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フィギュアコーチ 13歳教え子暴行

 名古屋市のスケートクラブに通っていた女子中学生(13)が元コーチの男性(56)から性的暴行を受けたとして、強姦(ごうかん)致傷容疑で愛知県警瑞穂署に刑事告訴していたことが21日、分かった。元コーチは「日本フィギュアスケーティングインストラクター協会」の理事で、五輪代表選手の育成をした実績もある“名コーチ”として知られている。

 世界トップクラスの実力と人気を兼ね備えた浅田真央や安藤美姫の出身地でもある“フィギュア王国”名古屋で、コーチが教え子の中学生をレイプしたというショッキングな疑惑が浮上した。

 瑞穂署などによると、女子生徒は4月10日夜、名古屋市瑞穂区にある元コーチの自宅に母らと宿泊。1人部屋で寝ていたところ、部屋に入ってきた元コーチから性的な暴行を受けたとされる。

 女子生徒は母親とともに同月、瑞穂署に相談し、5月上旬には告訴状を提出。同署は「5月に告訴状を受理した。被害の申し出に基づいて粛々と捜査を進めている」とコメント。コーチ側は事実を否認しているという。

 関係者によると、女子生徒は「夜になると(当時のことが)フラッシュバックしてくる」と話すなど、相当ショックを受けているという。別の関係者は「元コーチは直後に女子生徒側に“妻と間違えた”と釈明したそうだ。女子生徒は医師から暴行によるPTSDと診断された。精神的に不安定で寝食もままならない状態」と話す。

 元コーチは選手時代の1967年、全日本フィギュアスケートジュニア選手権で優勝した経歴を持つ。現役を退いてからは、名古屋市のスケートリンクで指導に当たってきたといい、全日本や全日本ジュニアの選手を多数育成。アルベールビル(92年)、リレハンメル(94年)の両冬季五輪に日本代表として出場した教え子もいる。

 また、トリノ五輪(06年)金メダリストの荒川静香らを指導した佐藤信夫氏が理事長を務める「日本フィギュアスケーティングインストラクター協会」(横浜市)では広報部理事の職に就いていた。同協会の大西勝敬副理事長は「コーチは4月から病気で入院しており、話を聞けていない。温厚な人柄で、子供たちにも人気だったので信じられない。事実確認に努めたい」としている。

[ 2008年05月22日 ]

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