白血球が破壊される?!エイズ
A.AIDS(エイズ)とは、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)の感染によって、 白血球内のリンパ球T細胞が破壊されてしまうために、おこります 白血球のことを話すなら、「エイズ」のことを忘れてはなりません...
A.AIDS(エイズ)とは、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)の感染によって、
白血球内のリンパ球T細胞が破壊されてしまうために、おこります
白血球のことを話すなら、「エイズ」のことを忘れてはなりません!
あなたはもちろん!「エイズ」っていう名前はよく御存じでしょう?!
世界的に感染者数は増加の一途ですが、
まだ、治療法が確立されていない、こわい病気だってことも!
でも、どうして「エイズ」がこわいのか?よくわかっている人は少ないのでは?
★HIV と AIDS
まずは、略号から・・・
● HIVとは
ヒト免疫不全ウイルス(Human immunodeficiency virus)の略。
現在までに、HIVは、HIV-1型とHIV-2型が認められていますが、
世界で蔓延しているのはHIV-1型のほうです。
●AIDS(エイズ)
後天性免疫不全症候群(Acquired Immunodeficiency Syndrome) の略。
AIDS(エイズ)とは、
HIV(ヒト免疫不全ウイルス)の感染によって、免疫の中枢である
白血球内のリンパ球T細胞が破壊されてしまうために、
免疫機能が働かなくなり、体内に侵入してきたウイルスや細菌などの
繁殖に対して,抵抗できなくなってしまい,
さまざまな病気を引き起こした状態のことをいうのです。
★HIVウイルスの感染
感染後、HIVウイルスは白血球(リンパ球)の中で増殖を続けるので、
一度感染すると、いわゆるウイルス保有者となります。
エイズの電子顕微鏡像
でもHIVウイルス保有者の全員がエイズ(AIDS)患者となるとは限りません。
それは、HIV感染からAIDS発病までには、平均13年と長いからです。
HIVウイルスの感染後1週間程度で、発熱、倦怠感、咽頭痛、頭痛、リンパ節の
腫脹、皮膚の紅斑などの初期症状が出る場合がありますが、すぐに症状が消え
るので見逃されてしまうことが多いです。
感染してから5〜10年位を経て、免疫力が低下してくると、
日和見感染症
(通常はかかっても発病しない、細菌・ウイルス・原虫・カビなどの微生物に
侵されることによって発症する感染症のこと)
による症状
持続する下痢・発熱。体重減少、リンパ節の腫脹などが現れてきます。
日和見感染症を発症してからの状態をエイズと呼びます。
エイズのこと!すこしはわかっていただけたでしょうか?
エイズになってしまったら、他のウイルスや菌などに対する抵抗がなくなるわ
けです。
ですから、風邪なんてひこうものならたいへん!!死に至る危険があります。
また、肺や手の平、体に「カビ」が生えてしまうことだってあるのです。