部(船越英一郎）に代わり、京都府警本部捜査一課警部補の成増清剛（寺島進）が登場！　あやとぶつかりながら、隠された真実をあぶり出していく姿は新鮮な驚きを見せてくれそうだ。名取と寺島は初共演。どんなパートナーシップを見せてくれるか、乞うご期待！

島根に転出した鶴丸検事が戻ってくるという噂を聞き、以前、あやに頭を抱えていた元補佐役・太田勇一（渡辺いっけい）は戦々恐々。あやの元上司の高原副部長（蟹江敬三）に確かめたところ、それが真実だと知り、肩を落とす。太田は再び事務官としてあやを補佐することになるが、あやはテキパキ仕事をこなし、定時には帰るという、これまでとは違う働きぶりを見せる。何があったのかと頭をひねる太田。数日後、城山健一（辻村綾二）という殺人事件の容疑者が、あやのもとに送致されてくる。そんな中、成増清剛警部補からあやに会いたいと連絡が…。

●鶴丸あや
（名取裕子）
京都地検の名物検事。異動先の島根から帰ってくる。検事としての実力もさることながら、“主婦の勘”を武器に、女性ならではの発想で事件を解決に導く。周囲の迷惑も考えずに、暴走してしまうのがたまに傷。市場やバスなどで、主婦たちと井戸端会議をし、テレビのワイドショーで盛り上がるのが日課。

●成増清剛
（寺島進）
京都府警捜査一課警部。実家が禅寺で僧侶の資格を持っているが悟っているわけではなく、ひょうひょうとしていて、むしろ煩悩の塊。叩き上げの刑事で根は熱血。自分の捜査に絶対の自信を持っていることから、あやや地検が口を挟むことをバカにしている。だが、あやのようなタイプは初めてで結局、振り回される。

●太田勇一
（渡辺いっけい）
あやの補佐役。この道20年のベテラン事務官。典型的な事なかれ主義で、いつもあやの暴走に振り回されて、うんざりしている。早く部下という立場から逃れたいと望んでいるが、うまくいかない。女性やお酒に目がなく、お調子者で、どこか憎めない。

●高橋純之介
（蟹江敬三）
京都地検刑事部副部長。あやの直属の上司。あやを叱責することも多いが、検事としての実力を認め、新任の頃からあやを知っている一番の理解者。かつては、“夜の帝王”の異名も持っていたが、妻を亡くし、再婚後は、おとなしくしているらしい。

●池内弘二
（益岡徹）
中京警察署刑事。叩き上げで捜査の腕前には定評はあるが、多少、ひがみっぽいところがある。手柄を立てるあやに対して皮肉な物言いをし、慇懃無礼で、あやとの対立も絶えない。愛妻家で、早く子供が欲しいが、その願いは叶えられずにいる。

●本木恵介
（森翼）
検察事務官見習。新たに太田の部下として配属されてくる。目の前で起こることがすべて初めての経験で、あやの暴走に、巻き込まれるハメに。

●鶴丸りん
（脇沢佳奈）
あやの娘。大学一年生。あやに対して生意気な口を利くが、多忙な母に代って家事をするなど、しっかり者。

●鶴丸章太郎
（？）
あやの夫。東京でひとり暮らし。休日に京都へやってくることがあるが、いつも間が悪く、なかなか家族水入らずの時間を過ごせない。

●成増清一
（福本清三）
清剛の父親。禅寺の住職。

藤木直人／木村佳乃／夏川結衣／荻野目慶子／渡辺いっけい／余貴美子／室井滋／小林稔侍　ほか

キュートでコミカル、そしてちょっぴりホラーな恋と感動の物語

福田沙紀のドラマ初主演作。交通事故がきっかけで、ゴーストが見えはじめるようになった明日香（福田）が、ゴーストの心残りや願いを叶えてあげるために日々奮闘する姿を描く。毎回、幽霊事件が起こり、やがてゴーストたちが集団で暴走し始め混乱が広がるなかで、明日香の恋も岐路に立つ。ゴーストとの交流を通じて、恋する心、友情、親子の愛情などを知って成長していくという、ファンタジック・コメディー。

逃れるように藪の中へ入り、強く抱き合う男女……。それを闇の中から凝視する若い男がいた。翌朝、女は死体となって発見された。その5年後、美容室「ムラセ」で、アシスタント美容師の佐山が、客に高級時計を贈られたことで店主に「ホストのようだ」と叱られていた。たった今、店先で男と別れたばかりの幸子（木村佳乃）は、そんな佐山に魅かれてしまう。その頃、東京高等検察庁では、検事の桑山信爾（小林稔侍）が5年前の殺人事件の犯人が病死したとの報せを受けていた。その数日後、福岡を訪れた佐山は帰京して新たなヘアスタイルを完成させる。

●佐山道夫
（藤木直人）
新進気鋭の美容師。一流の技術とセンスで女性たちを虜にし、美容界の頂点を極めようと駆け登っていく。

●福地フジ子
（夏川結衣）
週刊誌編集者。幸子の友人。恋愛に興味を失っていて中性的なスタイル、ファッションが特徴。道夫の過去を暴く…？

愛欲渦巻く美容界を描いた名作に挑むキャストが作品への意気込みを告白

木曜ドラマ・松本清張生誕100年スペシャル「夜光の階段」の記者会見が開催。藤木直人、木村佳乃、夏川結衣、室井滋が出席し、ドラマへの抱負を語った。
佐山道夫役の藤木直人は「今年は松本清張生誕100周年という記念の年にこの『夜光の階段』という作品に参加できることを光栄に思っています。生誕100年にふさわしいとても豪華なキャストの皆さんとても魅力的で個性的で、毎日現場で共演者の方の演技を見るのが楽しみ。ただ一つ心配なのは僕が周りの人物を次々と殺していくということ（笑）。最終回までにはちょっと寂しいことになるのではと心配してます。面白く仕上がっていると思います。よろしくお願いします」と挨拶。生誕100年の清張作品については、「松本清張作品はたくさんの名作があり、松本清張ファンも大勢いらっしゃるので期待を裏切らないようにというのと、大人の観賞に耐えられるような作品を作らなければとプレッシャーを感じています」と語った。藤木は主題歌「CRIME OF LOVE」を手掛け、作詞も担当したが、「せっかくの主題歌なので、作品と世界観を変えるつもりは全くなくて佐山と幸子の“純愛”をクローズアップしながら、最終的には破滅すると知りながらも燃え上がる恋を描いた」とアーティスト・藤木直人の一面ものぞかせた。また、“悪い男”を演じるならではの苦労については「学生の頃から悪い方には走らなかったので、自分にはない要素。監督の思いもあって最初のほうは普通な、フラットな人間のつもりだけど、ストーリーが（サスペンスフルな）ストーリーだけに十分悪者に見えてくるのかな、と。ストーリーに助けられてる部分が多いと思います」と明かした。

枝村幸子役の木村佳乃は「松本清張さんの作品を演じさせていただくのは初めてで業の深さや物語の予想もつかない展開の早さや、人が足をひっぱったりひっぱられたりという息もつけぬ展開になんとか追いつくように胸がドキドキしながら一生懸命演じております。私の役は佐山にほれてほれてほれぬいて、どんどん常軌を逸してしまうという役柄。佐山を純粋に愛する気持ちが描ければと思って演じています」とコメント。松本清張作品については「大好きで読んでいたんですが、演じさせていただくのは初めて。まさか幸子のような役を私にいただけるとは思ってなかった。今まで全くやったことがない女性で本当に悩みました…。嫉妬に駆られて、シャツにワインをかけたり足に噛み付いたりするんですけど、どうやって私がやればいいのか迷ったんですが、ベースにあるのは純愛。好きだからこそそれが度を越してしまうというそこを気持ちを大切にしようと思いました」と難役に挑む苦労を明かした。藤木の印象については「藤木さんに首を絞められるシーンがあったんですが、（締めないで）触ってるぐらいで私から『絞めて』って言ったぐらい、気を使ってもらって優しいです。現場では優しいお兄さんとして慕ってます」と撮影秘話を吐露。

福地フジ子役の夏川結衣は「藤木さん演じる佐山と、どうなるのかまったく予想がつかない。原作とも役柄の設定が違うので、その点は原作を知ってらっしゃる方にも『どうなるのこの人？』と思って楽しんでもらえるように今からがんばっています」と語った。藤木の印象については、木村、室井が「優しい」というのに対して「優しい？　全然そんなことない。軽く毒を吐いて、知らん顔をしているような印象」と明かした。

波多野雅子役の室井滋は「藤木さんと濃厚なラブシーンがありまして…。全国の方には申し訳ないんですが、一緒にお風呂に入ったり、竹林で抱き合ったりもしました」と笑わせた。撮影前に準備したものは「ヌーブラ」と明かし、「入浴シーンが2回もございまして、都内で5軒ほど回りました」とヌーブラ秘話を告白。現場での藤木の印象については、「優しい方で嫌がらずにいろんなことをしてくれる。風呂に入ってるときに水位が下がってきたら、水もれてますよねとか教えてくれたり…。ラブシーンも多いし、接触することが多いんですが、そういう時に相手の方がよそよそしいと困るんですが、今はもう兄弟のように接してもらってます」と語った。

また会見の最後には、美容師役の藤木が記者を相手に公開ドライカットを披露。藤木は「緊張しました。テープカットと勘違いしてバッサリ切りそうでした」と緊張しながらも、華麗なテクニックを見せた。

天海祐希／竹野内豊／戸田恵梨香／溝端淳平／玉山鉄二／吉瀬美智子／ケンドーコバヤシ／温水洋一ほか

天海祐希がクセ者刑事たちのボスで大活躍！　オシャレでスタイリッシュ、ポップな新感覚刑事ドラマ

刑事ドラマなのにオシャレでスタイリッシュ！　天海祐希がワケありの米国研修から帰ってきた美人女性キャリア大澤絵里子（天海）に扮して、ファッショナブルな“BOSS”として難事件に挑む！　アメリカ留学から帰国した大澤は、多発する凶悪犯罪に対応するために新設された特別犯罪対策室の室長で、一癖も二癖もある寄せ集めの刑事たちと難事件に挑み、解決する。“BOSS”の最大の理解者である同僚キャリア役を竹野内豊、“BOSS”が最も手を焼く部下役を戸田恵梨香が演じる。

警視庁に新たに特別犯罪対策室が設置され、室長に、左遷先のアメリカから戻ってきた大澤絵里子が就任。部下たちは、能力はあるが素行に難のある警察内の問題児ばかり。そんなある日、管内で上半身が焼け焦げた焼死体が発見された。捜査を開始するが、部下たちはクセ者揃いで足踏みがそろわない。現場でアルコール度数90度近くの酒が発見されたことから、その酒に引火した結果と思われたが、絵里子は被害者の毛髪を科捜研に回しており、そのDNA鑑定で、被害者が酒が飲めない体質であることが判明。絵里子はFBI仕込みのプロファイリングを始める…。

●大澤絵里子（40）
（天海祐希）
警視庁捜査一課特別犯罪対策室の室長。順調に出世街道を歩いていたが、突然、アメリカに留学。実質上の左遷と噂される。その間、ＦＢＩで最新の捜査技術を学んで帰って来るが、誰もそのことを知らない。過去に父と何らかの確執がある様子。

●野立信次郎（40）
（竹野内 豊）
警視庁の中枢に身を置く警察庁のキャリア官僚。上層部からも一目置かれる存在だが、ワイルドな風貌や、セクハラまがいの発言など、掴みどころがない。絵里子の同期で良き理解者。

●木元真実（23）
（戸田恵梨香）
絵里子の部下。元科学捜査班で情報収集のエキスパートだが、朝起きるのが苦手など、マイペースで、社会不適合者とみなされて特別犯罪対策室へ。他人に対して興味がなく、年ごろなのにおしゃれしている様子もない。エキセントリックな言動もあるが、根は素直。

●片桐琢磨（32）
（玉山鉄二）
絵里子の部下。クールでスマート。オシャレで、拳銃射撃や柔剣道などピカイチ。仕事に対して、あまりやる気を見せていないが、何か過去の事件に原因があり、野立はそれを知った上で、絵里子の元へ異動させた。

●花形一平（23）
（溝端淳平）
絵里子の部下。子供の頃から正義感が強く、ガッツだけが取り柄。大ボケすることも多く、絵里子は頭を抱える。また出来もしないことを「出来る」と言ってしまい、周囲を困らせることも。空回りしがちだが、素直。

●奈良橋玲子（34）
吉瀬美智子
科学捜査研究所の鑑識官で監察医。真実の元上司。美人で独身。男性にモテると評判で、とっかえひっかえデートをしていると噂だが、誰も彼女を口説き落としたことがないという伝説を持つ。たまに意味不明の不謹慎ギリギリの発言をして、周囲をはらはらさせる。

●岩井善治（37）
ケンドーコバヤシ
絵里子の部下。マッチョで柔道、剣道など格闘技に秀で、けんかっ早く、暴力刑事とレッテルを貼られている。男らしいが、ゲイなのではないかと思われる言動が。

●山村啓輔（50）
温水洋一
絵里子の部下。ベテラン刑事で「落としの山さん」の異名を持つが、「自白に追い込む能力が凄い」という説と「うっかり者で落し物が多い」という二つの説がある。絵里子に嫌悪感を抱き、対立。犯人を絶対に挙げるという信念は誰にも負けない。

天海祐希扮する“BOSS”が、クセモノぞろいのメンバーたちと難事件を解決！

天海祐希がフジテレビで3年ぶりに主役を務める「BOSS」（フジテレビ系）が会見を開き、主要登場人物が勢ぞろいした。 40歳独身、アメリカ帰りの元キャリアで警視庁捜査一課に新設された「特別犯罪対策室」の室長・大澤絵里子役の天海は「皆様、お忙しい中、足を運んでいただきありがとうございます」と挨拶。「3年ぶりと聞いて私もびっくりしています。今、撮影も快調に進んでいます。素晴らしいメンバーなので撮影が楽しくてたまりません」と喜びを語った。

警視庁に身を置くキャリア官僚で参事官補佐の野立新次郎役の竹野内豊は「今までいろんな人物を演じた中で、よくよく考えると刑事役が一番多いんじゃないかと思います。眉間にしわが寄るような役が多かったんですが、今回は楽しくて、笑えるところもたくさんある。何も考えずに思い切って楽しんで演じたいです」と役どころの意気込みを述べた。

絵里子の部下で、科学捜査班から来た社会不適合者の一面を持つ木元真実役の戸田恵梨香は「私は刑事という役は初めてだし、こういうキャラクターを演じさせていただくのも初めてで、私にとって挑戦の作品。試行錯誤しながら頑張っています。全然いけてない刑事がかっこいい“BOSS”のような刑事になる成長を丁寧に演じていきたいなと思います。私自身も成長できれば」と話した。

同じく絵里子の部下で警官になるのを夢見ていた熱血刑事・花形一平役の溝端淳平は自らのセリフで「『やる気、元気、花形』の溝端淳平です」と自己紹介。「そうそうたる皆さんの中にいるだけで光栄。顔合わせでも緊張しました。でも唯一の10代だし、刑事ものは初めてだしで、弱気になることもあるけど、若さが求められていると思うので、天海さんにも竹野内さんにもない若さを出していって頑張っていきたいです」と元気いっぱいにコメントし、会場を沸かせた。

科学捜査研究所の鑑識官・奈良橋玲子役の吉瀬美智子は「鑑識官の役で、セリフも大変じゃないかと思いましたが、ポップでコメディー要素が多いので、楽しめています。素敵なキャストの皆さんと仕事できることをうれしく思っています。楽しい作品になるのでよろしくお願いします」とアピール。

絵里子の部下で、格闘技が得意の肉体派刑事、ゲイ疑惑のある岩井善治役のケンドーコバヤシは「連ドラは初挑戦なんですが、プロデューサーがわざわざ僕のところに挨拶にいらっしゃって、『連ドラに挑戦していただいたら面白いんじゃないですか？　新しい感じになるんじゃないですか？』と言っていただきまして。『やりやすいようにケンドーコバヤシさんのままでいけるように台本もやってますんで』と。そんなありがたいこと言われて『ありがとうございます、ぜひやらせていただきます』と、いざ台本開いてみますと、ゲイの役（笑）。どういうことだと。僕のそのままがゲイだったという…。天海さんや戸田さんや、吉瀬さんら、女性陣に目がいかないように、しっかり男性陣に目をやっていきたい」と芸人らしいユニークなコメントで会場は笑いに包まれた。

同じく絵里子の部下で、「落としの山さん」の異名を持つ山村啓輔役の温水洋一は「最初、この話いただいた時に、変質者の役かなと思いましたら、刑事の役でよかったです（笑）。“いい男といい女たち”のメンバーに入れて、とても喜んでいます。ケンドーコバヤシ君と同じシーンが多くて、“夜”のお話を結構しているんですが、そういうところも役に反映させていければ、面白くなるんじゃないかと思います」と続け、さらに会場は盛り上がった。

また、絵里子の部下で、クールでスマートなのだが、とある事件をきっかけに警察組織を信じられなくなった刑事・片桐琢磨役の玉山鉄二は「天海さんとは4回目の共演になります。僕、何気に刑事役は初めてなもんで、竹野内さんの今までやった刑事のドラマを拝見させていただきました。天海さんには現場を盛り上げていただいて、雰囲気のいい現場になっています」と語った。

台本を読んでの感想をという質問には、天海は「スピード感あり、テンポよく、ちょっとしたところですっと笑えてしまうような感じだったので、私が受けた印象をお茶の間の皆さんに伝えられれば。本当におもしろい台本でした。それに負けないキャラクターとお芝居ができたらいいなと思っています」と。竹野内は「本当によく練りこまれている。通常、何人かの登場人物の中で、個性が強いキャラクターがいるのですが、今回は全員が、本当に強烈な個性を持っている」。戸田は「お話もキャラクターも魅力的で読んでいてワクワクした。台本を読みながら皆さんのキャラクターを外見からイメージできましたし、やる気の出た本でした」。溝端は「キャラクターが面白くて、それをこのメンバーで演じたらどうなるんだろうと楽しみで、それに僕が参加させてもらえることにワクワクとプレッシャーがありました。僕のセリフはどうなんだろうと見ると、『やる気、元気、花形』というセリフが…。これを天海さんや竹野内さんの前でできるだろうかと不安だったけど、やりきりました！」。

吉瀬は「デキない感じの人たちがどうやって成長していくのか楽しみ。先の展開も楽しみ」。温水は「寄せ集めのような対策室のメンバーなんですけど、それぞれ取り柄のようなものがあって、プラモデルの部品を組み立てるように事件を解決していきます。僕もダメな役なんですけど、手がかりのようなものを出すこともあるから楽しみ。シリアスなシーンもあるけど、気の緩むコメディー要素もあり面白い」。ケンドーコバヤシは「玉山くんの役、代わってほしいなと。すごいかっこいい役なんですよ。ひとりで片桐のセリフ練習しています」。玉山は「今まであった刑事ドラマではセオリー的なものを感じたりしているが、今回はセオリーは払拭し、壊すような作品。次の日の活力になるような斬新なものになっている」とそれぞれが満足しているという答えを述べた。

また、演じる上で注意している点やお気に入りのセリフとの質問には、天海は「強烈なキャラクターの皆さんに負けずに存在すること。お気に入りのセリフは竹野内さん演じる野立さんに『あんた本当に最低だよ』というセリフがあるんですが、竹野内さんにそんなこと言える機会はこれくらいですから思い切り言わせてもらいます」。竹野内は「眉間にしわがよらないように。ひとりひとりのキャラが際立っていて、今後の展開が楽しみ」。戸田は「目のくせ、手のくせ、いろんなくせの設定しているので、あまりやりすぎても成長する役だから…。悩みながらやっている」。溝端は「明るくて元気でやる気があるけど、それだけじゃなくて、正義感だったり、23年生きてきた中で刑事になりたくてがんばってる青年になるように注意している。アドリブをあまり入れたことないけど、監督がどんどん自分で考えてやっていいよ、天海さんが返してくれるからと。僕がどんなくだらないアドリブしても返してくれるから嬉しいです。ありがたいし、すごいなぁと」。

吉瀬は「実は若い男の子が大好き。溝端くんを見て私はこういう子が好きなんだと、渋谷を歩いていても、若い男の子を見て意識している。セリフで好きなのは1話の『お母さん…』というセリフが好きだった」。ケンドーコバヤシは「スタッフ、キャストの皆さんに謝罪入れたんですけど、役作りのために新宿の二丁目に行ってきますと宣言したにも関わらず、誘惑にかられて夜の五反田に吸い込まれて行きました。でも、それで温水さんとの話が盛り上がった。けがの功名」と笑いを取り、さらに「お気に入りのセリフで普段でも使っていこうかなというもので、『決められた時間の中で僕は仕事しています』」。と玉山の役のセリフを口にした。

これに玉山は「ケンドーコバヤシさん、本当にずっと練習してるんですよ」とかぶせ、溝端が「僕のセリフも『眠気、色気、岩井』と変えて言っている」と暴露し、取材陣は大爆笑。温水は「あいている時間に皆さんと会話できるように。それを楽しんで、お芝居にそれが出ればいいなと。あとケンコバさんから夜のお話を聞くのが楽しみです」。玉山は「今、変な事件がたくさん起きている中、作り手、役者がちゃんと伝えていかなければいけないという使命感を持っています。好きなセリフは、竹野内さんの登場シーンで竹野内さんが『こんにちは、男前です』と言うのがツボで。あとセリフじゃないですが、温水さんの財布のつなげるチェーンが輪ゴム。ここまでやっていながら、ドラマでは一切触れていません」とドラマのディティールを明かすコメントを語った。

理想のボス像についての質問もされ、天海は「ぱっと思い浮かぶのは、うちの事務所の代表。BOSSと呼んでいます。あとBOSSと言えば石原裕次郎さん。私生活では母親がBOSSです。執事になり下がってます。絵里子はチクチク言うんですが、その人の特性を見て言っている。自分が動いて口だけじゃないのが素敵だなと思います」。竹野内は「うちの会社の代表（笑）」。戸田は「絵里子さんのようなBOSS。楽しくて男前で仕切っている女性が私の中の理想のBOSSです」。溝端が「絵里子さんというか、天海さん。いつも現場をしめてくれて」と答えると天海が「（私の印象）怖いじゃない！」と。それに対し溝端は「一番の男前は天海さん、いつも現場しめてくれて」とかぶせ、「緊張感をくれたり、現場を和ましてくれたり、大船に乗った気持でやってます。天海さんについていきます！」と宣言。

吉瀬も「理想のBOSSは、現場をしめてくれてくださる天海さん」と「しめる」ネタで対抗。さらに「現場を明るくしていただけるんですね。楽しく、丁寧にいろんなことを教えてくださるんで、いいなと思います」と。ケンドーコバヤシは「ひめかさん」と。皆がざわつくと「五反田の女王様です。僕を上手にしめてくれるんです」と大人の冗談で語り、「天海さんは理想のBOSS像に近い。いつでもしめてくれそう」とネタをかぶせ、これには天海もこらえきれずに爆笑した。温水は「背の高い女性がいいなと思いますけど。Mっ気じゃないですけど…。この人に怒られたら頑張れるなという天海さんのような人にはついていきたい」と告白。玉山は「僕の失恋の悩みから、台本の読めない漢字の振り仮名ふってくれたり、海外ロケで買い物しすぎてカードが止まったのを心配してくれたり、BOSSを超えて母のよう」と天海をベタ褒めした。

撮影の苦労についての質問もあり、天海は「さらりとやっているように見せたいので苦労はトップシークレット。でも、事件解決にいたる糸口を見つけたときの呼吸などに気をつけている」と語り、その“男前”ぶりを裏付けるコメントをした。現場でも、天海がスタッフやキャストをまとめ上げ、時には冗談を交えつつ撮影を。その雰囲気がよく出た楽しい会見は、天海のBOSSぶりと、メンバーの強烈な個性をさらに印象付けるものになった。ちょっとオシャレで今までにない刑事ドラマに今後も期待だ。

釈由美子ほか

安達元一原作の驚愕のラブサスペンスで、釈由美子が謎のディーラーを！

人気放送作家・安達元一が放つ初小説をドラマ化した釈由美子の主演作で1話完結の驚愕のラブサスペンス。釈が謎めくディーラー・氷室冴に扮し、真実の愛を知るための奇想天外なゲームが始まっていく。

1億円を賭ける“LOVE GAME”がひっそりと行われていた。ディーラーを務める氷室冴(釈由美子)は、正体をあらわさない謎めく主催者・黒宮の指示を受けて、都心のマンションに妻・由布子（北川弘美）、3歳の息子と幸せに暮らす滝沢光一(塩谷瞬)に接触をはかり、「8時間以内に、奥様に離婚届に判を押させることができたら1億円を差し上げます」と持ちかける。光一はちゅうちょするが、ノーリスクで1億円をもらえる儲け話に乗り、由布子に離婚をと言い出す。冴たちは光一らプレーヤーの生活を完全に監視し、8時間たったらゲームだったとバラしてもよいことになっている。勝算があった光一は、自分の言うことは何でもよく聞く元CAの由布子に離婚届に判を押させようとするが、そこで思ってもみなかった由布子の反撃にあい、夫婦の愛が試されていく…。

●氷室冴（28）
（釈由美子）
“LOVE GAME”のディーラー。愛を知らず冷酷。姿を見せない大富豪・黒宮の指示を受けて、プレーヤーと接触。生い立ちについては本人も記憶があいまいで、何かに操作されている感じを受ける。一流ブランド品で身を包み、美しく妖艶、だが華美な印象はまったくない女性。