10日、中国南部の水資源により北部の慢性的な水不足を解消する「南水北調」プロジェクトが、北京市で5年延期されると北京市水務局局長が明らかにした。写真は「南水北調」の北京区間の工事現場。
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「南水北調」計画が5年延期へ、水不足さらに厳しく―北京市
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2009年5月10日、中国新聞社によると、中国南部の水資源により北部の慢性的な水不足を解消する「南水北調」プロジェクトが、北京市で5年延期されると北京市水務局の程静(チョン・ジン)局長が明らかにした。
程局長によれば、本来の計画では、2010年までには「南水北調」プロジェクトにより10億立方メートルの水資源が長江から北京市に送り込まれる予定になっていたが、プロジェクトの進捗状況などにより、実施が2014年にずれ込むことになった。これにより、ダムの貯水不足や地下水位の下降など、北京市の水資源を取りまく状況は今後一層厳しさを増すことが明確となった。
北京市は9年連続の干ばつにより深刻な水不足となっており、1人あたりの平均占有用水量は300立方メートルに満たない状況。国際的に取り決められている水不足の最低水準の3分の1にも満たず、中国の平均水準でも8分の1でしかない。
市水務局では今年、節水を徹底させ、GDP1万元あたりの用水量をさらに5%減少させる計画となっているほか、再生水の利用範囲拡大や、水資源の使用量が多く汚染レベルの高い企業を北京市から移転させるなどの対策を採る。(翻訳・編集/岡田)
程局長によれば、本来の計画では、2010年までには「南水北調」プロジェクトにより10億立方メートルの水資源が長江から北京市に送り込まれる予定になっていたが、プロジェクトの進捗状況などにより、実施が2014年にずれ込むことになった。これにより、ダムの貯水不足や地下水位の下降など、北京市の水資源を取りまく状況は今後一層厳しさを増すことが明確となった。
北京市は9年連続の干ばつにより深刻な水不足となっており、1人あたりの平均占有用水量は300立方メートルに満たない状況。国際的に取り決められている水不足の最低水準の3分の1にも満たず、中国の平均水準でも8分の1でしかない。
市水務局では今年、節水を徹底させ、GDP1万元あたりの用水量をさらに5%減少させる計画となっているほか、再生水の利用範囲拡大や、水資源の使用量が多く汚染レベルの高い企業を北京市から移転させるなどの対策を採る。(翻訳・編集/岡田)
2009-05-11 19:33:20 配信
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