千葉放送局

2009年5月12日 17時40分更新

詐欺Gリンチ殺人2審も死刑


振り込め詐欺グループの仲間割れでメンバー4人が暴行され死亡した事件で、殺人などの罪に問われた主犯格とされた男に東京高等裁判所は死刑を言い渡しました。

5年前、東京・新宿の事務所で振り込め詐欺グループの仲間割れからメンバー4人が集団で暴行され死亡した事件では、主犯格とされた清水大志被告(29)が殺人や傷害致死などの罪に問われ、千葉地方裁判所で行われた1審で死刑が言い渡されていました。
12日の2審の判決で東京高等裁判所の長岡哲次裁判長は「清水被告はメンバーの殺害を主体的に実行に移した。責任は重大なのに不自然な弁明を繰り返し反省しておらず更生は著しく難しい」として死刑を言い渡しました。
この事件では、殺害を指示したとされた男と実行犯とされた男がいずれも死刑判決を受けて上告や控訴していますが、清水被告も判決を不服として上告する方針です。