4人リンチ死事件、2審も死刑 元グループリーダー架空請求詐欺グループの仲間割れで男性4人がリンチを受け死亡した事件で、殺人や傷害致死などの罪に問われた元グループリーダー清水大志被告(29)の控訴審判決で、東京高裁は12日、1審千葉地裁の死刑判決を支持、検察、被告双方の控訴を棄却した。被告側は上告する方針。 長岡哲次裁判長は「人命を無視した冷酷かつ残忍な犯行で中心的役割を果たした。反省の念に乏しく、更生は困難」と述べた。 一方、検察側が殺人罪の被害者とした3人のうち1人については殺意を認めず、1審判決と同様に傷害致死罪を適用。殺害の共謀を否定した弁護側の主張も「被告から殺害を指示されたという共犯者の供述は信用できる」と退けた。 判決によると、清水被告らは共謀し2004年10月、架空請求詐欺で得た金を奪おうとした仲間4人を監禁。リンチで2人を殺害し、2人を死亡させ、遺体を茨城県内で埋めた、としている。 事件ではグループの仲間ら計18人が1審で有罪判決。清水被告と、殺害の実行役とされる伊藤玲雄被告(34)は死刑判決を受けて控訴し、無期懲役だった渡辺純一被告(32)は控訴審で死刑判決となり上告している。 【共同通信】
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