武藤水華は、普通の羊の夢を見るか？

武藤水華はファンにもっとも愛されてたハロプロエッグだった。
ムッチぃは2004年、「ハロプロエッグオーディション2004」に合格し、ハロプロに入った。
このとき、ムッチぃは、埼玉県北葛飾郡杉戸町の広島中学校に通う１年生だった。
小学校の頃は、父（サッカーコーチ）や兄の影響で、スポーツ少年団でサッカーをしていた。
しかし、入った中学では、部活として女子サッカーがなかったため、陸上部に属し、長距離を主に活動していた。
「ムッチぃブログ」では「高校に入ったら必ず女子サッカーをやる。」と宣言していた。
なぜ、そんなことがいえたかというと、広島中の隣には、杉戸農業高校があり、そこの女子サッカー部は、町内や草サッカーチームや、市内のリーグに参加するようなレベルではなく、県のトップリーグに参加する強豪チームで、それが身近にあったからだ。。
ムッチぃは、学校帰りに、金網越しにグランドの杉戸農業高校女子サッカー部の練習をみつめていたに違いない。

2007年1月28日、「Hello! Project 2007 Winter 〜集結! 10th Anniversary〜」をもって、あさみとみうなが、ハロプロを卒業した。
あさみと、みうなが大好きだムッチぃは号泣した。
泣きはらした顔が、そのDVDのバックステージをうつした特典映像で、あさみとみうなが挨拶している後ろにみえる。
ムッチぃは、この日のために、たくさんリハを重ねてきたが、数日後（２月上旬）に杉戸農業高校の受験を控えての、ハロコン参加だった。
結局、ムッチぃは、杉戸農業高校の受験ははうくいかず、隣町の埼玉県幸手市の、埼玉県立幸手高等学校に入学した。
ここも、女子サッカー部はなく、「高校に入ったら女子サッカーをやる。」という夢はかなえられなかった。

ハロプロが、大好きで大好きで、しょうがないムッチぃ。
なんとか、サッカーで貢献したいと願っていたが、またもサッカーをする機会に恵まれず、願いはかなわなかった。

2004年に、ハロプロ・エッグ（サッカー研修生）に合格した、武藤水華、田中杏里、是永美記、川島幸の４人。
是永美記、川島幸は、サッカーのみの合格だったが、川島幸は2005年9月にハロプロを離脱、是永美記は、音楽活動もするようになったが、2008年1月にハロプロエッグを卒業してしまった。
田中杏里は、2006年7月、サッカー研修生から離脱し、音楽活動のみとなった。

ハロプロ・エッグ（サッカー研修生）としてただ一人になってしまったムッチぃ。
2007年12月7日〜9日に、福島県のJ-VILLAGEで行われた、ガッタスの合宿で目にした「Gatas Brilhantes H.P.新メンバーオーディション2007」の合格者、藤咲由美、永井沙紀、菅原佳奈枝、深谷愛の実力。

自分を上回るタレント。
たった一人のサッカー研修生として、どうすればいいのか？
特に普段は、サッカーの練習をしていない自分。
この先、どうすればいいのか？
「サッカーで、ハロプロの役に立っていないのでは」という疑念。
ムッチぃがたどり着いた考えは、「身を引く」だった。

そして2008年4月28日の発表となる。

普通の高校生としての生活に戻りたい、という申し入れがありました。
事務所としましては、これらの申し入れを承諾し、４月３０日をもって、全ての活動から卒業するということになりました

ムッチぃは、普通の高校生を楽しんでいるだろうか。

去年(2007年)の11月13日に行われた、幸手高校の校内長距離走大会。
小春日和に恵まれたこの日、二年生、三年生が上位を占めるなか、たった一人、一年生ながら2位とういう上位に食い込んだムッチぃ。
幸高通信23号
今年も、昨日（2008年11月13日）、小春日和に恵まれる中、幸高長距離走大会が行われた。
柔らかい日差しのさす中、ムッチぃは誰よりも早くゴールのテープを切ることが出来ただろうか。

リトルガッタス対ファンタジスタ(2006.3.19)埼玉スーパーアリーナ
ヲタには不評だったが、私は大好きな試合。
武藤水華・田中杏里コンビのラスト（めぐぅもいるよ）