暗黒の月曜日
偶然悪いことが重なったままブラックマンデーの日を迎えてしまった主人公。実際に起きたブラックマンデーを題材にした短編であるが、そこは清水一行、タダでは終わらない。強烈なラストが待つ。 その他夫婦間や男女にまつわる短編など |
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本格推理。下巻の半分を超えたところで第二の殺人が起きるなんて・・!手紙で告白形式の以外なラストも注目。
間違えられて殺されたんじゃないかと思うくらい手掛かりの全くない殺人事件を追う被害者の妻の弟の画家。彼にも魔の手が伸び・・・。 しっかりきっちり、の推理小説。あれだけの最小限の登場人物でここまで話を膨らませられるということがやっぱり凄い! |
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新聞記者に弱みを狙われ出世の道を阻まれた銀行員が、世に問うために殺人を決意する。冒頭のシーンでは大悪人のように見えるが、銀行員の頃は普通そのもの。だんだんと変わっていく姿が面白い。清水一行の小説ではよくカストリ経済誌の記者が出てくるが、今もいるのかなあ。いるんだろう。
一人の人間の心情をずっと追っていくと言うかなりの力作! |
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