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爽快ショウブ湯家族でゆったり

ショウブが浮かぶ露天風呂でくつろぐ客(高松市内で)

 端午の節句の5日、県内の多くの銭湯で長寿薬とされるショウブ湯のサービスが行われた。家族連れらが爽快(そうかい)感を楽しみ、大型連休終盤の疲れを癒やした。

 高松市高松町の「クア温泉屋島」では、長さ約1メートルのショウブを、男女の湯に100本ずつ用意。小分けした束を浮かべた露天風呂に、みずみずしい香りが湯気とともに漂った。常連客の同市松縄町、無職和良地朝雄さん(83)は「幼い頃の五右衛門風呂を思い出し、リラックスしました」と、手ぬぐいを頭に乗せていた。

 県公衆浴場業生活衛生同業組合(28店加盟)は、8月にレモン、10月にスダチ、12月にユズの季節湯を提供しており、永木茂理事長は「家庭の風呂では味わえない風情を銭湯で楽しんでもらいたい」と話している。

2009年5月6日  読売新聞)
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