お月様のひとり言

月の灯ほどの想い

別部屋 1月

2009-05-09 06:20:18 | Weblog
家の18歳の爺様は、4年ほど前から、一年に一度の割合で、食道に物を詰まらせて病院へ担ぎ込まれます。
これまで、りんごが3回、桃の種を一度。

食い意地の張っている爺様だからなのだろうか?と思いましたが、年齢によるものもあるのだろうと思います。
かなり用心をしてカツトして食べさせているのですが、タイミングもあるのでしょうが、綺麗に食道に嵌り込んで取れない時が昨夜で4度目でした。

かかりつけの先生に電話をした所、生憎ワックスをかけているため診察ができないとのことで、夜間診療先を教えていただき、その病院へ飛び込みました。

で、電話していたのでスタンバイしていただいていたのですが、経験が浅いのか、心許ない印象・・・。

で、ご飯つぶを食べさせたら、くっついて出て来るかもと、ほか弁やさんでご飯を購入されまして・・・。

詰まっているのに、余計に詰まらせてどうする!の結果です・・。

爺様は齢のため、心臓も少し弱っており、これ以上ダメージを与えてほしくありません。

で、夜間の先生はクニャクニャしたゴムの管を、爺様の鼻から入れようとなさいます。

「そんなもので押し出せるのですか?」と聞いたら、「やってみます!」と元気良くお返事・・・。

案の定、爺様が鼻から大人しく入れさせる筈もなくアウト・・・。

小1時間は経ったでしょうか、その間、爺様は七転八倒の苦しみです。

「炎症を治めるために、ステロイドを注射します。」と言われた時点で、

「原因を取り除かずにそんな物をしても、無駄!もう結構!」と診察代6千円を払ったと時に、かかりつけの先生から電話が。

「直に診て下さい!」の私と「直に来てください」の先生の言葉が被って速攻で行きました。

詰まってから2時間は経っています。
その間、爺様は泡を吐き続け軽い脱水症状も出ています。

着いたと同時に。麻酔を打って貰い、内視鏡で無事に胃に押し入れる事ができました。
最小限の麻酔なので、覚めるのも早く、爺様は「あれま、なんか知らんけど楽になったわ」と半分力が入らない状態で、家に帰ったのが明くる日に日付が変わる頃でした。

やれやれ・・・。緊張と安心で、ガチガチに肩が凝りまくった昨夜でした。

若い頃は、なんでもなかった食べ物が、つまり易くなるのが加齢です。
人と同じですね。
4年前に大手術をして、その時に終わっていた筈の爺様の人生です。
この4年は神様からのご褒美だと思って、苦しい事や辛い事がないように過させているつもりなのですが、中々、イロイロ心配させてくれます。
まだまだ、私の注意力が足りないのでしょうね。

と、昨夜の出来事が嘘のように、ご飯も綺麗に完食して、足取り程程の軽やかさでお散歩にも行きました。

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