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一瞬で10ページの企画書を完成させるフォーマット
■「勝てる企画書」の極意
今回からは、より実戦に使える「勝てる企画書」の作り方を紹介していきたい。
企画書作成でまず悩むのは、最初の1ページ目だろう。何から手をつければいいのか悩むうちに、時間だけが過ぎていく。こんなときには「カタチから入る」のも手だ。たとえば、10ページほどの企画書を作成するときは、以下のような流れが一般的だろう。
①表紙②まえがき(企画趣旨・企画概要)③背景④目的⑤提案コンセプト⑥方策⑦要件⑧想定効果(実施メリット)⑨スケジュール⑩予算⑪課題⑫終わりの挨拶
むろん、これらの中には順序を入れ替えたり、省いていい部分もある。だが、不可欠なのは⑤の提案コンセプトと⑧の想定効果だ。これは言い換えれば「企画のキモ」と「相手方のメリット」だ。そして、⑨のスケジュールと⑩の予算も大切。この2つがないと、提案した相手はいいも悪いも返事ができない。
次いで重要なのは、①の表紙と②のまえがき。企画書は“つかみ”、とくに前半部分が大切だ。表紙もおろそかにせず、相手に「一言でわかる企画のメリット」を訴求すべき。また、②のまえがきは、企画への熱意を訴える意味でも重要だ。
こうして作った10ページ程度の企画書は、プレゼン時間でいえば15―30分ぐらい。時間的にも長すぎず適量だろう。
この一連の流れをマトリクス(上図)にまとめてみた。これを参考に、たとえばパワーポイントの各ページに「まえがき」「背景」などのタイトルを書き込んでみてほしい。書き終えたときには「企画書の背骨」ができあがる。あとは、必要な事項を各ページに書き込むだけだ。
最初にフォーマットを決めてしまうと、自然な形で企画書の作成に入れる。ぜひ、このマトリクスを活用していただき、企画書作成の時間短縮かを図ってほしい。
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●筆者・藤木俊明
「スピード感のある企画書とプレゼン」を提唱する実戦型プランナー。コンテンツ企画制作会社「ガーデンシティ・プランニング」代表。近著は『「通る」企画書・報告書が60分で作れる本』(インプレスジャパン刊)。
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この連載では、「勝てる企画書」を30分間で作成するための極意と技術を筆者・藤木氏が伝授します。また、当記事の内容に沿った講演を藤木氏が行う無料ウェブセミナーも、インターネット動画放送局「インプレスTV」で同時開催中です。同サイトでは、当記事で紹介した企画書のフォーマットデータを無料でダウンロードできます。
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トラックバック時間: 2007年02月21日 12:18
あぁ、普段俺が作ってる企画書も同じような流れが多いなぁ。 下手くそな人って、最初に企画書の構成案を作らないんだよね。
「一瞬で10ページの企画書を完成させるフォーマット」の続きを読む
トラックバック時間: 2007年02月21日 18:35
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トラックバック時間: 2007年03月08日 09:43