2009年5月13日0時58分
自民党の菅義偉選挙対策副委員長らは12日、国会議員の世襲制限などを目指す議員連盟「新しい政治を拓(ひら)く会」(仮称)を21日に発足させることを決めた。会長には河野洋平衆院議長の長男・河野太郎衆院議員が就く。
国会議員の親族が同じ選挙区から立候補することを党の内規で制限するほか、国会議員の定数を1割以上削減する案も検討する。自民党の全議員に参加を呼び掛け、数回の会合で提言をまとめる方針。
菅氏は選挙公約をまとめるプロジェクトチームの座長に就いて世襲制限の実現を目指すとみられていた。だが、党内に反発が広がったため座長には就任せず、議連を舞台に党内論議を引っ張る考えだ。