県内ニュース

イブニング・シックス

ネコの駅長同士が夢の対面(05月11日)

「ネコの駅長」同士が、夢の対面が実現しました。会津若松市の芦ノ牧温泉駅でそのかわいらしさから人気を集めているネコの駅長のもとをきょう、岡山県で同じく駅長を務めているネコが訪れました。会津鉄道の芦ノ牧温泉駅で去年4月から東日本では初めての「ネコの名誉駅長」を務めている「ばす」。今ではすっかり人気者になったばす駅長をきょうは先輩のネコの駅長が訪ねてくるとあって、小さな駅に大勢の人が詰めかけました。ばす駅長を訪ねたのは岡山のネコの駅長「コトラ」。コトラは7年前、岡山県の「旧・片上(かたかみ)鉄道」の保存会の会員に拾われ、「吉ヶ原(きちがはら)駅」の「駅長ネコ」に抜擢されました。それ以来、片上鉄道の保存活動に一役買ってきた「ネコの駅長の先輩」です。いきなりの出会いのキスと駅長同士、心は通じていた!と思いきや体重8キロという大きなコトラ駅長が激しく威嚇。初めての2ショットは車を挟んでということになってしまいました。このあとも、コトラ駅長は終始興奮気味の様子。それでも大好物のかつお節のプレゼントには少し機嫌を取り戻したようでした。関係者にとっては話題作りの夢の対面でしたが、2匹のネコ駅長の本音はネコだけに「にゃんとも」わかりません。

文化財への補助打ち切り見直しを県に要望(05月11日)

県が今年度国が指定する文化財の補修などへの費用補助を打ち切ったことに対し文化財の所有者たちが補助の復活を求める要望を行いました。今回県に国が指定する文化財への補助の復活を求めたのは県内で重要文化財を所有する人たちで作る団体です。国指定文化財の修理や保存に必要な経費のおよそ半分は国が補助していますがこれまで、残る経費の一部を県も補助していました。しかし県では予算が厳しくなる中県の指定文化財の財源を確保するため国の指定文化財への補助を打ち切ることを決めました。これに対し県重要文化財所有者連絡協議会の轡田(くつわだ)理事長は「県が文化財についてどういう風な認識を持っているかという根幹に関わる問題なので非常に今回の措置については残念に思っている」と話しています。県によりますと昨年度、県が補助した国指定文化財の補修などの事業はあわせて38件で総額2588万円。このうち21件の事業が今年度も引き続き行われています。県では、補助の復活は難しいとしていますが団体では今後も県議会などに対し要望活動を続けることにしています。

産廃処理法違反の従業員に有罪判決(05月11日)

福島市の産業廃棄物処理業者が汚泥を不法に捨てようとしたとして社員などが産業廃棄物処理法違反の罪に問われていた裁判で、裁判所はきょうこの会社の従業員に対して有罪判決を言い渡しました。産業廃棄物処理法違反の罪に問われているのは、福島市にある「富岡興業」の従業員遠藤忠浩(えんどうただひろ)被告です。判決によりますと遠藤被告は会社の上司と共謀の上、去年12月福島市曾根田町(そねだちょう)にある自社の給油所に汚泥およそ1340キロを不正に捨てようとしたとされています。きょう開かれた判決公判で、鈴木信行(すずきのぶゆき)裁判官は「犯行は相当悪質で、実行犯として刑事責任は軽視できない」としながらも、「犯行は上司の指示で反省もしている」として遠藤被告に懲役6か月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。

会津出身の作詞家が菅家市長表敬(05月11日)

戊辰戦争を戦った会津藩士の娘の物語を歌にした曲を歌手の石川さゆりさんが歌うことになりました。きょうはこの曲を作詞した石原信一(いしはらしんいち)さんが会津若松市の菅家市長を訪ね歌の完成を報告しました。菅家市長を訪れたのは会津若松市出身の作詞家石原信一さんです。祖先が会津藩士でもある石原さんは今回戊辰戦争で敗れた会津藩士の娘が移り住んだ青森で懸命に生きる姿を詞にしました。作曲は歌手の堀内孝雄さん行い完成した歌「流星雨(りゅうせいう)」は石川さゆりさんが歌うことになりました。石原さんは石川さゆりさんが「会津の女の人の芯の強さや心意気を伝えていきたい」と話していたことを伝えると菅家市長は「ぜひ会津の歴史を全国に発信してもらいたい」と話しました。「流星雨」が収録されている石川さゆりさんの新しいCDアルバムは今月20日に発売となります。

国見町の国道で大型トレーラー横転(05月11日)

きょう昼ごろ、国見町の国道4号線で、大型トラックが横転する事故があり、59歳の男性が軽いケガをしました。事故があったのは国見町貝田(かいだ)の国道4号線できょう正午過ぎ、下り車線を走っていた大型トラックが道路脇ののり面に乗り上げ横転しました。この事故で、大型トラックを運転していた国見町の会社役員草野達郎(くさのたつお)さん59歳がドクターヘリで医大へ搬送されました。草野さんは右腕打撲の軽傷で命に別条はないということです。草野さんは、会社の大型トラックを宮城県の修理工場まで運ぶ途中だったということです。この事故で、現場の国道は午後2時半からおよそ50分に渡り上下線とも通行止めとなりました。現場は、ゆるやかなカーブで警察で詳しい事故の原因を調べています。

小沢民主党代表辞任表明で県内にも衝撃(05月11日)

民主党の小沢一郎代表が補正予算案の審議が終わるのを待って、代表を辞任する考えを示しました。突然の辞意表明に県内にも衝撃が走りました。民主党の小沢一郎代表はきょう夕方、現在、国会での補正予算案の審議が終わるのを待って党代表を辞任する考えを示しました。西松建設をめぐる政治献金事件で秘書が逮捕起訴されたことを受けて、衆院選への影響を避けるために辞任を決断したとみられています。突然の辞意表明に民主党県連の中村秀樹幹事長は「現時点ではプラスかマイナスか分からない。これを機に支持率が上がるように県連として準備し選挙に備えたい」と話しました。

尾瀬のシカ猟銃捕獲を開始(05月11日)

尾瀬で貴重な植物がシカに食い荒らされている問題で、見合わされていた銃を使った捕獲がきょうから始まりました。環境省によりますと、尾瀬国立公園には10年前の3倍以上になるおよそ300頭のニホンジカがいるとみられ、湿原の貴重な植物が食い荒らされる被害が相次いでいます。このため環境省はことしから、特別保護地区でシカを捕獲することを認めていましたが、当初、猟銃を使った捕獲を見合わせていました。しかし、きょうから猟銃を使った捕獲を行うことになり、地元の猟友会のメンバー2人が現地に入りました。しかし、きょうはシカは確認されなかったということです。猟銃を使った捕獲は山開きが行われる今月20日まで続きます。

アクアマリンで釣り大会(05月10日)

いわき市のアクアマリンふくしまで釣った魚をその場で食べることが出来るイベントがきょうから始まりました。この釣り大会は海や魚に関心を持ってもらおうと開かれたもので家族連れなどがおよそ2000匹の魚が泳ぐ人工のビーチに釣り糸を垂らしていました。釣竿にはメバルやアジなどが次々にかかり中には立派なタイを釣り上げる人もいました。釣った魚は1匹250円でその場で空揚げに調理され自分の釣った魚の味を楽しんでいました。この釣り大会は来月28日までの毎週日曜日に行われます。

クマガイソウの里まつり始まる(05月10日)

絶滅が心配される「クマガイソウ」の群生地、福島市松川町で「クマガイソウの里まつり」が始まりました。福島市松川町の水原地区は国内での数少ないクマガイソウの群生地として知られています。「クマガイソウ」は国や県が絶滅危惧種に指定しているため地元の自然を守る会では毎年、「クマガイソウの里まつり」を開いて保護を呼びかけています。およそ1万5千株の「クマガイソウ」は半分ほどが赤紫色の可憐な花を咲かせ始めていて「幻の花」を一目見ようと訪れた人たちは、写真を撮るなどして楽しんでいました。「クマガイソウの里まつり」は今月31日まで開かれ期間中は全国からおよそ1万4千人が訪れるということです。