タイで新型インフル感染者 東南アジアで初の確認【バンコク12日共同】タイのアピシット首相は12日、同国で初めて新型インフルエンザの感染者を確認したことを明らかにした。 東南アジアでの感染確認は初めて。 患者は既に退院し、2次感染の心配はないという。タイ政府は検体を米疾病対策センター(CDC)に送り、検査を進めていた。 東南アジアでは数年前から鳥インフルエンザ(H5N1型)の人への感染が続いており、専門家は「複数のウイルスが同時に混在し遺伝子が交雑することで、ウイルスの型が大きく変異する可能性はある」と指摘。世界保健機関(WHO)などは、今後注意深く監視する必要があるとしている。 ただ、鳥インフルエンザの感染拡大に備えた準備も進んでおり、東南アジア諸国連合(ASEAN)各国には既に抗ウイルス薬50万人分が配布され、シンガポールにも50万人分を備蓄している。 タイの日本大使館によると、同国の在留邦人は約4万4000人(2008年10月現在)で、東南アジアで最多。大使館では今後、相談窓口を設置して対応する方針。 【共同通信】
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