振り込め詐欺仲間割れで元リーダーら控訴審初公判　東京

　振り込め詐欺グループの仲間割れからメンバー４人が暴行され死亡した事件で、殺人や傷害致死などの罪に問われ、１審千葉地裁で求刑通り死刑判決を受けたグループのリーダーで無職、清水大志（２９）ら２被告の控訴審初公判が１９日、東京高裁（長岡哲次裁判長）で開かれた。清水被告は「共謀の認定について１審判決には事実誤認がある」として死刑回避を求めた。１審で無期懲役とされた無職、渡辺純一被告（３１）も減刑を求めた。一方、検察側は、１審判決が被害者のうち１人について殺人罪を適用せず、傷害致死罪としたことについて事実誤認を主張した。